旅行・山行記録

エベレスト街道・トレッキング

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11月24日(木)

              

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Copyright © 2016, Kengo Tachibana. All rights reserved.
Created: September 16, 2016
Updated: December 09, 2016

ball_magenta2.gif 8日目 11月24日(木)
  • 天候:晴
  • 起床:5時30分
  • 朝食:7時
  • トレッキングE:キャンジュマからモンジョまで、9.0km、全行程約9時間、実歩行約6時間
  • :コース・経路などは「クムジュン 11/21」ページ【詳細地図】参照。)
    キャンジュマKhyanjuma08:10→10:30ナムチェ("Hotel Snow Land"にて休憩・昼食、バザール散策・買い物など)13:30→17:00モンジョMonjo
  • 観光:ナムチェ・バザール
  • 夕食:18時45分
  • 宿泊:モンジョ Monjo "Welcome Sherpa Lodge"
  • 日誌
    • キャンジュマから2日かけてルクラまで戻る。今日はモンジョまで9.0km、次の日はモンジョからルクラまで12.7km、二日とも相当な距離を歩く。しかし、いずれも行程全体としては下ることになるので、あの上りのきつさに比べれば楽なものである。そのため、最後の2日間は、この街道のトレッキングにすっかり慣れ、その余韻をも味わいつつ歩いたように思う。苦しいこともあったのだが、ここに至り、それも懐かしい思い出になるように感じた。
    • キャンジュマの朝、宿の前の街道に露店が早くも開店した。お土産としてヒマラヤの毛糸の帽子を3個買い求めた。それらは強烈な日に照らされ、紫外線も強いのだろう、少し色あせた所があった。しかし、そのために新品よりもなかなかいい味を醸し出しているのが好ましかった。
    • シャンボチェの丘の東をトラバースするほぼ平坦な街道をナムチェへ向かう。快適な歩きだ。エベレストやローツェなどを振り返り見ながら少しずつ下って行く。やがてナムチェ到着。先日シャンボチェの丘へ登った道との分岐を通過、ナムチェの町に入り、"Hotel Snow Land"で休憩と昼食、その後希望者はナムチェ博物館見学と買い物、他は自由に町中を散策・買い物(私はこちら)、下の噴水の所で落ち合うことになった。もちろん、いずれのグループにもガイドもしくはリーダーが付き添ってくれた。噴水の所から少し下ってナムチェの下の門をくぐり、この町を後にする。
    • 数日前あれほど苦しんだラルジャの二重橋まで、今度は楽々と下って行く。二重橋の上の橋を渡り、ドゥード・コシ川の岸辺を下りて行く。ジョルサーレを過ぎ、サガルマータ国立公園チェックポイント通過、モンジョの宿"Welcome Sherpa Lodge"に落ち着いた。ここまで来れば後は長いが、街道をルクラまで下るだけ、一安心ということで、記念に(と言うのも少し変だが)夕食前に「エベレストビール」を一缶飲んだ。体調回復を証明するかのように、ビールは大変美味しく感じられた。
    • 荷物を運ぶ動物たち
    • 今回多くの荷役用の動物たちと出合った。写真を撮った動物にその名を付してはいるが、全く自信はない。ゾッキョとヤクや牛、ロバとラバとウマ、それらを見かけてもその場で種を区別・特定するゆとりがなかったし、後で写真を見てもよく分からないものが多い。このような動物たちがエベレスト街道で様々な物資を運んでいるということを大雑把にまとめただけである。参考
      にしたのはウィキペディア、その他ネットの各種サイトである。 【ヤク】
      標高4,000-6,000メートルにある草原、ツンドラ、岩場などに生息する。高地に適応しており、体表は蹄の辺りまで達する黒く長い毛に覆われている。換毛はしないため暑さには弱い。高地に生息するため同じサイズの牛と比較すると心臓は約1.4倍、肺は約2倍の大きさを有している。ヤクの糞は日干しにして燃料となる(クムジュンかキャンジュマだったか、一度だけロッジ広間のストーブで燃やされているのを見た)。
      【ゾッキョ】 Dzopkyo
      雌のヤク(正確にはナク)と雄のウシの交配種。雄(一代限り、生殖能力はない)のゾッキョが荷役用に使われ、雌(正確にはゾム)は妊娠可能で乳牛として用いられる。ヤクがより標高の低い場所でも活躍できるよう作り出された。街道では非常に多くのゾッキョが活躍していた。我々の荷物を7日間運んでくれたのも、4/5頭のゾッキョたちである。
      【ロバ】
      古代より家畜として使用される。現生ウマ科の中で一番小型だが、力は強く、記憶力も良い。
      【ラバ】
      ラバは雄のロバと雌のウマの交雑種の家畜で、両親のどちらよりも優れた特徴があり、雑種強勢の代表例である。体が丈夫で粗食に耐え、病気や害虫にも強く、足腰が強く脚力もあり、蹄が硬いため山道や悪路にも適す。睡眠も長く必要とせず、親の馬より学習能力が高く調教を行いやすい。とても経済的で頑健で利口な家畜である。唯一欠点として、怪我させたり荒く扱うなどして機嫌が悪くなると、全く動かなくなる頑固で強情な性格がロバから遺伝している。 それ以外は、大人しく臆病で従順である。今回のトレッキングではこのラバとロバの区別が付かなかった(画像のキャプションで間違っている場合が多いと思う)。
      【ウマ】
      街道ではあまり見かけなかったように思う。確かなのは、ただ一度人が乗ったウマを見ただけ。また、クムジュンとクンデ村間の道で、放し飼いのようなウマを見たのだが、これはラバだったかも知れない。
      【ウシ】
      荷役用には使われることがないようだ。しかし、街道途中の集落の庭や、クンデ村で見かけた。乳牛用なのかも知れない。

  • 画像とコメント
  • :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

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    キャンジュマの朝
     
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    ストレッチ
     
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    出発準備OK!
    ゾッキョたちも気合い十分の様子
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    未知のメイン街道を進む
    シャンボチェの丘をトラバース
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    街道から振り返ると
    未だエベレストとローツェが見える
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    なだらかな上りの道だ
    中央下の谷間から上ってきた
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    いい景色だ
    高度が下がる、身体の調子もよくなる
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    エベレストとローツェ
    これが最後の眺望となる
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    歩きやすいトラバースの道だ
    歩くのが楽しい
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    リンドウの群生
     
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    コンデ・リの姿が大きくなった
     
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    ナムチェを経由して
    この谷間へ下りて行く
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    ナムチェ近く
    山鳥を見かけた
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    棚田が広がっていた
     
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    ナムチェの博物館
     
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    ナムチェの街道分岐、右から来た
    真っ直ぐ上は、シャンボチェの丘
    3日前通った
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    ナムチェの学校
     
     
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    ナムチェ全景
    "Hotel Snow Land"にて昼食
     
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    昼食後、散策・買い物
     
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    登山用品その他何でもあり
     
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    ナムチェの中を下る
    右手にマニ車の列、回しながら進む
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    噴水のある流れ
    地震後整備された「新しい谷川」
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    この門をくぐり
    ナムチェを後にする
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    どんどん下って
    トイレのある休憩所で一休み
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    喘ぎ喘ぎ上ってきた急坂を下る
    下りは楽だ
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    人馬の往来が盛ん
    ここでも家畜優先
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    つづら折りの坂道を急降下
     
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    急勾配の坂道である
    登りのきつかったことが思い出される
     
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    沢山の重い荷を背負ったシェルパ
    数多く見かけたが、その逞しさに驚く
     
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    Larja(ラルジャ)の二重橋
    右側からボーテ・コシ(川)が
    ドゥード・コシに合流する
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    上の吊り橋を左岸へ渡る
     
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    吊り橋を渡って一休み
    一段落という感じがする
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    ドゥード・コシ(川)を見下ろしながら下る
     
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    対岸の岩壁
     
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    河原まで下り
    また一休み
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    河原をしばらく下る
     
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    岸辺を少し上り
    モンジョ到着
     
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    モンジョの宿は"Welcome Sherpa Lodge"
    ここまで来れば一安心
    トレッキングは明日1日だけ
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    記念に「エベレストビール」を飲んだ
    美味しかった
     

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