旅行・山行記録

エベレスト街道・トレッキング

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ナムチェ・バザール

11月20日(

              

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Copyright © 2016, Kengo Tachibana. All rights reserved.
Created: September 16, 2016
Updated: December 09, 2016

ball_magenta2.gif 4日目 11月20日(
  • 天候:晴
  • 起床:5時30分
  • 朝食:6時30分
  • トレッキングA:パクディンからナムチェまで、10.4km、全行程9時間、実歩行約7時間
  • パクディンPhakding07:30→[Bengkar]→11:20サガルマータ国立公園の入園手続き→[モンジョ]→11:50ジョルサーレJolsalle(昼食、"Friendship Lodge"にて)12:40→14:45最初のエベレスト・ビューポイント→16:30ナムチェNamche
  • 夕食:18時30分
  • 就寝:20時頃
  • 宿泊:ナムチェ Namche "Green Tara Hotel"
  • 日誌
    • 前夜、この日の起床5時30分、朝食6時30分、出発7時30分と告げられていた。その予告通り進行した。早朝目が覚めると、5時半、モーニングコールを兼ねて各室を廻り、「モーニングティーでーす」といいながら熱々の朝のティーを淹れてくれる。砂糖をたっぷり入れて飲む紅茶が美味しかった。ロッジではお湯が出ないが、ポーターたちがその後、今度は「センメンキでーす」といいながら各室人数分小さめの洗面器にお湯を張って配ってくれる。実は、前日ロッジ到着時にも、この「センメンキでーす」があり、汚れた顔や手足を不十分ながら洗うことができた。この朝のティーと、ロッジ到着時と翌朝の「センメンキでーす」はその後も毎日繰り返された。この山の中、何でも人や家畜によって運ばねばならない状況の中で、お湯は貴重であり、このサービスは大変ありがたかった。
    • 辺りはまだ真っ暗で、気温はかなり低い。洗面、トイレなど済ませ、外へ出てみると、山の人々の朝は早く、薄暗い中、道を行く人たちがいた。広間に戻り、温かい薪ストーブ(ほぼ同じ形のストーブがどのロッジにも据えてあった)で暖を取りながら待つ内に朝食が出される。早めに食事を済ませ、一休み後、外に出てストレッチで身体をほぐし、7時30分第2日目のトレッキング開始。谷間には未だ朝日は射していない。この日はパクディン(2,610m)からナムチェ(3,440m)まで10.4km歩く。全体としておよそ800m登ることになる。かなりきつそうだ、と覚悟していた。
    • パクディンのすぐ先でドゥード・コシ川を右岸へ、ベンカル(Bengkar 2,630m)を過ぎてすぐ再度左岸へ渡るが、モンジョ(Monjo 2,835m)までは軽くアップ・ダウンを繰り返す。モンジョ先のチェック・ポイントでサガルマータ国立公園(Sagarmatha Nationalpark)入園手続きを済ませ、ジョルサーレへ入る。ここからは国立公園内だ。ちなみにサガルマータ(Sagarmatha)はエベレスト山(Mt. Everest)のネパール名で、この世界最高峰のチベット名はチョモランマ(Chomolungma)である。
    • モンジョからジョルサーレ(2,740m)まで100mほどの下り、しばらく左岸の岸辺近くの砂礫の中を登ると左右二つの深い谷を流
      れる川の合流地点に至る。右はドゥード・コシ川、左はボーテ・コシ川である。前者を主流とすればボーテ・コシはその支流ということになる。ここで、ドゥード・コシに高く架かる大きな二重の吊り橋が眼前に現れる。ラルジャ橋(Larja Bridge)だ。下の古い橋は使われていない。その橋まで左岸を急登する。相当しんどい。上の橋を渡り終えると、今度はつづら折りの急傾斜の道が続いている。私はすでにパクディンからジョルサーレまでの長距離・アップダウンの歩きでヘトヘト状態であったが、ラルジャ橋への岩壁の急登でとどめを刺されたような具合になり、橋を渡ってからのつづら折りの登りになってすぐ、ついにへたばってしまった(お腹の調子がおかしかったこともへたばりの原因の一つ)。休憩を取らざるを得ず、皆さんから遅れて登ることにした。ポーターの一人が私に付いてくれた。その私的休憩地点から先、目的地のナムチェまで、リュックを背負って登るのがきつく、ポーターに運んでもらった。もちろんこれは特別のサービスなので彼にはチップを手渡した(金額は数米ドル、詳細は伏せておく)。これは今回トレッキングのルール違反なのだが、後で添乗員を通じ、ガイドのリーダーさんに、緊急事態ということで了解してもらった。
    • この日の歩きはきびしかったが、その途中、コンデ・リ、エベレスト山、タムセルクなどの山々の姿を遠望でき、それだけでも一抹の感動を覚えた。今回のトレッキングで、この日の歩きが一番きつかった。3,400m地点まで、800mほど一気に登ったということが原因の一つかも知れない。だが、幸いなことに高山病の症状は全く出なかった。
    • きつかっただけに、ナムチェ(Namche 3,440m)の宿"Green Tara Hotel"に着いた時は心底ほっとし、広間の薪ストーブの暖かさが身にしみた。この宿は「ホテル」と称しているだけあって、部屋のしつらえや設備などロッジよりも幾分上等で、これもありがたかった。この日は風邪薬、抗生剤、胃腸薬などをのみ、早めに床に就いた。

  • 画像とコメント
  • :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    【パクディンからサガルマータ国立公園チェックポイント(モンジョの少し先)まで】

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    パクディンのロッジの部屋
     
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    廊下
     
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    トイレと洗面所
     
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    ロッジはドードゥ・コシ川左岸に建つ
     
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    ロッジ玄関
     
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    ロッジ全景
     
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    ロッジ前の道
    ナムチェへ通じる
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    ロッジ広間のカウンター
     
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    朝食
     
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    玄関前に積まれた我らが荷物
     
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    トレッキング前
    準備体操・ストレッチ
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    長い吊り橋
    対岸(右岸)へ渡る
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    ドードゥ・コシ川
     
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    途中の村落で休憩
     
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    真っ赤な木の実が一杯
    だが、土埃で汚れている
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    左手に小さな滝が見えた
     
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    タムセルク
    Thamserku 6,608m
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    燃料などを運ぶラバたち
     
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    額に花飾りを付けたラバ
    きつそうだ
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    美しい谷間の景色
    彼方の白銀の山はタムセルク
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    快適に歩く
     
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    谷間を進む
     
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    小さな滝を左に見て
    少し登る
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    "Hotel Waterfall"で大休憩
     
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    この一休みは気持ちよかった
     
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    テラスの花
     
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    経文の大岩とストゥーパ
    ここも左側を回る
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    大きな吊り橋を左岸へ渡る
     
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    ここで小休憩
     
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    支流に架かる小さな橋を過ぎ
    モンジョに入る
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    サガルマータ国立公園チェックポイント
     
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    入園手続きを済ませ、ここを通過
     
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    国立公園の看板、この先は公園内
    ジョルサーレ(Jorsalle)への入口ゲートである

    【サガルマータ国立公園チェックポイントからナムチェまで】

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    この大きな吊り橋のことは分からない
     
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    ジョルサーレの村
     
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    "Friendship Lodge"で昼食
     
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    ロッジ前の道をラバ隊が通る
     
     
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    川岸を進み二重橋の下に至る
    ここはボーテ・コシ川と
    ドードゥ・コシ川の合流地点だ
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    ここで休憩
    ここからナムチェまで長い急登だ
     
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    二重橋の上の橋を渡る
    古い下の橋は使われていない
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    急坂をジグザグに登り続ける
    きつくて途中でへたばった
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    だが、最初のエベレストビューポイントがある
    これには感激した
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    エベレスト山
     
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    このポイントでしばし休憩
    眺望を楽しんだ
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    こちらはタムセルクと思われる
     
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    長い急登の末
    やっとの思いでナムチェ到着
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    ナムチェからの眺め
    背後の山並はコンデ・リ山塊
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    ナムチェ到着記念写真
    ホテルまでさらに少し登る
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    白く輝くタムセルク
    ホテルから
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    夕闇迫るナムチェの町
    コンデ・リも暗くなった
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    "Green Tara Hotel"の夕食
    食欲はあまりなかった

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