旅行・山行記録

エベレスト街道・トレッキング

タンボチェ

11月22日（火）

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トレッキング④：クムジュンからタンボチェまで、6.8km、全行程6時間20分、実歩行約5時間

（注：コース・経路などは「クムジュン 11/21」ページ【詳細地図】参照。）
クムジュンKhumjung08:40→11:00プンキ・テンガPhunke Tenga（昼食）12:00→15:00タンボチェTengboche

夕食：18時、ホテル・レストランにて

就寝：20時頃

宿泊：タンボチェ Tengboche "Hotel Himalayan"

日誌

この日の予定は朝食7時30分、出発8時30分、少し遅めであった。前夜早く床に就いたので、目覚めが早く5時半。薬を飲んだのがよかったのだろう、体調はずいぶん回復した。これまでのトレッキングで、土埃が激しく、鼻孔、喉、気管などの粘膜が傷つき炎症を起こしているようだ。それに風邪気味だったこともあって、恐らく細菌に冒されているような気配もある。そのため夜になると熱発するようだ。それで、風邪薬と抗生剤は毎日のむことにした。この日の朝、気分がよかったのは、前日の午後、無理してクンデ・ピークに登らず、クンデ村への軽い散策だけにし、ゆっくり体を休めたからと思われる。
さて、トレッキングはクムジュンからタンボチェまで6.8km。前半は、クムジュンからドゥード・コシ川の岸辺の集落プンキ・テンガ(Phunke Tenga 3,250m)まで約500m下る。クムジュンを出てなだらかな道を進むと、ナムチェからシャンボチェの丘の東斜面をトラバースするメイン街道と出合う。その地点からすぐ先で、今度は左のゴーキョへの道と分かれる。この分岐の先辺りから道は平坦になり、快適に歩く。ヒマラヤカモシカが現れたり、リンドウが咲いていたりして楽しかった。アマダブラムやタンボチェ・リなどの前方の景色もよい。やがて急坂の下りとなり、谷底のプンキ・テンガに達する。約2時間少々歩き、ここで早めの昼食。ここまでは下りなので、身体への負担は少なく、比較的楽な歩きである。

プンキ・テンガのドゥード・コシ川に架かる大橋を渡ると、長い上りの続くメインの街道だ。ジグザグの急登の後、道の傾斜が少し緩むと、彼方にタンボチェ・リの岩山が姿を現し、その手前の稜線にタンボチェの建物も見えるようになる（下の「画像 018」参照）。しかし、見えてはいるがなかなかすぐには着かない。上り坂の連続でかなりしんどい。こまめに休憩を取りながら登り続ける。プンキ・テンガから約3時間でタンボチェに着いた。
タンボチェ(Tengboche)は広々した台地状の丘で、ホテル、ロッジ、キャンプ場、お店、それに大きな僧院などがあり、大変気持ちのいい高台である。エベレストやローツェの眺望が素晴らしい。アマダブラムの姿も大きく見え、タムセルクが側にそびえ立つ。ここは標高3,860m、眺望という点で抜群の好条件を備えた位置にあると思われる。今回のトレッキングの目的地がこのタンボチェということが納得できた。ここまで来れば、エベレスト街道トレッキングの最終目的地のゴーキョ、カラ･パタールまで行かなくても、私自身は大満足だ。宿の"Hotel Himalayan"の私の部屋は、幸運にも窓から真正面にエベレストが見えたことも、嬉しかった。午後3時に到着したので暇ができた。夕食まで、ホテル周辺を散策したり、写真を撮ったり、石段に腰掛けて眺望を楽しんだりして過ごした。この日は7日間にわたるトレッキングの中日、高所に慣れたのか体調もよくなり、気分も大変よかった。

画像とコメント

（注：各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。）

【クムジュンからタンボチェまで】

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夜明け
コンデ・リに朝日

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ロッジ食堂
　

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朝食
　

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ロッジ前でストレッチ、
いよいよ目的地タンボチェへ向かう
　
　

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歩き始めてしばらくすると
身体が温まり、汗をかき始める
そこで、一休み、衣服調整
　

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先ず、画像手前の穏やかな斜面トラバース
次いで、先の谷底プンキ・テンガへ急降下
最後に、画像中央、水平稜線のタンボチェ
へ上る

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ゴロタ石を敷き詰めた道は歩きにくい
　

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街道分岐
左はゴーキョへ、右がタンボチェへ

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我々の荷を運ぶゾッキョ
道を譲って先へ行ってもらう

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左斜面に姿を現したのは
ヒマラヤンタール(Himalayan Tahr)
　

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標高3～4000mに棲息する
ヤギやカモシカの仲間
　

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彼方アマダブラム
手前街道（トラバース）
中央稜線上タンボチェ

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リンドウ
　

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休憩
マスクは必携

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プンキ・テンガ
ここで昼食

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大きな吊り橋
　

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この橋を渡る
この先は長い上りだ

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画像中央、タンボチェが見える
だが、上りの道は遠い

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振り返ってみる
ここまで上ってきた

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斜面を登り続ける
かなりしんどい

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ちょっと休憩
あとひと登りでタンボチェだ

【タンボチェ】

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タンボチェ到着15時、思いの外早い
思わず笑みがこぼれる

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"Hotel Himalayan"の部屋
　

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窓からエベレストの眺望
　

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素晴らしい！
　

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廊下
　

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彼方左手のピークがエベレスト
右手雲のたなびくローツェ

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エベレストとローツェを背景に
　

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何ともいい眺めである
　

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アマダブラム（右）と
エベレスト、ローツェ

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ホテル北側の広大な広場にて
ここで夕食までの時間を過ごした

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隣のホテルと背後のタンボチェ・リ
彼方の山はタムセルク

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ここはテント泊もできるようだ
　

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下の方にはショップなどもある
　

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ここはテント場か？
広々した空き地である

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タンボチェの大きな寺院
　

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パンボチェが見える
街道は遙か先へと延びている

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カラ・パタール、エベレストBCへ
また、チュクン、アイランドピークへ

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タンボチェのストゥーパ
　

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大きなマニ車を納める堂
　

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タンボチェの僧院
　

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"Hotel Himalayan"全景
私の部屋はこの2階右端

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左ピーク：エベレスト
右ピーク：ローツェ

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エベレスト山
　