山行記録

くじゅう・坊ヶツルテント泊山行

白口岳、鳴子山

オオヤマレンゲ

―2020年6月22日(月)〜24日(水)―

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© 2020 Kengo Tachibana
Updated: June 25, 2020
Last modified: November 18, 2020


ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名(読み方、標高):くじゅう・坊ヶツル(くじゅう・ぼうがつる、約1200m)、白口岳(しらくちだけ、1720m)、鳴子山(なるこやま、1643m)
  • 県名/山地・山群・地域など:大分県/くじゅう山群
  • 山行期日:2020年6月22日(月)〜24日(水)
  • 山行形態:単独、テント2泊3日
  • 全日程
    • 第1日目:6月22日(月)
    • * 移動:福岡市城南区から長者原まで
      * 登山:長者原から、雨ヶ池コース経由、坊ヶツルまで
    • 第2日目:6月23日(火)
    • * 登山:坊ヶツルから、鉾立峠経由、白口岳・鳴子山往復
    • 第3日目:6月24日(水)
    • * 登山:坊ヶツルから、雨ヶ池コース経由、長者原まで
      * 移動:長者原から福岡市城南区まで
  • 山行全図


  • 山行全体
    • 梅雨の真っ最中にもかかわらず、晴天が続く。6月22日(月)〜24日(水)の3日間、梅雨前線が九州本土の南に停滞し、北部九州では天気の崩れることはないと予想されるので、6月はじめの三俣山・ミヤマキリシマ観賞山行(日帰り)に続き、くじゅう・坊ヶツルテント2泊3日山行をすることにした。久し振りに坊ヶツル・キャンプ場でテント泊し、鳴子山のオオヤマレンゲを見たいと思ったからである。
    • 幸いなことに、予想通り3日間上天気であった。移動は福岡市城南区から長者原駐車場まで、往復とも1時間45分である。長者原のビジターセンター隣接の広い駐車場は、平日にもかかわらず沢山の車が駐まっていた。新型コロナウィルスのための旅行自粛が解かれ、上々の天気ということで、タデ原湿原散策や山登りを楽しむ人たちが多かったようだ。ただ、2日後戻ってきた時には、駐車場はかなり空いていた。
    • 山歩きは非常にきつかった。まず、長者原から坊ヶツルキャンプ場までの往復。リュックの重さは往き約19kg、戻り約18kg、歩く距離7km、しんどかった。そのため、ゆっくり歩くと共に、大小の休憩を多く取った。これは歳をとったためである。例えば、4年前の夏、坊ヶツルキャンプ場テント2泊山行で、今回と同じコースを歩いたが(リュック重量は約15kg)、その時に比べ格段にしんどい思いをした。
    • 実歩行時間を比較すると、往き:4年前3時間05分、今回3時間30分、戻り:4年前2時間50分、今回3時間25分。体力・脚力がずいぶん衰えているのを実感する。しかし、歩きに支障がない限り、時間をかけ極めてゆっくり歩くならば、山登りをなお続けることができると思っている。
    • 山行第2日目、坊ヶツルから鉾立峠経由、白口岳・鳴子山往復も休憩を多く取りながらのゆっくり登山(全行程10時間20分)、実歩行11.2km/6時間55分。若い健脚の登山者ならば、恐らくこの半分の時間で歩くだろう。
    • 目当てのオオヤマレンゲの花は、山行第1日目坊ヶツルへの雨ヶ池ルートの往き、指山登山道分岐から急坂を登った地点で、一輪咲いているのを見た(戻りでも見てみると、茶色く萎んでいた)。また、第2日目、鳴子山手前鞍部に、未だ蕾もあったがいくつも咲いていた。
    • この鞍部のオオヤマレンゲ観賞で十分満足、ピークハントが目的ではないので、鞍部からその先の鳴子山への往復は止めた。したがって、このページタイトルとは違い、鳴子山そのものへは登っていない。
    • 今回用いた主なテント泊用品 ―参考―
      • テント:アライテント RIPEN TREK RAIZ 1(本体、フライシート、グランドシート)
      • タープ:アライテント RIPEN TREK TARP
      • テント内ハンモック式編み目小物入れ:アライテント RIPEN
      • テント内薄手銀マット、出入り口前銀シート
      • マットレス:THERMAREST(サーマレスト)プロライトプラス(M)
      • シュラフ:mont-bell Down Hugger 800(or 650?) #3
      • バッグパック:deuter(ドイター) Aircontact 55+10
      • パッカブルパック(小型軽量リュック):アライテント RAIZ PACK S(20L)
      • 小型ランタン:Black Diamond オービット(旧型)
      • ヘッドランプ:PETZL TIKKA XP(旧型)
      • バーナー:PRIMUS P153
      • その他:コッヘル、食器一式、コップ(以上チタン)、5gフレキシブル・ポリタンク(飲料水入れ)、テルモス0.8gステンレス魔法瓶、などなど

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ball_magenta2.gif 第1日目 2020年6月22日(月)

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ball_magenta2.gif 第2日目 2020年6月23日(火)

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ball_magenta2.gif 第3日目 2020年6月24日(水)
  • 天候:晴
  • 起床:6時
  • 朝食:7時30分
  • テント撤収など:8時〜10時
  • 登山:坊ヶツルキャンプ場から雨ヶ池コース、長者原駐車場まで、10時20分〜15時45分
  • 昼食:12時、展望所Aにて
  • 移動:長者原駐車場から自宅まで、16時〜17時45分、1時間45分(往路の逆コース)
  • 日誌
    • 前夜はよく眠った。6時起床、朝食は遅めの7時半、塩味ヤキトリ缶詰一缶を入れて煮込んだ雑炊、ビーフジャーキー。
    • 朝食後、タープとフライシートを取りはずし、朝露の乾いた草地に広げ、乾燥させる。テント本体はたたまず、それもしばらくそのまま乾かす。その間、荷物整理を済ます。その後、十分乾いたテント本体、フライシート、タープ、グランドシート等を折りたたみ、それぞれ収納。最後にバックパックにすべての荷物をパッキング、10時20分、戻りの登山スタート。
    • ゆっくりペースで長者原駐車場に戻ったのは15時45分。駐車場の車は多かったが、2日前に比べればかなり空いていた。
    • 午後6時前には福岡へ戻り着きたいので、どこかの温泉に寄ることは諦めた。午後6時前に福岡に戻った。
    • この日の夜、大雨だった。
  • 登山記録
    • 行程:坊ヶツルキャンプ場から、雨ヶ池コース、長者原駐車場まで(第1日目の逆コース)、全行程5時間25分、実歩行7km/3時間25分、休憩等2時間
    • コース地図・時間
      * コース地図:上の全図参照。
      【トラックデータ】と【トラックグラフ】は上の第1日目参照。コースは第1日目の逆である。
      * 時間:坊ヶツルキャンプ場10:20→[実歩行1時間20分、数回休憩合計20分]→12:00展望所A(昼食・休憩50分)12:50→[20分]→13:10雨ヶ池(休憩10分)13:20→[15分]→13:35展望所@(休憩10分)13:45→[実歩行45分、数回小休憩合計10分]→14:40指山登山道分岐(休憩10分)14:50→[実歩行45分、小休憩合計10分]→15:45長者原駐車場
    • 登山状況
      • 戻り、展望所Aまでの登りは全体緩やか、リュックも1kgほど減っているので、往路の展望所@までの登りに比べ楽なはずなのだが、前2日間の山歩きのため身体全体に疲れが溜まっているようで、なかなかしんどかった。時間はたっぷりあるので、「腰掛けの木」やその他適当な箇所で度々休憩を取った。展望所A到着12時、ここまでの実歩行1時間20分、休憩合計20分である。全体実にゆっくりペース。
      • 展望所Aの木陰で昼食、ご飯の残り、ビーフジャーキー、インスタントみそ汁。ここで50分過ごした。その間、何人も老若男女の登山者が行き交う。その度に挨拶を交わし、若い男性3人連れとは少し山談義をした。晴天もこの日まで、明日から天候悪化が確実なので、この日登山者が多いのだろうと思った。
      • 展望所Aから展望所@まで道はほぼ平らだが、この間も雨ヶ池その他で小休憩。展望所でも10分休憩、その後急坂を下りた。途中、オオヤマレンゲを再度見てみたが、2日前きれいに咲いていた一輪の花はすでに茶色く萎んでいた。正に、花の命は短い。
      • 指山登山道分岐広場のベンチでも10分休憩。分岐から長者原までのなだらかな下りでも数回小休憩、息を整えた。この間10人ほどの登山者たちとも出会ったが、下の登山道辺りや遊歩道、タデ原湿原散策路では多くの観光客がそぞろに歩いていた。
  • アルバム
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    【坊ヶツルから長者原まで】

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    この日もいい天気
    山の緑が鮮明
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    三俣山も機嫌がいいようだ
     
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    三俣を背景に
     
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    坊ヶツルを横切って
    雨ヶ池へ向かう
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    またアザミの花
     
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    鳴子川を渡る
     
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    森の中の道
    ゆっくり登る
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    「腰掛けの木」で一休み
     
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    展望所A
    木陰の岩で昼食
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    坊ヶツル
    見納めだ
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    平らな道
    しかし、少しぬかるんでいる
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    アザミにヒョウモンチョウ
     
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    雨ヶ池を過ぎ、なだらかな道
    三俣北峰の方へ向かって進む
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    歩きやすく、快適
     
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    展望所@、一休み
    ここからは下りである
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    オオヤマレンゲの花は萎んでいた
    2日前はきれいに咲いていたのだが……
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    森の中のなだらかな下り道
     
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    登山道入口を過ぎ
    遊歩道を歩く
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    タデ原湿原のオカトラノオ
     
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    白い花にベニシジミ
     
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    タデ原湿原全景
     
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    ノハナショウブ
     
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    長者原駐車場横の高台から
    右:星生山、中央:硫黄山
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    車の所へ戻ってきました
     
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    県道40号
    一つ目の片側交互通行箇所
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    かなり下ったところ
    二つ目の片側交互通行箇所

    【テント内外、24日(水)の朝食】

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    テント・タープ全景
    朝日が差し込むように
    出入口は東向き
     
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    出入口前、銀シートを敷く
    炊事・食事スペース
    一服する場でもある
     
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    テント内、出入り口側、枕元
    赤はエアマット、左に貴重品など
    中央に薬品類・小物入れ
    右は食料・飲料・炊事用具
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    足下側、左に衣類・登山用具
    右にテント・タープ用品
    中央はシュラフ
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    テント上部、小さな網のハンモック
    角にランタン
    上に靴下・シャツ・タオルなど
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    朝食:雑炊、具は塩味ヤキトリ缶詰
    丸ごと入れて煮込むといい塩加減
    他に、みそ汁、ビーフジャーキー

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