山行記録

宮崎県中部三座(石堂山・地蔵岳・尾鈴山)山行

石堂山

―2012年5月24日(木)―

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© 2012, Kengo Tachibana
Updated: May 27, 2012
Last modified: December 26, 2020


ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名(読み方、標高):石堂山(いしどうやま、1547.4m)
  • 県名/山地・山群・地域など:宮崎県/米良・九州山地
  • 期日:2012年5月24日(木)
  • 日程
    • 移動(車)
    • 自宅(福岡市)6:00→野芥ランプ→[福岡都市高速]→太宰府IC→[九州自動車道、北熊本SAで朝食20分]→8:05人吉IC→[国道219号]→9:00西米良・村所→[国道265号]→「竹原トンネル」手前右折→[米良椎葉林道]→9:35井戸内峠(左折)→[未舗装林道]→9:45「石堂山」登山口
    • 登山:石堂山、10時10分〜15時15分
    • 移動(車)・他
    • 「石堂山」登山口15:25→15:55西米良・村所「商工会」(民宿予約)16:15→16:20西米良温泉「ゆた〜と」18:10→18:15民宿
    • 宿泊:民宿「いっせい」(入浴・夕食は西米良温泉「ゆた〜と」)
  • 日誌
    • 2泊3日の「宮崎県中部三座(石堂山・地蔵岳・尾鈴山)山行」、第1日目。
    • 第2日目山行記録は「地蔵岳―2012年5月25日(金)―」、第3日目山行記録は「尾鈴山―2012年5月26日(土)―」
    • 人吉ICを降りてから西米良・村所まで国道219号を走るが、特に湯前からは道がよくなり快走、約1時間しかかからなかった。村所で国道265号に入る、この道もよい。「竹原トンネル」直前で右折して、林道「米良椎葉線」へ。この林道は全面舗装、幅も広く走りやすい。井戸内峠で左折し石堂山登山口に至る3kmの林道支線は、「分県登山ガイド」に載っていた「ゲート」は撤去されており、心配した長い往復の「林道歩き」が不要であった。またこの林道は未舗装ではあるが手入れがよく、普通車でも安心して通れる。
    • 下山後、村所で宿泊するため、西米良商工会に立ち寄って相談し、その斜め向かいの民宿を世話してもらった。ただし、入浴と夕食は、そこから車で5分くらいで着く西米良温泉「ゆた〜と」である。時間があったので、この温泉で2時間近くも過ごした。泉質がよく、広々していて設備も十分、露天風呂・サウナあり、大人一人400円は安い。ゆっくり体をほぐすことができた。
    • 夕食はこの温泉の「レストラン」で、この地で誕生・育成された「西米良サーモン」なるものの押し寿司、板前特製のざる豆腐、みそ汁などをおいしくいただいた。食事後、まだ時間があるので、一ツ瀬川へ突き出すように設けられた大変広い木製デッキの片隅に陣取り、緑したたる中、川からの涼風でほてった体を冷ましたのだが、大いに気分がよかった。天気がよければここで食事ができるようで、大小数組のグループのため宴会準備中であった。
    • また、この温泉に隣接してキャンプ場があり、そこのコテージを予約すれば格安で宿泊・温泉・食事ができる。ここに数日泊まって、山登りや釣り(一ツ瀬川は鮎釣り名所、他にヤマメ・ニジマス・ウナギなども)をしたら楽しいであろう、さらに、今後の油山会の山行時に利用できるかも知れない、と思った。
    • さて、市房山・天包山とともに米良三山の一つ石堂山の登山であるが、きつかった。登山口からいきなり急坂で始まり、所々平坦な箇所もあるが、山頂まで、全体登り一辺倒である。特に林道出合から林道を少し歩き、いよいよ本番のほとんど一直線の岩の急登はきびしかった(下の「コース図」参照)。過去にはここで遭難者も出ているとのことである。単独行なのでここは慎重に登り、下りた。
    • 登山者は私一人であったが、西都市警察の山岳遭難者救援訓練が行われており(登山口の駐車地に3台の車が駐まっていた)、山頂で出会ってその訓練ぶり(ロープ操作、緊急簡易担架の作り方などなど)を拝見できた。また、少しお話も聞くことができた。
    • 私はこの山頂で40分すごし、この訓練隊下山開始10分後に下り始めた。下山道から見下ろすと、私と同じく彼らも「林道出合」で休息を取っている様子が見えた。六合目の登山道合流地点で一休み中の彼らに追いつき、先に進ませてもらった。登りは休み休みであったが、下りは「林道出合」で休憩1回取っただけで快調に進み、登山口に着いた。着替えやストレッチなどをしていると、訓練隊も登山口に到着、お互い労をねぎらって、私は彼らより先に登山口を後にした。
    • 石堂山は登り甲斐のある山でした。

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ball_magenta2.gif 石堂山登山記録

  • 概要
    • 期日:2012年5月24日(木)
    • 天候:曇、のち晴
    • 行程:石堂山登山口から石堂山往復、全行程5時間5分、実歩行5km、3時間50分
  • コース地図・時間


  • 【トラックデータ】カシミール3D GDBファイル:20120524_石堂山.gdb
    【トラックグラフ】距離・標高


    石堂山登山口10:10→[10]→10:20六合目(上米良登山道)合流→[15]→10:35尾根筋(休憩)10:40→[20]→11:00七合目→[25]→11:25林道出合11:35→[35]→12:10ピーク(休憩)12:20→[05]→12:25ピーク・九合目→[25]→12:50石堂山山頂(昼食)13:30→[45]→14:15林道出合(登りと同じ地点)14:25→[40]→15:05六合目→[10]→15:15石堂山登山口

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ball_magenta2.gif 登山状況と画像
  • 登山口から山腹の植林帶の中の急坂をジグザグに登って行く。やがて自然林が混じるようになり、尾根の六合目、上米良からの登山道と合流する。ここからもかなりの傾斜の登りが「林道出合」まで続く。
  • 「出合」で一休みしたくなる。うす暗い登山道から開けた明るい場所に飛び出すからであろう。ここで10分間の休憩、行動食を摂り、エネルギーを補給した。
  • 林道を少し下って左、あらためて登りとなる。これが見方によっては面白いと言えるかも知れないが、岩の急登・直登の連続、いくつかのピークを乗り越えて行く。西側、一ツ瀬川の大きな谷の向こうに市房山―二ッ岩の堂々たる姿が横たわる。また、ヤマツツジが枝振りのいい姿で満開の花をつけている。景色はいいがきつい、汗がしたたり落ちる。そして、一番大きな最後のピークが山頂である。やっと着いた、という感じ。上半身汗でびっしょり、訓練隊の皆さんがいたが、みんな男たちである、シャツをすべて脱いで乾いたタオルで体を拭き、新しいシャツに着替えた。気持ちがよくなったところで昼食。
  • 山頂から東にいくつかの目立つ山々が見える。その内の一つが地蔵岳のはずなのだが、よく分からない。
  • 天気もよくなり、そよ風が心地よく、あの直登をクリアした達成感もあって、この明るい山頂に40分も居た。訓練隊の下山を待っていたということもある。
  • 下山は一回の休憩を取っただけ、一気に登山口まで下った。


  • 【画像】
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
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    西米良・国道265号
    「竹原トンネル」手前
    右折、林道「米良椎葉線」へ
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    林道分岐
    左:石堂山へ
    右:天包山へ
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    井戸内峠
    左折、林道支線へ
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    峠の「案内板」
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    石堂山登山口駐車地
    警察関係の車など3台
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    登山口
    登山者名簿に記帳
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    植林帶の中
    ジグザグに登る
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    六合目
    登山道合流
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    最初の岩の急坂
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    やせ尾根の登山道
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    平坦な尾根の道
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    七合目通過
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    空が開ける
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    林道出合
    気持ちよく休憩
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    少し林道歩き
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    左の登山道へ
    いよいよ本番
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    西に横たわる
    市房山(左)と二ッ岩(右)
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    八合目通過
    狭い尾根を一直線
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    クサリ場を登る
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    ロープ場
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    このピークで休憩
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    東の展望
    翌日登る地蔵岳は?
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    前方に大きなピーク
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    ヤマツツジ
    ほっとする
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    きびしい登り
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    このザレ場は危険
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    ピークが近い
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    枝振りのいい
    ヤマツツジ
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    いよいよピークへ
    山頂か?
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    いや、山頂はさらに先
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    また登る
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    やっと山頂到着
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    西都警察の訓練隊
    山岳遭難者救助訓練
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    山頂にて
    隊員に撮ってもらった
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    山頂から南
    後ろが天包山
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    西には市房の山塊
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    下山途中の登山道から
    訓練隊が林道出合で休憩中
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    下山の登山道
    九州山地らしい雰囲気
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    六合目
    訓練隊の先に下りた
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    植林帶の中の下り
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    登山口に到着
    登山者名簿に下山時間記入
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    未舗装林道支線
    手入れがよい
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    西米良・村所に戻る
    菊池記念館案内板
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    記念館入り口
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    西米良温泉「ゆた〜と」
    駐車場
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    「ゆた〜と」正面
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    「ゆた〜と」
    広々した木製デッキ
    ここで一服、いい気持ち
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    「ゆた〜と」のレストランで
    この日の夕食です

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