山行記録

金山

小爪峠経由、往復

―2020年10月7日(水)―

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© 2020 Kengo Tachibana
Updated: October 07, 2020
Last modified: November 17, 2020


ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名(読み方、標高):金山(かなやま、967.2m)
  • 県名/山地・山群・地域など:佐賀県(福岡県)/背振山地
  • 山行期日:2020年10月7日(水)
  • 山行形態:単独、日帰り
  • 日程
    • 移動:自宅⇒[国道263号、三瀬峠経由]⇒旧国道263号基幹林道金山背振線起点(左折)⇒[基幹林道金山背振線]⇒基幹林道金山背振線・小爪峠登山口
    • 金山登山:8時40分〜14時50分
    • 移動:往路の逆ルート
  • 日誌
    • これまで佐賀県側から背振縦走路の椎原峠西に度々車で上ったが、数回広域基幹林道金山背振線を通ったことがある。そのため、この基幹林道に「小爪峠登山口」のあることが分かっていた。この登山口から小爪峠へ山腹を登れば、背振山地縦走路に出て、金山縦走ができる。この日、北風が強いが天気はいい。行ってみることにした。
    • 今から60年あまり前、高校生だった頃、この縦走路を何度も歩いた。単独で、または友人たちと一緒だったが、山中テント泊したこともある。その頃は福岡市西新から椎原までバスで行き、そこから歩きはじめて椎原峠に登り、縦走路を金山へ向かい、坊主ヶ滝ルートまたは花乱の滝ルートを下り、バスで西新に戻った。
    • 歳をとった今ではそのようなきつい山歩きはできない。そこで、小爪峠から金山往復縦走というミニ縦走をすることにした次第。縦走中忘れ物をして引き返して探したりしたので全行程6時間あまりかかった。忘れ物探しで歩いた距離を入れると、実歩行距離は9kmに近い。
    • 今回の登山で分かったことは、現在の体力・脚力で1日の快適な山歩きの限界は、(少し余裕を見て)おおむね距離:10km、時間:全行程6〜8時間、標高差:400〜500mくらいだろうと思う。これを越えるとかなりきつそうだ。
    • 台風14号の影響かも知れないが、北風が強い。登山口から小爪峠までの登山道は山地南面のため北風は気にならなかった。しかし縦走路では福岡県側からやや冷たい風が吹き上げてきた。もっとも、木々の生い茂る箇所や道が佐賀県(南)側に逸れる辺りでは風当たりは弱くなり、快適な歩きができる。金山山頂でも南側に陣取って昼食を摂った。
    • 登山口から金山までの上りでは誰とも出会わなかった。しかし、山頂に着くと、10人ほどの登山者が休憩中だった。皆さん花乱の滝ルート、三瀬峠からの縦走路、山中地蔵からのルートで上ってこられたようだ。また、下山中小爪峠からの縦走者5〜6人とすれ違った。
    • 60年ぶりに背振縦走路の一部をゆっくり往復した(2年前の春、当時所属していた登山クラブ「福岡油山会」の定例山行で、金山から小爪峠へ向かって少し下ったことはあるが)。懐かしかったためか、登山後さほど疲れを感じなかった。

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ball_magenta2.gif 金山登山記録
  • 天候:晴、北の風強し、気温(登山口):スタート時 15℃、ゴール時 20℃
  • 行程:基幹林道・小爪峠登山口から小爪峠経由往復、全行程6時間10分、実歩行8km/4時間05分、休憩1時間35分、忘れ物探し800m/30分
  • コース地図・時間


  • 【トラックデータ】カシミール3D GDBファイル:20201007_金山.gdb
    【トラックグラフ】距離・標高


    基幹林道小爪峠登山口 08:40→[30分]→09:10小爪峠(休憩)09:20→[35分]→09:55上り休憩地点10:05→[実歩行1時間10分、忘れ物探し30分(注)]→11:45金山(昼食)12:45→[45分]→13:30展望岩(休憩)13:40→[35分]→14:15小爪峠(休憩)14:20→[30分]→14:50 基幹林道小爪峠登山口

    (注):この引き返し・捜査の歩いた距離(約800m)と時間(約30分)は、登山コースの距離・時間には算入しない。

  • 登山状況
    • 登山口から小爪峠まで谷筋の道であるが、おおむね登山道の傾斜は弱い。途中数個所小川を徒渉し、30分で峠に着いた。そこで10分休憩。
    • 峠から左折、背振山地縦走路を金山へ向かう。まず、最初のピーク(ピーク@)への標高差100mあまりの長い上りが続く。ゆっくり登る。最初のピークを下り、次の942mピーク手前の鞍部で休憩、息を整えた後、ひと登りするとピーク(ピークA)手前の展望岩に飛び出した。一気に展望が開けた。しかし、鞍部で休憩したので、ここでは休憩を取らず、先へ進んだ。
    • このピークから下ってなだらかに登り返す辺りから、ブナの大小の木々が登山道を飾る。素晴らしい登山道で、この山地随一の縦走区間ではないだろうか。ところが、その途中で小休憩して後しばらく進んでウェストバッグを置き忘れたことに気付いた。
    • バッグにはカメラ、携帯電話、メモ帳その他を纏めているので貴重、引き返して探した。幸い見つけることができ、ほっとした。800m、30分ほど、ウロウロしてしまった。この(少し恥ずかしい)距離と時間は「コース地図・時間」に算入しません。
    • 緩やかな尾根道を登ると旧鍋島藩の「番所跡」に着く。そこから金山までは200m。ここまでの登りでひとりの登山者とも出会わなかったが、山頂に着くと思いの外「にぎやか」だった。福岡在住中国人グループ(ビジネス関係)、初老のカップル、若い女性たちなど。
    • 山頂で昼食、1時間過ごし、下山開始。小爪峠まで、上りより遙かに軽快、楽に下った。峠から登山口まで、急がず、ゆっくり、上りと同じ時間をかけた。

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ball_magenta2.gif アルバム
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    基幹林道金山背振線小爪峠登山口
    向こうに駐車地、手前左岸の登山道へ
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    すぐ右手小さな尾根へ
     
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    尾根に出る
    北へ向かう
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    この道標から右(東)へ向かう
    道はなだらか
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    植林帯が少し見える
     
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    谷川徒渉地点
    赤いリボンがある
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    しばらく広い谷川状の道
    ゴロタ石がころがっている
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    古いケルン
    この上は普通の登山道
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    自然林の中、傾斜は緩い
    気持ちがいい
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    細い流れを渡る
     
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    ツルシキミの実(多分)
    朱色が鮮烈
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    快適に歩く
     
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    小爪峠到着
    ここで一休み
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    ここから縦走路歩き
    やや傾斜の強い上り坂が続く
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    この道は「九州自然歩道」
     
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    最初のピークを越え、鞍部へ
    目の前に次のピークが現れる
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    登る途中
    樹間から少し景色が見える
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    赤茶色の紅葉
    何の木だろう?
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    展望岩に飛び出す
    チェックストーン
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    展望岩から東の眺望
    彼方左、背振山
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    南遙か、雲仙火山群
    ズームアップ
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    下り登山道からの眺め
    左のピークが金山
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    金山の左、井原山、羽金山
     
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    展望岩のピークから鞍部へ
    その先、ブナ林
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    心地よい尾根道である
     
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    大小のブナの木が立ち並ぶ
     
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    穏やかな縦走路
     
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    軽く上る
     
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    鍋島藩の番所跡
    南、山中地蔵への登山道が分岐する
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    200m進めば金山山頂
    山頂にて
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    金山山頂のヨメナ
     
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    北東、福岡市の眺望
     
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    南、雲仙火山群の遠望
     
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    南西、天山
    画像、右のピーク
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    下山、番所跡を通過
     
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    ブナの木立を抜けて下る
     
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    展望岩で休憩
     
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    登ってきた道を忠実に下る
     
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    小爪峠でも休憩
     
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    基幹林道登山口へ向かう
    落ち葉が積もっている
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    ゴロタ石が多くなる
     
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    古いケルンまで下りてきた
     
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    広い谷川跡のような箇所を下る
     
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    徒渉地点の一つ
     
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    基幹林道登山口に戻ってきた
     

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