山行記録

虚空蔵山

―2018年10月14日(日)―

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© 2018 Kengo Tachibana
Updated: October 15, 2018 2018
Last modified: November 26. 2020


ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名(読み方、標高):虚空蔵山(こくぞうさん、こくぞうやま、こくんぞうさん、608.5m、九州百名山)
  • 県名/山地・山群・地域など:長崎県/川棚町
  • 山行期日:2018年10月14日(日)
  • 山行形態:単独、日帰り
  • 日程
    • 移動:⇒[長崎自動車道]⇒嬉野IC⇒[国道34号、県道106号、広域基幹林道]⇒虚空蔵山木場登山口
    • 虚空蔵山登山:9時40分〜13時10分
    • 移動:往路を戻る。ただし、途中、嬉野温泉「シーボルトの湯」(旧「古湯温泉」)入浴。
  • 日誌
    • 9月5日(水)木場登山口からこの山に登った際、「冒険コース」と名付けられた新道を歩き始めてすぐ、左手の崖の続く辺りで、ある崖の大岩の間の狭い急坂を必死の思いで上った。踏み跡の形跡があったのでそうしたのだが、これは早とちりで登り切って道を間違えたことに気づいた。しかし、その極端な急傾斜の坂道を下りるのは危険すぎる。私に続いてそこを上ってきたカップルさんと3人で辺りをしばらくうろつき、なんとか正規ルートへ出ることができた。
    • この道間違いは崖下の登山道(ルート)の確認をしなかったのが原因で、そのことが気になった。そこで、それを確かめるために再度出かけた。
    • また、木場登山口から広域基幹林道の2km足らず先に岩屋登山口があり、下山はそこに下り基幹林道を歩いて木場登山口に戻れば、時計回り周回ができることが分かったので、そうすることにした。
    • この時計回り周回には二つの方法がある。一つは、木場登山口に車を駐め、まず旧道または新道経由で虚空蔵山へ上り、岩屋登山道を岩屋登山口まで下って、最後に基幹林道を木場登山口まで歩く。他は、岩屋登山口に車を駐め、まず基幹林道を木場登山口まで歩き、後は周回して岩屋登山口に戻る。
    • 要するに、基幹林道歩きを最初にするか最後にするかの違いである。今回はまず9月の道間違い箇所の確認をしたかったので、木場登山口に車を駐め、登山をスタートした。
    • 9月の道間違い箇所の正規ルート確認は簡単だった。崖の下を少し先へほんの数メートル進めばよかった。そこに道標があり、崖の岩の間を通り抜けるマイルド・明瞭な道があった。
    • ただ、この道間違いはよくあることのようで、この日も1人の男性が上り進行方向左手から正規登山道へ出てきたので、尋ねると(道間違いの)あの狭い岩の間の急坂を登ったのとのこと。この急坂は危険だから、その崖下に明確な道標設置が必要であると思われる。
    • 道間違いの詳細がよく分かったので気が晴れ、虚空蔵山まで快適に登った。
    • 下山、岩屋登山道は初めてで新鮮だった。その登山口まで下り、東屋で休憩。そこから基幹林道をのんびり歩き木場登山口に戻った。
    • 帰路、嬉野「シーボルトの湯」の温泉にゆっくり浸かった。

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ball_magenta2.gif 虚空蔵山登山記録
  • 天候:晴、登山口の気温18℃(車の気温計による)
  • 行程:木場登山口から「冒険コース」・岩屋登山道・基幹林道経由時計回り周回、全行程3時間30分、実歩行4.8km/2時間20分(内、基幹林道歩き1.9km/35分)、休憩等1時間10分
  • コース地図・時間
  • 木場登山口09:40→[15分]→09:55旧道・新道分岐→[15分]→10:10休憩(行動食)10:25→[10分]→10:35尾根出合→[やせ岩尾根の長い鎖場急登、20分]→10:55登山道出合・三叉路→[5分]→11:00虚空蔵山(昼食)11:45→[5分]→11:50岩屋登山道分岐・三叉路→[35分]→12:25岩屋登山口12:35→[基幹林道歩き、1.9km/35分]→13:10木場登山口

    【トラックデータ】カシミール3D GDBファイル:20181014_虚空蔵山.gdb
    【トラックグラフ】距離・標高


  • 登山状況
    • 木場登山口から旧・新道分岐まで谷筋の植林帯を比較的穏やかに上る。分岐を右折、右へ急カーブすると左手の崖の基部の下りになる。その最鞍部で9月道間違い、急傾斜の岩の間を登ってしまった。いくら探しても崖の上に道らしい痕跡は全くなく、右下へヤブコギしながら下りて正規ルートに出た。
    • 今回9月の道間違い地点のすぐ先に正規ルートのあることが簡単に分かった。この確認さえしていたら、あんな難儀をせずに済んだはずで、大いに反省した。
    • 正規ルートは鉄梯子・鎖・立派な道標など設置され、安全に崖を越すことができる。その道間違い(9月5日(水))と正規ルート(10月14日(日)確認)の地図を掲げる。


    • 9月5日(水)虚空蔵山(別ウィンドウ)の「登山状況」に掲げた地図の「正規ルート(未確認・予想)」と「正規ルート戻り地点」、崖の岩の予想は間違っている。)
    • 崖を越えてトラバース気味の道を西へ進み、左急カーブ地点で休憩した。ここは植林帯から自然林になり、空が開け明るく気持ちのいい場所で、一休みするのに適している。小さなケルンもあり、休憩場所であることを示しているようだ。
    • そこから尾根出合までやや急坂の道である。尾根道はこの「冒険コース」(新道)のハイライトとでも言えようか。やせ尾根の岩場で、鎖場が長く続く。それが終わるとすぐ安全な「家族連れコース」(旧道)との合流三叉路である。そこから5分で山頂到着。
    • この日は日曜日、天気は上々、気温も20℃あまりで非常に快適、多くの登山客で山頂は賑わっていた。特にはじめてこの山頂に立つらしい若者グループは山頂からの360℃の展望の素晴らしさに歓声をあげていた。
    • 山頂で昼食、40分過ごし、下山開始。予定通り「家族連れコース」を下り、岩屋登山道分岐三叉路を右折して岩屋登山口へ向かう。三叉路の分岐から急傾斜の区間はあるが、十字路の分岐まで尾根筋の自然林で(下りということもあり)快適に歩く。
    • 十字路で右折、ここから谷筋の植林帯になる。傾斜は緩みほぼ直線的な下りである。途中で山頂へ向かう登山者たちとすれ違った。虚空蔵山は長崎県のこの地方の人々に人気のある山のようだ。
    • 岩屋登山口にはトイレと東屋がある。ここにも7〜8台車が駐まっていた。これで山登りは終了、東屋で休憩し、お茶を飲みながら一服した。後は基幹林道を北へ向かって2km弱のんびり歩き、木場登山口に戻った。
    • 虚空蔵山は標高600m少々の低山ながら、林道1.9kmの林道歩きはあるものの今回周回した登山道は変化に富んでおり、なかなか面白かった。

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ball_magenta2.gif アルバム
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    木場登山口
    日曜日、登山者が多い
     
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    9月道間違い箇所
    左赤の崖上りが間違い
    右ピンクの岩の間が正規ルート
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    危険箇所の鉄製梯子
    これがないと極めて危険
     
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    マムシも危険
    要注意!
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    崖の上の道標
     
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    岩の間の崖を下る
     
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    振り返って見る
    岩の窪みに見覚えがある
    9月右からヤブコギしてここに下りてきた
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    若者たちは先に行ってもらう
     
     
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    左急カーブで休憩後
    尾根へ向かう(急坂あり)
     
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    尾根の道
    なだらかな区間は短い
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    「冒険コース」のハイライト
    やせ尾根急登、岩場・鎖場の連続
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    虚空蔵山山頂到着
     
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    好天
    素晴らしい眺望
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    山頂にて
     
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    続々と登山者が上ってくる
     
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    この三叉路を右折
    下山は岩屋登山道を下った
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    急傾斜の石段
     
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    丸太階段
    辺り一帯は自然林
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    ひと株のような三種の木
    初めて見た
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    十字路分岐
    右折して岩屋登山口へ
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    谷筋の植林帯の中を下る
    ほぼ直登コースだ
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    何回も登る人たちとすれ違う
    これは親子3人連れ
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    「悠久の泉」の道標
    寄ってみる
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    人工の泉だった
    登山口までの給水導管が設置されている
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    登山道左右の遊歩道道標
    しかしこの道は大変荒れている
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    ツクシシャクナゲ
    これは植栽されたものらしい
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    岩屋登山道道標
     
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    岩屋登山口到着
     
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    登山口のトイレ、モダーンな感じ
    だが、中は「和式」
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    登山口の東屋
    ここで10分休憩した
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    広域基幹林道を北へ向かって歩く
    なだらかなアップダウン
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    道端の花
     
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    広場のある峠のようなカーブ
    ここから木場登山口まで長い下り

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