山行記録

五島福江島山行

七ツ岳

―2012年6月14日(木)〜15日(金)―

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ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名(読み方、標高):七ツ岳(ななつだけ、431.5m)
  • 県名/山地・山群・地域など:長崎県/五島・福江島
  • 山行期日:2012年6月14日(木)〜15日(金)
  • 全日程
    • 2012年6月14日(木)
      • 移動:福岡空港08:50→[ANA4915]→09:30五島福江空港09:40→[タクシー、4230円]→10:05七岳登山口
      • 登山:七ツ岳、10:25〜15:15
      • 宿泊:荒川、民宿「みやこ」
    • 2012年6月15日(金)
      • 移動:荒川06:54→[五島バス、890円]→07:30福江港大波止ターミナル(朝食、弁当)08:10→[タクシー、1320円]→08:20福江空港(予約便変更)10:00→[ANA4916]→10:40福岡空港
  • 備考
    • 福岡−福江間は往復とも航空機を利用した。飛行時間わずか40分、交通費はかかるが時間的には実に気楽なものである。しかし、天候には要注意。福江空港は有視界飛行で、雨霧のため欠航となることがある。今回山行1日目は好天気だったが、2日目は早朝から雨、梅雨前線が北上しており、天気は急速に悪くなりそうである。とりあえず、まず空港に行き状況を見極めた上で、予定していた鬼岳五山登山をどうするか決めることにした。空港に着いてみると、雨は本降りになり、雨雲が鬼岳に被さっている。欠航が心配で登山は断念し、予約していた最終便を、10時発朝一番の便に変更してもらい帰福した。福岡でも夕刻、本格的梅雨の雨、この決断は正しかったのではないかと思う。
    • 福岡→福江便に数名の目立つ乗客がいた。いずれも男性で、体格がよく、雰囲気が精悍である。福江空港に着いてみて分かった。3日後、17日(日)に開催される有名な「国際トライアスロン大会」である。彼らは大会参加者だった。空港で大会の世話人の方々と話をしたり、福江島の山のことを教えてもらったりした。
    • バスの便はないのでタクシーで七ツ岳登山口まで行った。登山口に二人連れの地元の登山者がいて、七ツ岳登山の注意点を教わったが、これは後で大変役に立つことになる。
    • 七ツ岳は7つの岩峰が目立つ、花崗斑岩のホルンフェルス(Hornfels:ドイツ語、「角の岩」の意)の山である。七ツ岳への登り中腹からピークAまでの間、登山道はこの岩(鮮やかな緑の斑紋が印象的)の狭い尾根を走っており、非常に変化に富んでいる。標高は低いが、この尾根の縦走は非常に面白かった。
    • 長い車道、国道歩きの後、到着地点は「荒川温泉」である。広々したこの「大衆温泉」に、地元に人たちと一緒に浸かった。至福のひととき、時間がたっぷりあったので1時間もこの温泉で過ごした。また、入浴後、温泉前の波戸広場のベンチに座り、潮風でほてった体を冷ました。何とも言えないほど心地よかった。
    • この温泉は「豆谷旅館」経営だったのだが、2年ほど前にこの旅館はつぶれ、今は「福祉センター」になっていた。以前この旅館に泊まったことがある。いい宿だったのに残念。なお、温泉入浴料は300円、石けん類は置かれていないので、番台で買わなければならない、石けん20円、シャンプー(2個)20円。
    • 民宿「みやこ」
      泊まったのは、荒川温泉から歩いて3分くらいの民宿「みやこ」、釣り宿・船宿であるが、もちろん釣り人以外でも宿泊できる。今回は使わなかったが、この宿には温泉もある。びっくりしたのは食事の量と質。夕食に出されたのはヒラマサと石鯛(あぶり)の刺身、ウチワエビ、ヒラマサのムニエル、五島牛、新玉葱主体のサラダ、鉢物など、特に「石鯛頭あら」熱々の潮汁には文字通り「舌を巻いた」、絶品だった。翌日の朝食は、出発が早かったので弁当を作ってもらい、福江港ターミナルビル2階の展望室で頂いた。朝食弁当としては内容充実、特筆すべきは「クロ(グレ)の味噌漬け」の焼き物、私の最も好きな魚料理の一つで、おいしかった。非常に気遣い細やかな女将さんに感謝。なお、この宿は五島バス停「荒川」まで1分の近さ、便利である。このバス停には立派なトイレと無料の「足湯」がある。
      確認したところによると、登山者にとってありがたいことに、登山口までの車での送迎OKとのことである。

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ball_magenta2.gif 「七ツ岳」山行・登頂記録
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      :「七ツ岳」のピークに@〜Fの番号を付けました。ただし、正確な位置については余り自信がありません。
  • 概要
    • 期日:2012年6月14日(木)
    • 天候:晴
    • 行程:七ツ岳登山口から七嶽神社経由荒川温泉まで、全行程4時間50分、実歩行3時間35分
  • 詳細

    10:05七ツ岳登山口10:25→[30]→10:55小ピーク(休憩)11:00→[途中マムシ、25]→11:25七ツ岳山頂11:55→[20]→12:15ピークC(昼食)12:40→[55]→13:35登山道分岐・十字路13:50→[「巨木コース」、10]→14:00七嶽神社奥殿→[石段、10]→14:10登山口→[舗装車道歩き、15]→14:25七嶽神社→[30]→14:55国道出合→[10]→15:05国道分岐(荒川大橋)→[10]→15:15荒川温泉(入浴1時間)

  • 備考
    • 七ツ岳登山口に着くと、車が2台駐まっており、地元の男性二人が準備中であった。七ツ岳往復登山の二人とは、途中で追い越したり、追いつかれたりしながら登り、山頂でしばらく一緒に過ごした。
    • 二人から出発前に重要な情報を教えてもらった。「マムシ」の多いことである。特に岩場の急登では両手を使う必要があるので慎重に、ということであった。宮崎、霧立の扇山登山(2011年8月5日)でのマムシのことが思い出された。
    • この話を聞いていたので、岩場では足もとはもちろん、岩に手をかける際には特別気を遣った。途中開けた展望所があったので、そこから写真を撮ろうとした時、少し張り出した岩の上にマムシを発見した。とぐろを巻いていない、身動きもせず(扇山のマムシはとぐろを巻き、攻撃的であった)、長々と寝そべっている。食事の後の昼寝だったかも知れない。写真を撮った後、後から登ってくる来る二人に大声でマムシ発見を知らせた。やがて二人が登ってきたので、見てもらったが、やはり横たわるマムシの姿は珍しいとのこと。このヘビは殺さず、二人の内の一人の持つ、ステッキ代わりの長い木の枝で谷へ落とした。
    • この後は、上の岩に手を伸ばす際には前もってマムシのいないことを確認しながら登ったので少々時間がかかったようである。狭い山頂について一安心。山頂でまた二人連れと一緒になった。二人から、これから先のルートの詳細、「父ヶ岳(ててがたけ)」登山ルートの状況、福江島の他の山々登山のこと、などなどいろいろ話を聞く事ができ、参考になった。七ツ岳以外の福江島の山は、鬼岳は別として、山頂からの展望がなく、面白みに欠け、やはり登るならこの「七ツ岳」である、ということであった。
    • 山頂で二人と別れ、あと6つの岩峰を越え、分岐(十字路)へ向かった。途中、大きなピークCで昼食、広くて明るく、見晴らしもよく、風が通る、いい気分。
    • それにしてもこの縦走路は崖っぷちを歩いたり、岩場急坂の上り下り、狭い岩の尾根歩き、少し平坦な樹林の道、など予想していたよりも遙かに面白かった。距離も長くないし、時間もそうかからなかったのだが、充実感があった。
    • ピークAから分岐(十字路)まではなだらかな下り、所々ちょっとした岩があるだけで、楽な歩きである。ただ、やはりマムシには注意した。
    • 分岐で一休みし、父ヶ岳への登山道を確認後、そのすぐ下の「健脚コース・巨木コース」から巨木の方へ進んだ(二人からこのコースの方が面白いと聞いていた)。谷筋に出た所で、左直角に曲がって下ると「七嶽神社奥殿」に到る。奥殿から見事な長い石段があり、その先は石畳、その終わりが「登山口」である。七ツ岳登山口からここまでが「山道」と言える。
    • ここからは舗装された車道歩きとなり、15分で「七嶽神社」。参拝し、境内を通って再び車道を歩く。かなり長い距離を歩くが、途中振り返ると縦走した七ツ岳の7つの岩峰全体がよく見える。
    • 「矢ノ口橋」手前に新しい大きな「老人ホーム」があり、その脇に「七ツ岳・七嶽神社」説明板と登山道案内箱(壊れており、中に資料なし)がある。「矢ノ口橋」を渡って国道384号に出、左折、荒川方面へ歩いて行く。やがて県道27号と出合い、荒川大橋を渡って5〜10分ほど進めば右手に「荒川」五島バス停と「足湯」があり、そのすぐ先左手の「荒川温泉」に到着する。
  • 画像

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    七ツ岳登山口
    駐車場
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    駐車場のすぐ上
    草づみ地蔵堂の門
    左脇に水場
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    登りの登山道
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    尾根に出る、右へ
    道標がある
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    植林帶の坂道
    先行の登山者二人
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    小ピーク
    ここから急坂
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    急登
    照葉樹の中
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    展望所のマムシ
    寝そべっている
    食事後なのか?
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    展望所から
    荒川方面
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    登山道脇に
    ヤマツツジ
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    木陰の急坂
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    岩場
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    七ツ岳山頂にて
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    山頂からの展望
    荒川方面
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    ピークC
    その背後、父ヶ岳
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    崖っぷちを行く
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    一度下り、また登る
    鞍部には樹木
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    岩を這い上がる
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    ここにもヤマツツジ
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    ピークC頂上
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    このピークにて
    ツマグロヒョウモン
    Argyreus hyperbius
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    乗り越えてきたピーク
    左から、七ツ岳F
    ピークE、ピークD
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    これから向かう断崖
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    ピークB岩の急坂
    ロープのような木の根
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    断崖ピークAから
    左手、父ヶ岳
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    Aからの下り
    やや穏やか
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    ピーク@から見る
    大分下った
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    @からの下り
    ちょっと岩場
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    あとはほぼ平坦
    道標あり
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    分岐(十字路)に着く
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    分岐にて
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    分岐のすぐ下
    2つのコース分岐
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    巨木コース
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    谷筋に出る
    左直角に曲がる
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    谷に沿って下る
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    七嶽神社奥殿
    説明板
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    杉木立の向こう
    奥殿の小さな社
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    苔むした石段
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    石段脇
    バクチノキ
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    石段を見上げる
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    石段に続く石畳
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    石畳終点
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    ここは「登山口」
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    車道を歩く
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    七嶽神社本殿
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    神社全景
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    説明板
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    かなり下って見る
    七ツ岳
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    矢ノ口橋手前
    七ツ岳・七嶽神社説明板
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    国道出合
    右へ
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    荒川大橋を渡る
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    荒川温泉到着

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ball_magenta2.gif 第2日目記録
  • 概要
    • 期日:2012年6月15日(金)
    • 天候:雨
    • 行程・詳細:上記「山行概要」、「全日程」「2012年6月15日(金)」参照。
  • 備考
    • 荒川から6時54分発の五島バスに乗って福江の大波止へ向かった。面白いことに、このバスはある区間「乗降自由」で、これは様々な路線でも同様であるらしい。途中「二本楠」という広いターミナルがあって各路線の乗り換え中継地点になっている。私が乗ったバスもそうであったが、この時間ほとんどの乗客は高校生たちである。彼・彼女らは乗降するたびに運転手さんに「お世話になります」、「ありがとうございました」と挨拶している。福岡では体験しないことである。すがすがしい。
    • 終点「大波止」に着いた時には、雨が本降りになってきた。さて、鬼岳登山、どうするか決めかねた。予定ではタクシーで「箕岳」登山口まで行き、箕岳登山の後、臼岳、鐙瀬溶岩海岸、火の岳、鬼岳と周り、コンカナ温泉に寄って空港まで歩くつもりであった。時間がかかるので朝早立ちし、航空機も19時発の最終便を予約していた。
    • 朝食を食べながら考えることにし、ターミナルビルの2階展望室で弁当を開いた。雨模様であったが、港の景色もいいものである。食後も、外の展望デッキへ出て、海上保安庁巡視船の出航を見たりしながら思案した。結果、とにかく空港へまず行って航空機の運航状況を調べることにした。
    • タクシーに乗って、鬼岳の頂上辺りまでかかる雨雲を見ながら10分ほどで空港に着いた。結局、天候回復は見込みなし、午後の便は欠航の可能性大である、ということで、この日の登山は取り止め、10時発の朝一番便で帰福した。鬼岳五山山行はまたの楽しみということになった。
  • 画像

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    民宿「みやこ」
    玄関前の女将さん
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    「荒川」五島バス停
    右に足湯
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    荒川温泉説明板
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    説明文
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    ポスター
    国際トライアスロン大会
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    「二本楠」バスターミナル
    乗客は高校生ばかり
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    福江港大波止
    ターミナルビル
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    海上保安庁巡視船の出航
    2階展望デッキにて

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Created: June 15, 2012
Updated: June 24, 2012