山行記録

お化粧山・ブナの三差路

―2012年5月10日(木)―

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ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名・ピーク(読み方、標高):お化粧山(おけしょうやま、1450m)、ブナの三差路(ぶなのさんさろ、1571m)
  • 県名/山地・山群・地域など:宮崎県/大崩山地
  • 期日:2012年5月10日(木)
  • 日程
    • 移動(車):自宅(福岡市)からお化粧山登山口、朝食の時間を含め、4時間
      (:帰福の移動については翌日の山行記録「傾山―2012年5月11日(金)」の該当箇所参照。)

      自宅(福岡市)5:30→野芥ランプ→[福岡都市高速]→太宰府IC→[九州自動車道、「北熊本SA」で朝食]→益城熊本空港IC→[県道36号]→小谷→[県道206号]→小森→[県道28号]→高森→[国道325号]→高千穂→[国道218号]→「平底トンネル」手前→[県道237号]→8:30日之影→[県道6号]→8:55仲村橋9:00→[日隠林道]→9:30お化粧山登山口

    • 登山:お化粧山・ブナの三差路、全行程5時間55分、実歩行4時間25分
    • 移動(車):お化粧山登山口から民宿「河鹿荘」まで35分
      お化粧山登山口17:15→[日隠林道]→仲村橋→[県道6号]→17:50民宿「河鹿荘」
    • 宿泊:民宿「河鹿荘」
  • 備考
    • 油山会「夏木・五葉・鹿納山行(2012年5月17日〜19日)」下見調査山行(2012年5月10日〜11日)、第1日目。
    • 第2日目は「傾山―2012年5月11日(金)―」
    • 福岡から「お化粧山登山口」までの移動経路は油山会山行計画と全く同じ。ただし、今回はプライベートな山行だったため、車のスピードを上げたので時間はかなり短い。油山会山行では4時間20分(朝食時間を含まず)の予定。
    • 宿泊も油山会山行と同じく民宿「河鹿荘」。来週の山行のことをよろしくお願いした。
    • 下に述べる事情による時間的ロスのため時間が切迫し、予定の「五葉岳」には登ることができず、残念だった。しかし、天気がよく自然林の木々の新緑に浸り、ヤマシャクヤク、アケボノツツジ(ほんの少しであったが)、ミツバツツジなども見ることができた。
    • 日隠林道の状況把握、お化粧山登山口・登山道入口と大吹登山口の確認も、来週の油山会山行のリーダーとして、前もってやっておいてよかったと思う。
    • 日隠林道は予想に反して走りやすかった。お化粧山登山口には普通車も駐車していた。そこから大吹登山口までは走行に全く問題ない。かなりの悪路を覚悟していたので、何だか拍子抜けした感じがしたくらいである。
    • 登山開始後の時間的ロスについて
      上に記したように、日隠林道の「お化粧山登山口」到着は9時30分である。ところが、下の「山行記録」では「お化粧山登山道入口」出発が11時10分になっている。これは以下の事情による。
      • 9時30分「お化粧山登山口」到着後、20分間準備して登山開始は9時50分であった。
      • さて、日隠林道から分かれている林道支線をほんの30mくらいのヘアピンカーブの左手に「お化粧山登山道入口」の小さな道標が木にかけてあり、本来はそこから植林帯の中へ入っていかねばならない。
      • ところが、林道支線を進むものと思い込んでいたため、この「登山道入口」の「道標」を見過ごしてしまった。この林道をかなり歩いたところで、下りてくる二人連れの年配男性と出会ったが、彼らの言うところによると、林道終点から先に登山道はなく、引き返しているところとのこと。彼らも「道標」(確かに小さすぎる)を見過ごしたというわけ。
      • 我々も一応彼らの言う「終点」まで行って道間違いを確かめることにし、先へ進んだ。「登山口」から30分歩いたところで林道「終点」、15分間ほど登山道を探したが、それらしきものはない。
      • それ以上先へ進むことができず、引き返した。そして、20分下ったところで「登山道入口」の道標を見つけ、15分間休んで、11時10分、あらためてそこから「登山出発」となった次第。
      • 以上、9時30分から11時10分までの1時間40分は、完全なロスタイムである。したがって、あとの「山行記録」ではこのロスタイムは「全行程」および「実歩行」の時間に入れていない。
      • この道間違いのおかげで、「ブナの三差路」までの周回となったが、連れが登山初心者であることを考えると、この方がよかったかも知れない。また、下見調査山行としても十分であった。


ball_magenta2.gif 「お化粧山・ブナの三差路」山行・登頂記録

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  • 概要
    • 期日:2012年5月10日(木)
    • 天候:晴
    • 行程:お化粧山「登山道入口」から「ブナの三差路・自然林コース・大吹き登山口」経由、「日隠れ林道・お化粧山登山口」まで周回、全行程5時間55分、実歩行4時間25分
  • 詳細

    (9:30「日隠れ林道・お化粧山登山口」、道間違いロスタイム、1時間40分)お化粧山「登山道入口」11:10→[45]→11:55大休憩12:10→[60]→13:10尾根筋(「お化粧山(?)」)(昼食)13:45→[40]→14:25ブナの三差路15:00→[自然林コース、1:20]→16:20大吹登山口16:25→[「日隠林道」歩き、40]→17:05お化粧山登山口

  • 備考
    • 「登山道入口」から植林帯の中、山腹の急坂が続く。ジグザグの坂道、崩落した斜面を横切る危険箇所もある。初心者さんがきつそうで、度々小休憩を取りながら、ごくゆっくり登った。
    • 長い長い(と感じた)植林帯も終わり、涸れた谷になるとさらに勾配がきつくなるが、石灰岩が現れ、ヤマシャクヤクの楚々とした白い花の小さな群生が見られるようになった。花たちを見ると癒やされるし、尾根筋が近いことも感じられるので、元気も出てくる。
    • 大きな岩を巻いて登り切ると尾根に出る。尾根を少し歩いてやや見晴らしのよい小ピークで昼食にした。この辺りが「お化粧山」のはずであるが、それらしき標識が見当たらない。
    • この先に「お化粧山」があるのかも知れない、とも思い、昼食後緩やかな坂の尾根を登っていった。ミツバツツジが新緑の中、目にしみるように鮮やかである。かなり進んで、アケボノツツジにも出会った。
    • しかし、「お化粧山」に着かない。少々不安を感じつつ、先に見える大きなピークへ向かってやや急な広々した尾根を進んだ。「何だかおかしいけれども、あのピークが「お化粧山」なのか?とすれば「ブナの三差路」まではまだまだ遠いな」と思った。
    • ところが、そのピークに近づくと巨大な「ブナ」が見えたので、「お化粧山」をすでに通り過ぎたことが分かった。
    • この「ブナの三差路」の手前に、「大吹登山口へ」の自然林コースの道標もあった。
    • ブナの巨木は感動的ですらある。この木を見ていると、自然に安心感が湧き、安らぎを覚えた。
    • ここは360度展望が開け、すぐ近く、北東にお姫山・乙女山・五葉岳、南に鹿納ノ野、その先に鹿納山、遠くに大崩山・ワク塚、北方遙かに祖母・傾山群などなど、時間の経つのも忘れるほど。
    • 「三差路」からの「自然林コース」は素晴らしかった。大木が林立し、新緑の中、涼しい風が通り抜けていく。下りはじめからしばらくはやや坂が急であるが(この登りはしんどいか?)、やがて坂が緩やかになり、広い谷を気持ちよく休むことなく下りていった。五葉岳からの登山道と出合う辺りから下はタンナトリカブトの大群生地である。秋は一面紫の花畑であろう。
    • ここまで来ると大吹登山口はすぐ。大変広々した登山口の林道広場であった。
    • そこからお化粧山登山口まで日隠林道を40分かけてのんびり下った。
  • 画像

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    仲村橋を渡って
    対岸を県道6号が走る
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    大吹鉱山の説明板
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    お化粧山登山口
    団体さんが準備体操中
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    登りはじめ
    林道支線を上へ
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    立派な道標
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    本来すぐ登山道入口を左へ
    このカーブを右へ進んだ
    完全な初歩的ミス
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    この林道を歩く
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    30分ほどで
    林道行き止まり
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    この先に登山道なし
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    今来た林道を引き返す
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    20分で登山道入口に戻る
    ここから植林帯の中へ
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    このすぐ下に
    お化粧山登山口が見える
    気を取り直して登山再開
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    植林の中の急坂
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    崩落した斜面を横切る
    危険箇所
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    急坂が続く
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    涸れた谷になる
    石灰岩が現れる
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    ヤマシャクヤク
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    ヤマシャクヤク
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    傾斜がきつくなる
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    ちょっと一休み
    周りにヤマシャクヤク
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    谷の最後の登り
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    谷を登り切ると
    尾根に飛び出す
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    緩やかな尾根筋の道
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    樹間に五葉岳を見る
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    ミツバツツジが鮮烈
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    ここで昼食
    この辺がお化粧山のはず
    確認せずに先へ
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    アケボノツツジに会えた
    よかった
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    満開のアケボノツツジ
    やはりきれいだ
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    大きなピークを登る
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    そこがブナの三差路であった
    右、鹿納山への分岐
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    左、五葉岳への分岐
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    この先へ進むのを断念
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    ブナの老大木
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    鹿納山(鹿納坊主)と
    その彼方の大崩山
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    五葉岳方面の展望
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    三差路から少し引き返す
    大吹登山口への道標
    「自然林コース」の下山口
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    この分岐を右へ
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    素晴らしい自然林の中へ
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    手前に兜巾岳
    遙かに傾山
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    巨木林立の森の中
    新緑を楽しみながら
    ゆっくり下る
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    谷間になると
    トリカブトがいっぱい
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    ヤマシャクヤクもある
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    涸れた谷を渡渉
    さらに下る
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    やがて林道が見える
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    大吹登山口
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    大吹鉱山跡の広大な広場
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    お化粧山登山口へ
    林道を下る
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    お化粧山登山口駐車地
    朝は数台駐まっていたが
    今は我がフォレスターのみ

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Created: May 12, 2012
Updated: June 01, 2012 , 2012