山行記録

仰烏帽子山

フクジュソウ

―2012年3月7日(水)―

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ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名(読み方、標高):仰烏帽子山(のけえぼしやま、1301.8m)
  • 県名/山地・山群・地域など:熊本県/五木五家荘山地
  • 山行期日:2012年3月7日(水)
  • 日程
    • 車での移動:福岡→登山口、3時間
      自宅(福岡市)5:00→野芥ランプ→[福岡都市高速]→太宰府IC→[九州自動車道、北熊本SAで朝食30分]→松橋IC→[国道3号]→宮原→[国道443号・県道25号]→元井谷→[林道]→8:00仰烏帽子山第2登山口
    • 登山:仰烏帽子山、フクジュソウ、8:35〜16:20、全行程 7時間45分
    • 車での移動:登山口→福岡、往路と同じルート、16:45〜19:45、3時間
  • 備考
    • 車での移動は、昨年同時期の山行時(仰烏帽子山―2011年3月5(土)―)と全く同じ。
    • 「仰烏帽子山」の読みは「のけえぼしやま」であるが、地元に人たちは親しみを込めて「のけぼし」と呼ぶ。山登りの仲間内でも、こちらの方がよく用いられるようである。
    • 今回は仏石近くのフクジュソウだけではなく、その上部の群生も見たいと思った。そのため、第1登山口である「元井谷登山口」から林道をさらに上り、新しい第2登山口からの往復登山を試みた。
    • 上り、「仏石・仰烏帽子山」分岐に至る登山道を間違え、「仏石」経由ではなく、仏石に至る石灰岩の山(尾根)北側山腹の「新登山道(?)」に入ったが、結果的にはこれは幸いであった。下山時に、ゆっくりと余裕を持ってこの山(尾根)の南面に広がるすばらしいフクジュソウの花園を楽しめたからである。
    • 全くの登山初心者と一緒だったため、年寄りの私にとっても全体実にのんびりした山行であった。
    • 心から楽しめたフクジュソウの群生地はヤマシャクヤクも沢山花を咲かせるとのこと、新緑に染まるその頃また訪れたいと思う。
ball_magenta2.gif 「仰烏帽子山」山行・登頂記録

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      () GPSの設定間違いでウェイポイントしか記録されていなかった。そのため、このルート図はそれらのポイント、地形図、登山ガイドなどを参照のうえ、自らの記憶を基に作成した。不正確な点があるかも知れません。
  • 概要
    • 期日:2012年3月7日(水)
    • 天候:曇り、一時小雨
    • 行程:第2登山口から仰烏帽子山山頂往復、全行程7時間45分、実歩行5時間45分
  • 詳細

    第2登山口8:35→[20]→8:55休憩(着替え)9:00→[30]→9:30「山頂・福寿草」分岐→[新登山道(?)、20]→9:50休憩10:00→[新登山道(?)、30]→10:30「仏石・仰烏帽子山」分岐→[15]→10:45休憩10:55→[35]→11:30展望台分岐11:40→[20]→12:00仰烏帽子山山頂(昼食)12:50→[15]→13:05展望台分岐(展望台往復)13:15→[45]→14:00「仏石・仰烏帽子山」分岐→[10]→14:10仏石14:20→[フクジュソウ、1:00]→15:20分岐(登りで道を間違えた地点)15:25→[「山頂・福寿草」分岐経由、30]→15:55休憩16:05→[15]→16:20第2登山口

  • 備考
    • 第2登山口の駐車場は新しく、大変立派で広い。簡易トイレが3つ設置してある。また、登山口そばに、ベンチを置いたちょっとした集会広場のようなものまであって、何かと便利である。標高が高く、南西方面の展望もすばらしい。なお、ここまでの林道は舗装されており、普通車でもOK、ただし落石に注意したい。尖った石を踏むとタイヤがパンクする恐れがある。
    • 登山口から植林帯の中の急坂をゆっくり登る。やがて坂が緩み、平らになると植林から自然林が混じる。その先、なだらかな長い坂を下る途中から、いつの間にか自然林である。
    • 坂を下り登山道は平らになり、開けて前方に仏石に至る山が見える。そこで登山道は分岐するのだが、2つの道標があり、左は「福寿草」、右は「山頂へ」とある。ここで迷ってしまった。左へ進めば「福寿草」の群生地・仏石に行くのであろうということは分かった。問題は右の「山頂へ」である。この山頂が「仰烏帽子山」を意味していることは明白であるが、この道が「仏石」を経由するのか、それともそこを通らずに直接山頂への登山道に通じているのか、判然としない。そこで、分からない方は敬遠して、先ずは「福寿草」の方へ足を踏み入れた。左手に張られた獣(特に鹿)除けのネット(この辺りで親子連れ3頭の鹿の姿)の脇に沿ってちょっと進んだ所で、先行していた数人連れの登山者たちが右直角に曲がった。ちょっと変だなとは思ったが、その方向にちらりほらりとフクジュソウが見えた事もあって、思わず我々も直進するのをやめて先行者の後について右折してしまった。すぐに先ほどの「山頂へ」の登山道と合流したので、そのままこの道を進んだ。
    • この道は仏石の山北斜面の植林の中を大きくトラバースする形で「仏石・仰烏帽子山」分岐に通じていた。つまり、仏石は通らない。確かにこの「新登山道(?)」は山頂に早く行くにはいいのであろうが、植林の中、暗い、展望が全くない、道が新しくてとても登山道とは言えない、小さなアップダウンが続く、おまけに泥だらけの道でやたら滑るし靴・ストック・手袋が汚れる、というような悪路であった。登山初心者さんは参っていた。これを知らず、下山時にこの道を通ったとしたら、さぞかし気が滅入ったことだろう。結果的には道を間違えてこの道を上りに使ったのは幸いだった。下りで山の南面の仏石・フクジュソウ群生地をゆっくり楽しめたからである。
    • 「仏石・仰烏帽子山」分岐から山頂までは、昨年と同じ道、登山者も多く、安心して歩けた。
    • 山頂到着は12時ちょうど、昼食にした。続々と登山者の皆さんが到着し、彼らも昼食時間。山頂の平らな箇所は人々で埋まった。平日なのにこの状態である。土日はさぞ賑やかなことであろう。
    • 下山は気楽に歩いた。椎原谷川コース分岐近くの「展望台」に寄った。
    • 仏石から登る南面の歩きはかなりの急勾配ではあるが、尾根筋までの登山道左手に次々と展開するすばらしいフクジュソウの群生が疲れなど感じさせない。時間をかけ、写真を撮りながら登った。
    • 尾根に出ると、後はしばらく「道間違いの地点」まで下り、これで、仏石の東西に長い山をぐるりと一周したことになる。
    • 「福寿草」と「山頂へ」の道標から先の、緩やかだが長い長い(と感じてしまう)上りを終えた所で最後の休憩をして登山口に戻った。
    • 山登りに馴れていない人と一緒だったため、全行程・実歩行の時間が単独の時より1.5〜2倍かかった。しかし、そのため翌日の筋肉痛や疲れが全くない。これはいい体験でした。

  • 画像 ―第2登山口から仰烏帽子山山頂まで―

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    第2登山道入口
    駐車場
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    入口右手
    集会広場(?)
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    新しい案内板
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    登りはじめ
    植林帯の中
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    自然林が混じる
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    登り坂が終わる
    自然林になる
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    前方が開ける
    正面に「仏石の山」
    その右彼方に「仰烏帽子山」
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    緩やかな長い下り
    右側にヒメシャラの若木たち
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    広々とした尾根筋
    「仏石山」の姿が大きくなる
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    「福寿草」と「山頂へ」の道標
    左へ進んだ
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    すぐ先を直角に右折
    その道
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    フクジュソウ
    花を咲かせている
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    新登山道に合流
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    はじめは自然林
    道の状態もよい
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    植林帯になる
    どろんこの道が続く
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    再び自然林になる
    この登山道の終わりに近い
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    元井谷コース出合
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    振り返る
    向こうから来た
    左は元井谷コース
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    この出合は
    「仏石・仰烏帽子山分岐」
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    仰烏帽子山へ向かう
    カルストの中の登山道
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    尾根筋に出る
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    平らな道を少し行く
    その先再び植林帯
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    風穴を過ぎる
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    再度尾根に出る
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    やがて展望台分岐
    自然林
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    やや急な登り
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    緩やかな上りの尾根歩き
    気持ちが晴れ晴れする
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    最後、アセビ密生の急坂
    ひと登りで山頂


  • 画像 ―仰烏帽子山山頂から第2登山口まで・フクジュソウ―

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    山頂で皆さん昼食
    その後、下山開始
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    展望台分岐
    ここにリュックを置いて
    展望台へ
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    展望台
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    展望台からの眺め
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    登ってきた道を下る
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    「仏石・仰烏帽子山分岐」到着
    右、仏石へ
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    尾根に上り詰めて後
    この鎖場を下る
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    仏石直下の広場到着
    フクジュソウがいっぱい
    沢山の登山・花見の皆さん
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    花を背景に
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    仏石のフクジュソウ
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    仏石のフクジュソウ
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    少し登って振り返る
    大きな石灰岩に根を張る木
    その向こうに仏石
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    ここは急坂
    左側、苔むした石灰岩
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    進入禁止のロープ
    山側にフクジュソウ群生
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    岩場の急坂を登る
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    その先にもフクジュソウ
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    群生地が続く
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    小雨の中でも美しい
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    フクジュソウ
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    西の彼方に市房山
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    まるで和風庭園のよう
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    ロープに沿って進む
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    フクジュソウのお花畑
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    さらに尾根を下る
    下に林道が見える
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    登り、道間違いの地点に戻った
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    振り返ってみる
    朝と同じ風景
    山に感謝
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    今回の登山の終わり
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    登山口到着

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Created: March 08, 2012
Updated: March 15, 2012