山行記録

天山

―2014年11月5日(水)―


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© 2014, Kengo Tachibana
Created: November 06, 2014
Updated: December 05, 2020


ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名(読み方、標高):天山(てんざん、1046.2m)
  • 県名/山地・山群・地域など:佐賀県/佐賀市・小城市
  • 山行期日:2014年11月5日(水)
  • 山行形態:登山初心者と二人連れ、日帰り
  • 備考
    • アプローチ
      自宅(福岡市城南区)から天山登山口の七曲峠までどの道を走るか考えた。車のナビちゃん(比較的若い女性の声で案内してくれるのでこのように呼んでいる)は「三ツ瀬トンネル」を通るルートを勧めてくれるが、糸島の長野峠を越える道を行くことにした。県道49号(大野城二丈線)、日向峠を越え、八反田で左折して県道12号(前原富士線)へ。「白糸の滝」への分岐を右に見て直進、長野峠を越えて下り、国道323号とのT字交差点で左折南へ。喜瀬川ダムによって作られた佐賀県最大の「富士しゃくなげ湖」西岸の素晴らしい道路を南下、古湯温泉先の「天河橋」で右折、県道37号(厳木富士線)へ。市川の「浮流の里展示館」手前で左折、天河川に架かる小さな橋を渡り、すぐまた左折するが、「七曲峠天山登山口」への道標はないので分かりにくいかも知れない。さらに、この県道は道幅が狭く、舗装林道のようでもある。しかし、二度の左折のすぐ後、「諏訪神社」を確認すれば大丈夫。しばらく狭い道であるが、やがて道幅は広くなり、七曲峠に着く。
      帰路はナビちゃんの指示通り、国道323号から右折し、北山ダム(湖)西岸を北上、国道263号に出、三ツ瀬トンネルを抜けて帰宅した。
      往路約1時間30分、帰路約1時間少々。時間的には後者が勝るようである。
    • この日、秋の山歩きを満喫した。まず天候に恵まれた。まったく雲のない抜けるような晴天、しかもほとんど無風、気温もほどほど。これほどの気象状況はめったにあるものではない。しかも、登山初心者の連れがあり、極めてゆっくり歩いた。歩行時間が「登山ガイド」記載時間のおよそ倍かかったが、そのため、花を探したり写真を撮ったり、眺望を思う存分楽しむこともできた。
    • 山頂では、余りの心地よさのせいで1時間20分も過ごしたが、もっと時間的余裕があれば昼寝したいほどであった。
ball_magenta2.gif 天山登山記録
  • 概要
    • 天候:快晴、無風
    • 行程:七曲峠登山口から往復、全行程6時間35分、実歩行5時間

  • コース地図・時間
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    【トラックデータ】カシミール3D GDBファイル:20141105_天山.gdb
    【トラックグラフ】距離・標高

    :トラックデータ、トラックグラフとも登山口から天山までの上りのみ。天山から登山口までの下りはないが、上りと同じコースを下った。)

    七曲峠登山口10:10→[1:20]→11:30休憩11:45→[1:40]→13:25天山(昼食)14:45→[2:00]→16:45七曲峠登山口

  • 備考
    • 七曲峠登山口から天山まで、登山道はほぼ東西直線といってよい。往復約8km弱。この他、天山へは北の天川登山口と南の天山上宮登山口からの登山道があるが、いずれも30~40分くらいで山頂に至るらしい。
    • 七曲峠登山口から北へ急坂階段を少し登ると縦走路の始点で、真西へ左折、しばらく急登。その先、樹林帯の中、軽くアップダウンの穏やかな道である。やがて道が北へ直角にカーブし、急登。再度西へ急カーブすると樹林帯を抜け、空が開ける。道はなだらかになり、眺望が素晴らしい。この辺りで15分の休憩、眺望を楽しんだ。
    • 休憩後しばらく実に快適な尾根歩きである。景色を見ながら平坦な道を進む。やがて道の傾斜が増してきて、小さな岩場の連続する箇所もある急坂となる。この長い坂道を登り切ると天山頂稜東端に飛び出す。彼方に山頂が見える。
    • 頂稜歩きは気持ちがいい。山頂までかなりの距離があるが、広々としたササの尾根を気持ちよくすすむ。登山道脇に、秋の花も咲いていた。東端から約30分、13時25分山頂到着。
    • 山頂は広大な草原で360度眺望が得られる。阿蘇の山も見えるはずであるが、午後1時過ぎ、地平がかすみ見えなかった。しかし、雲仙はかすみの上に浮かんでいた。南とは違い、北の背振山系の山並はきれいに見渡せた。ここからはその山系、東から九千部山、背振山、金山、井原山、雷山、羽金山、女岳、浮嶽などすべてを一望できるのである。遅めの昼食後、ゆっくり休んだが、気持ちが良く、眠気さえ覚えた。
    • 秋の日暮れは早い。14時45分下山開始、小休憩をとりつつ2時間で登山口に戻った。佐賀平野は早くも夕暮れの景色であった。
    • この登山道で出会ったのは若い女性一人だけ。山頂では他の登山口からの5~6人の登山客と出会った。実に静かな秋の山行でした。

  • 画像

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    七曲峠、手前から来た
    右:天山へ、左:彦岳へ
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    天山登山口すぐの階段
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    左の縦走路へ
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    第一の急坂
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    樹林帯の平坦な道
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    色づいた木々の葉
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    気持ちよく歩く
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    ムベの実
    果肉は鳥が味わったらしい
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    北へ急カーブ後
    第二の急登
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    再度急カーブ、西へ
    開けたササ原の道、眺望
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    休憩、眺望を楽しむ
    ここまでの道と彦岳
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    これからの道と
    彼方に天山頂稜東端
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    眼下に小城市
    遙か彼方に雲仙岳
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    サルトリイバラの実
    葉は「かしわ餅」の葉
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    長い第三の急坂を登り切る
    頂稜東端
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    広々した平坦な頂稜
    一番先の西端が天山山頂
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    道ばたの花
    アキリンドウ
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    ススキが美しい
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    アザミ
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    天山山頂到着
    広大な草原
    阿蘇惟直の墓碑が建つ
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    山頂から南の眺望
    雲仙岳が浮かぶ
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    北、背振山地の山並
    一番左(西)の台形は浮嶽
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    山頂にて
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    下山の道から
    夕日に映える彦岳
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    イナカギク
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    ササが切り払われた道
    大変歩きやすい
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    樹林帯になる
    秋の日暮れは早い
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    アオキの実は未だ青い
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    上を仰ぐと、木の葉が輝いている
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    木漏れ日の中、降る
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    登山口到着
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    暮れなずむ佐賀平野

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