山行記録

くじゅう・坊ガツルキャンプ

立中山

―2013年8月6日(火)〜7日(水)―

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© 2013 Kengo Tachibana
Updated: August 08, 2013
Last modified: December 06, 2020


ball_magenta2.gif 山行概要

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ball_magenta2.gif 第1日目歩行記録 ―2013年8月6日(火)―
  • 概要
    • 天候:晴れ
    • 登頂:なし
    • 行程:吉部登山口駐車場から坊ガツルキャンプ場まで(鳴子川左岸)、全行程3時間40分、実歩行2時間45分
  • コース地図・時間
    吉部登山口駐車場10:00→[休憩込み、1:40]→11:40暮雨の滝12:05→[25]→12:30休憩(昼食)13:00→[40]→13:40坊ガツルキャンプ場
  • 画像・備考
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

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    駐車場近く、道脇
    オオキツネノカミソリ?
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    駐車場にて
    登山スタート
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    駐車場にて
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    坊ガツルへの登山口
    鳴子川左岸の道
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    急坂、岩
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    急坂、木の根
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    急坂を登り切る
    疲れた、一休み
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    道が平坦になる
    自然林
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    暮雨の滝
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    休憩、昼食
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    車道へ飛び出す
    坊ガツルだ!
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    車道を歩く
    暑い!
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    坊ガツルにて
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    坊ガツルにて
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    坊ガツルにて
    コオニユリ
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    坊ガツルにて
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    我らがテント
    設営に1時間
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    テント設営後、木道を歩き
    法華院温泉へ
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    木道側にて
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    木道側にて
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    大岩に乗って
    背後に大船山
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    法華院温泉説明板
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    新設巨大登山靴に乗って
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    法華院温泉玄関前にて
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    温泉前のベンチにて
    コーラとビールで乾杯!
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    いい気分でテントサイトへ
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    炊事棟で夕食
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    山では何でも美味しい
    K君、食欲旺盛
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    キャンプ場と三俣山
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    夕暮れ迫るキャンプ場
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    動画:暮雨の滝


     


    福岡から吉部への途中、大分自動車道「山田SA」で休憩を取り、ついでにこの日の昼食用鶏飯おにぎりを買い求めた。さらに、くじゅうに出て「やまなみハイウェイ」と吉部・男池へ通じる道の交差点北西にある地元物産館で、野菜(トマトとキュウリ)や夕食用鶏飯・山菜おにぎりを買った。

    吉部の登山口手前にある「安い方の」駐車場に車を駐めた。夏休みというのに、予想に反して車は少なかった、というよりほとんど駐まっていなかった。

    入念に点検・準備のあと、出発。暑いが天気は上々。孫のリュック5kg、私は16〜17kg。

    坊ガツルまで鳴子川左右、どちらのルートにするか迷ったが、まずは「暮雨の滝」に寄ることにし、車道から左岸ルート登山口に入る。

    2人ともかなり重い荷物を担いでいるので、ごくゆっくりと進む。この日は登山なしなので、時間はたっぷりある。

    急登の始まる地点までは休憩も取らず行けたが、あの岩や木の根の急坂では小休憩を何度も取らざるを得ない。

    植林帶の急登後、自然林の混じる辺り、傾斜が緩み、やれやれ、大休憩。

    その後、緩やかな自然林の中の道を「暮雨の滝」まで気持ちよく歩く。

    滝に下りる分岐にリュックを置いて、滝見物。時間をかけて滝と渓流の景観、川の水の冷たさと大気の清涼を楽しんだ。孫はここで元気を取り戻した。

    滝から先は緩やかな道である。しかし距離はかなりある。予定では坊ガツルキャンプ場で昼食を摂ることにしていたが、ゆっくり歩いてきたので、坊ガツルに出る少し手前の森の中で昼食にした。

    昼食後、なだらかに下ると坊ガツルの車道に飛び出す。そこからの車道歩きは、陽を遮るものがないのでしんどい。

    かなり歩いて、法華院温泉に通じる車道から左に分岐する道に入り、鳴子川を渡渉する。そこからキャンプ場までの間、花々を楽しみながらゆっくり歩いた。キャンプ場トイレの建物が見えていた。

    キャンプ場到着13時40分。駐車場出発が10時であったから、3時間40分かかったことになる。もっとも、滝見物や昼食、大休憩・小休憩などで時間を費やした。実歩行は、小休憩込みで2時間45分。通常このコースは2時間であろう。それに比べ、約30分ほど時間をかけ、ゆっくり歩いたということか。

    キャンプ場に着くと、まずは炊事棟へ。あの冷たい、美味しい水を心ゆくまで味わった。

    落ち着いたところで、テント設営。設営地点を吟味し、これまた時間をかけて行った。孫の野営訓練も兼ねているからである。

    テント設営位置選定上の注意点、テント入口方向の定め方、設営手順と方法、細かな点では、ペグの打ち方と順序、ロープの張り方、テントとタープの一体的設営方法と順序、物干しの作り方(支柱を森に探しに行った)、外回りの整備、などなど。2時間あまりかかった。

    すべてを済ませ、法華院温泉へ。孫は興味津々。

    温泉へ向かう途中の木道が、孫に大変興味を抱かせたようで、彼は木道好きになってしまった。

    温泉で汗を流してさっぱりし(法華院温泉では石けん・シャンプー類は禁止)、その前のベンチでコーラとビールで乾杯、心地よい山の冷気を味わった。

    キャンプ場に戻り、炊事棟で夕食。昼食後の歩き、テント設営、温泉の後、美味しかった。

    後は、翌日の登山に備え、早めに寝るだけ。

    夜、ふと目覚め、テントの外に出ると、月はなく、満天の星。孫をたたき起こして「星だ」と言うと、いつもは寝ぼけているはずの彼が俄然目を覚まし、テントの外に飛び出した。この星空観察も今回山行目的であった。

    坊ガツルを取り巻く山並みを額縁として、そこに広がる広大無辺の宇宙をしばし眺め、テントの中へ戻った。  

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ball_magenta2.gif 第2日目立中山登山記録 ―2013年8月7日(水)―
  • 概要
    • 天候:晴れ
    • 行程:キャンプ場から反時計回り周回、全行程4時間00分、実歩行3時間15分
  • コース地図・時間
    坊ガツルキャンプ場07:30→[55]→08:25鉾立峠08:40→[25]→09:05立中山09:25→[1:15]→10:40登山道分岐10:50→[40]→11:30坊ガツルキャンプ場
  • 画像・備考
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

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    朝食
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    背後中央、立中山
    右、白口岳
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    三俣山
    いい天気です
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    また木道を歩く
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    また大岩の上で
    背後、左立中山、右白口岳
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    法華院キャンプ場
    その脇を進む
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    先に見える鞍部
    鉾立峠へ
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    ここにも木道
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    緩い坂のガレ場
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    登山道脇にて
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    鉾立峠にて
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    左から、白口岳
    中岳、天狗ヶ城
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    南遙か、祖母山系
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    南眼下、佐渡窪
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    これから登る立中山
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    藪をかき分け登る
    かなりの急登
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    立中山頂稜に出た
    あとはなだらか
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    登山道脇にて
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    立中山山頂到着
    なだらか、広々
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    山頂にて
    背後、大船山
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    山頂にて、背後、左から
    鳴子山、白口岳、中岳
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    北眼下、坊ガツル
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    ミヤマキリシマ!
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    大船山登山道合流点に向かう
    踏分がはっきりしない
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    この辺りで道があやしくなった
    引き返す
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    道標発見
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    道はきびしい
    植物たちがうるさい
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    えぐれた所もある
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    ちょっと開けた箇所で休憩
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    アセビの森の中
    迷いやすい
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    やっと大船山登山道に出た
    ここまで、しんどかった
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    馴染みの登山道を下る
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    岩の上が好きなK君
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    岩場
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    岩の急坂
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    坊ガツルに飛び出した!
    思わず、バンザイ!

     


    キャンプ場から法華院温泉経由、鉾立峠までは穏やかである。そこから立中山頂稜までは急坂、おまけに背の高いカヤや灌木が生い茂り登りにくい。

    しかし、時間はさほどかからない。白口岳を背にして、汗をかきながら登るとなだらかな頂稜に出る。

    頂稜を気持ちよく歩いて立中山山頂に達する。山頂といっても平坦な鈍頂で、見晴らしがいい。ここで長い休憩をとり、四方の眺望を楽しんだ。

    ここまではよかったが、その先は孫にとって(私も少々)きつい思いをすることになる。

    当初の予定では登ってきた道をキャンプ場まで引き返すつもりであった。しかし、距離的にほぼ同じであり、時間もあるということで、大船山登山道合流地点を目指すことにした。

    山頂から先へ進むとすぐ踏分があやしくなった。それでも所々あるテープを頼りに生い茂った草をかき分けながら、踏分の定かでない道を進んだ。しばらくすると、いよいよ道があやしくなり、ついには行き止まりの感じ。先へ行く道があるはずなのだが、人が通った気配すらない。明らかに違う道筋に入った。ということで、すぐ引き返した。

    注意して戻ると、登山道分岐らしい地点があり、小さな「道標」もあった。これを見つけてほっとした。それによると、引き返した道は、段原を経由することなく、直接大船山に登るルートらしい。しかし、この道は今はまったく使われていないようである。

    道標にしたがって、段原・大船山へと向かう。この道も踏分が先ほどよりいくぶんはっきりしているものの、灌木の枝が登山道を覆い、歩きにくい。また、展望がまったくきかず、面白くない。孫は少々不機嫌そうに黙々と私の後をついてきた。

    さらに大船山登山道合流地点に出るまで、アップダウンがいくつかある。アセビの大群生地帯ではテープが見当たらず、道を間違えそうで慎重に進んだ。

    さんざん苦労して、おなじみの大船山登山道に飛び出し、心底ほっとした。立中山からここまでのルートには二度と入ることはないだろう。

    合流点から坊ガツルまで、かなりの距離であるが、下りでもあるし、安心感もあり、楽しい歩きができた。特に、孫は岩が好きなので、大岩ごろごろのこの下りが気に入ったようである。

    キャンプ場に着いた時、予定していた到着時間を遙かにオーバーしていた。  

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ball_magenta2.gif 第2日目歩行記録 ―2013年8月7日(水)―
  • 概要
    • 天候:晴れ
    • 登頂:なし
    • 行程:坊ガツルキャンプ場から吉部登山口駐車場まで(鳴子川右岸)、全行程2時間25分、実歩行2時間05分
  • コース地図・時間
    坊ガツルキャンプ場14:30→[30]→15:00なるこはし15:10→[25]→15:35登山道分岐15:45→[1:00]→16:45橋・大船林道ゲート→[10]→16:55吉部登山口駐車場
  • 画像・備考
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    テントサイト
    テント撤収、下山準備完了
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    吉部へ、下山スタート
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    道脇にて
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    道脇にて
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    なるこはし到着
    休憩、気持ちいい
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    大船林道を下る
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    登山道分岐
    ケルンを大きく積み上げた
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    鳴子川右岸を下る
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    自然林が素晴らしい
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    間違えて、川沿いの道に入った
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    この古い道は趣がある
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    しかし、渡渉もある
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    川側の巨木
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    ここから出口は近い
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    道も穏やか、ほっとする
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    大船林道ゲート脇に出る
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    ゲートと一体の橋
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    村道を下る
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    前日入った登山口通過
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    駐車場到着
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    「山里の湯」に浸かって
    さっぱりしています

     


    立中山周回登山からキャンプ場へ戻り、昼食後、テント撤収。

    下山は鳴子川右岸ルート。

    坊ガツルの車道を「なるこはし」へ、さらにそれに続く大船林道を下る。

    大船林道から左、鳴子川に沿う登山道に入る。

    ここから「北登山道入口」へ出るつもりであったが、途中分岐を間違えて、鳴子川沿いの道に入った。しかし、いずれも大船林道ゲートで合流する。

    この古い道は趣はあるが、岩が多く、渡渉箇所もある。このルートは、上り下りとも北登山道に比べ時間がかかる。孫にとってはきびしすぎたかも知れない。

    大船林道ゲートに出て車道を下り、吉部の駐車場に戻った。

    帰路、飯田の炭酸泉で有名な「山里の湯」に浸かってさっぱりした。  

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