山行記録

奥雲仙二座山行

吾妻岳・九千部岳

田代原トレイルセンター・キャンプ場

―2013年6月16日(日)〜17日(月)―

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© 2013 Kengo Tachibana
Updated: June 18, 2013
Last modified: December 09, 2020


ball_magenta2.gif 山行概要

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ball_magenta2.gif 吾妻岳登山記録
  • 概要
    • 天候:晴れ
    • 行程:田代原トレイルセンター駐車場から吾妻岳経由、吾妻観音往復、芝生広場水場まで、全行程2時間15分、実歩行2時間00分
  • コース地図・時間

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    田代原トレイルセンター駐車場15:10
    →[1:00]→16:10吾妻岳16:15→[10]→16:25吾妻観音16:35→[40]→17:15キャンプ場入口→[キャンプ場見学、10]→17:25芝生広場トイレ・水場(ゴール)
    【トラックデータ】カシミール3D GDBファイル:
    20130616_azumadake.gdb
    【トラックグラフ】距離・標高

  • 画像・備考

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    キャンプ場入口
    左、九州自然歩道へ
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    九州自然歩道
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    すぐ吾妻岳登山口
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    古い鳥居
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    馬頭観音
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    登山道脇
    ヤマボウシ
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    登山道から、九千部岳の眺め
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    道が険しくなる
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    大きな岩が現れる
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    岩場の連続
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    赤い鉄梯子
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    暗い森を抜ける
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    頂稜のヤマツツジ
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    登山道から右へ
    10mほどで山頂
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    吾妻岳山頂
    展望は全くなし
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    頂稜の登山道
    さらに西へ進む
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    千々石の町と海岸
    橘湾
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    シモツケの花
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    登山道から右
    吾妻観音、彼方に九千部岳
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    吾妻観音、左のお堂
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    右の奥の院(?)
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    本殿らしい
    立派な清掃設備があった
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    観音様からの眺め
    素晴らしい
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    吾妻観音にて

     


    田代原トレイルセンター駐車場スタート、キャンプ場入口で左、九州自然歩道へ入る。

    すぐ、右手に吾妻岳登山口である。

    古ぼけた鳥居を過ぎると、馬頭観音の立派な鳥居とお堂がある。この地の畜産業が盛んなことを物語っている。

    やがて道は険しさを増す。大岩が現れ、岩場が続く。汗が噴き出す。今年初めて汗びっしょりになった。

    ややきびしい急登をしばらく我慢すると、空が明るくなり、吾妻岳の頂稜に達する。

    なだらかに西へ進むと「吾妻岳山頂」の道標があり、頂稜登山道から右に10mほど踏み込むと山頂である。しかし、ここは展望が全くない。写真を撮っただけで引き返す。

    この道標からさらに西へ緩やかに進むと、素晴らしい展望が開ける。千々石の町と海岸、橘湾。ここまで、暗い森の中を登ってきただけに、この眺望に気が一気に晴れる。

    山頂から300mほどで吾妻観音である。この山に登る場合、是非この観音まで足を延ばして欲しい。道は穏やかであり、気持ちがいい。

    吾妻観音はこの地の人々に余程愛されているらしく、よく整備されている。全体きれいで、清掃具がきちんと整えられていたし、手洗いなどのため雨水をためるステンレスのタンクも設置されていた。山上の社殿、お堂でこれほどきれいに整備されているのを見たことがない。実に気持ちが良かったし、何だか幸せな気分になった。

    下山は往路と同じ道。

    ただし、駐車場へ直行せず、まずキャンプ場入口からキャンプ場へ行き、そこを見学した。設備の整ったキャンプ場である。

    次に、芝生広場に寄り、水場で上半身の汗を拭い、シャツを着替えてさっぱりした。実に気持ちが良かった。

    芝生広場から木道を通って駐車場へ戻った。  

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ball_magenta2.gif 九千部岳登山記録
  • 概要
    • 天候:晴れ、時々曇
    • 行程:田代原トレイルセンター駐車場から時計回り周回、全行程4時間35分、実歩行3時間35分
  • コース地図・時間


  • :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
    田代原トレイルセンター駐車場07:45→[35]→08:20登山道分岐@08:25→[15]→08:40ベンチ(休憩)@08:45→[45]→09:30ベンチ(休憩)A09:45→[35]→10:20九千部岳10:55→[1:25]→12:20田代原トレイルセンター駐車場
    【トラックデータ】カシミール3D GDBファイル:
    20130617_九千部岳.gdb
    【トラックグラフ】距離・標高


  • 画像・備考

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    県道210号脇
    九州自然歩道入口
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    山裾、牧場脇の木柵
    平坦な道
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    きれいな木道
    気持ちがいい
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    東屋のすぐ先、分岐@
    自然道を右へ
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    植林帶、古い林道
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    ベンチ@(休憩)の先
    この道標から坂がきつい
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    植林の中の登山道
    昔の参道らしい
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    自然林になる
    急坂、緑が濃い
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    ヤマアジサイ
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    樹間から田代原を見る
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    谷を登り詰める
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    ベンチA
    ここで大休憩
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    左手の谷間のヤマボウシ
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    なだらかな道を進む
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    吹越からの登山道出合
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    九千部岳への道入口
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    急登、細かくジグザグに
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    頂稜に出る
    ガスが出てきた
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    岩の多い頂稜を西へ
    南面をガスが駆け上る
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    九千部山頂到着
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    山頂の花
    @シモツケ
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    A黄色のヤマボウシ
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    B純白のヤマボウシ
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    Cネジキ
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    ガスが切れる
    南面、ヤマボウシ
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    谷間を埋め尽くす
    素晴らしい
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    谷間のヤマボウシ
    ピンクの花
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    こちらにもピンク
    美しい
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    山頂から東の眺め
    ここにもヤマボウシ
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    山頂から西の眺め
    頂稜岩上に人影

     


    7時45分、トレイルセンター駐車場から九千部岳登山スタート。

    駐車場から県道210号を横切ると、九州自然歩道入口。ここから九千部岳北の山裾を東に歩く。

    歩道と牧場の境に木柵が設置され、小さな谷を越える箇所には木道や階段が設けられている。平坦な道ということもあり、さわやかな朝、ゆっくり気持ちよく分岐@まで歩いた。

    分岐@で小休憩後、今度は南へ直角に進む。緩やかな植林帶の道である。

    ベンチ@で小休憩。というのは、ここから坂がやや急になるから。1ヶ月あまりの登山休止後なので、前日もそうであったが、登りがしんどい。

    小休憩で息を整え、ことさらゆっくりと登り始める。

    植林帶が終わり、自然林になる辺りから急坂となる。この登りがきつかった。シャツは汗びっしょり。

    喘ぎ喘ぎ登り詰めるとベンチAの休憩所があり、ここで大休憩。一山越した感じである。

    なだらかな道を行くと分岐Aに着く。ここで吹越からの登山道と合流し、いよいよ九千部への急登開始。

    ここが一番きついところだろう。細かくジグザグに登って行くと頂稜に出る。

    しばらく尾根を歩くが、大きな岩が多く、道幅も狭いので注意を要する。

    南面山腹をガスが吹き上げてきたので、あまり展望がきかないが、時折ガスが切れると満開のヤマボウシが鮮やかである。

    九千部山頂に到着すると、数人の先客。山頂の岩に登ってみる。南面はガスでよく見えないが、東方に目をやるとヤマボウシが山肌を白く染めているのが分かる。

    入れ替わり立ち替わり、登山客が山頂に立つが、ガスで肝心の南面が見えないので、諦めて去って行く。

    私は30分以上のんびり待った甲斐があって、短時間ではあったがガスが晴れ、一面のヤマボウシを見ることができた。緑の樹海の中、散りばめられた白い花の鮮やかさに驚いた。中でも、白に混じってピンクのヤマボウシの点在が美しく、大変印象的であった。  

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    山頂から西へ
    岩場の尾根道が続く
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    きびしい道
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    北尾根の下り、急坂
    木の根に要注意
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    かなり下ると傾斜が緩む
    歩きやすくなる
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    森が開けると
    真正面に吾妻岳
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    植林が現れる
    登山口は近い
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    石畳の林道
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    県道210号の北尾根登山口
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    県道を西に少し歩くと牧場
    トレイルセンター前
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    駐車場は満杯
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    愛野展望台からの眺望

     


    今回は時計回り周回なので、山頂から西へ頂稜の尾根を進み、北尾根を下る。

    この尾根の道は、傾斜がないもののなかなかきびしい。岩だらけで、しかも湿っぽく、滑りやすい。ゆっくり用心しながら進む。

    北尾根になると坂が急になり、今度は岩に混じって、登山道に張り出した木の根に注意しなければならない。

    この長い下りで、登ってくる多くの人たちとすれ違った。彼・彼女らは私と逆コース、反時計回り周回をするのである。この北尾根を登るのは、さぞやしんどいことであろう。私はそれを予測したので、時計回りにしたのだが、このコースを選んでよかった。

    自然林の中、長い急傾斜の坂を下ると、植林帶になる。道も穏やかになり歩きやすい。

    やがて県道210号の北尾根登山口に飛び出すと、県道を西へ少し歩き、スタート地点に到着。

    スタート時私の車1台だけだった駐車場は多くの車で満杯だった。すべて九千部岳登山者の車だろうと思った。  

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ball_magenta2.gif 田代原トレイルセンター・キャンプ場
  • 備考
    • 田代原は吾妻岳と九千部岳間の山裾に広がる高原状の盆地である。この辺りは奥雲仙とも言われ、この「トレイルセンター」は両山や鳥甲山の登山基地となっているようだ。
    • センターにはキャンプ場が併設されている。見学したが、よく整備されたキャンプ場である。
    • センター駐車場から木道が芝生広場に通じており、そこにはトイレと水場、ベンチがあって便利である。
    • この駐車場で車中泊させてもらった。16日(日)、午後2時半頃ここに到着したが、駐車場はほぼ満杯、道路にも車が溢れていた。ところが、夕刻7時になると、私の車だけになり、人気が全くなくなった。
    • 7時半夕食を終え、しばらくビールを飲みながら西の空の夕焼けが消え去るのを眺めていると、8時頃、灌木の暗闇の中にかすかな光の点滅を見つけた。側を谷川が流れている。もしやと思って、木道を谷川に架かる橋のところ行くと蛍たちが静かに乱舞していた。この川筋にもヤマボウシが茂っており、その白い花が半月の光を受けてかすかに輝いている。蛍とヤマボウシ、ぼんやり見ると見分けがつかない。何とも言えない新鮮な光景であった。後で焼酎を飲みながら戯れに一句。半月に あれは蛍か ヤマボウシ
    • 蛍は今回山行のおまけだったが、もう一つのおまけは満天の星。半月が沈んだ深夜、ふと目を覚まして車外に出ると空がよく晴れており、天を仰ぐと天の川と無数の星たち、北の空には北斗七星と北極星、しばし見とれた。
  • 画像
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)


  • ■ 6月16日(日)

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    田代原トレイルセンター
    駐車場
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    トレイルセンターと駐車場
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    トレイルセンター
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    センターの背後、吾妻岳
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    キャンプ場入り口
    キャンプ場への舗装道
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    キャンプ場
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    キャンプ場
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    キャンプ場
    真正面彼方、鳥甲山
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    芝生広場
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    トイレと水場
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    南西遙か、平成新山
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    広場から駐車場への木道
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    この日の夕食
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    駐車場の片隅にて
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    午後7時30分頃
    西の空の夕焼け

    ■ 6月17日(月)

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    朝食
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    朝露のヤマボウシ
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    早朝の九千部岳
    いい天気です
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    駐車場・センター全景

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