- 女神像公園を6時に発ち、松木側の扇山登山口に6時45分着。登山準備などの後、7時10分登山スタート。登り始めると道の両側にスズタケが生い茂っている。脊梁の山々に登る度、かつてはうるさいと感じていたが、鹿の食害のために今ではこのような密生はほとんど見かけないので、嬉しくなった。後で知ったのだが、5月14日(日)が扇山の山開きということで、スズタケがきれいに切り払われていた。
- 扇山山小屋まで登山道は霧立越の一部で、かつては多くの人馬が行き来していたであろう。道は尾根筋を緩やかに登り、非常に歩きやすい。それに、右に急カーブする辺りから特に左斜面にミツバツツジやシャクナゲの花が咲き、目を楽しませてくれる。写真を撮ったりしながらゆっくり登る。山小屋まで気持ちよく歩いた。
- 扇山山小屋はこぢんまりしているが、山腹斜面に建つ大きな空間を持つログハウスで、テラスなどもあり、なかなかしゃれた造りである。玄関ドア側に吊されている鍵を使って中に入ると、大変きれいな土間と板張りの一間があり、囲炉裏さえ設えられて、居心地が良さそうだ。この山小屋は数年前から、その基礎が劣化し危険ということで「山小屋立入禁止」であったが、その後修理されたようで、現時点ではその禁止の張り紙はなく、利用できると思われる。 山小屋のすぐ近くの水量豊かな水場、小屋の側のトイレなど、山小屋泊の条件は極めてよい。快適な山中泊が期待できる。
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- 山小屋から扇山までやや傾斜は増すが、上り・下り、ゆっくり歩いて片道30分以内である。今回、山頂から先の内の八重登山道の状況を調べてみた(そのため時間をくったが)。山頂から下り(こちら側もシャクナゲが多い)、イチイの老大木の先右急カーブを過ぎてしばらくすると下山道が不鮮明で、ついに分からなくなった。この登山道は近頃ほとんど人が入っていないようだ(単独山行では使わない方が無難と思われる)。登山地図によると「重ね石」辺りである。そこから引き返し、山頂で一息入れて、後は松木側の登山口へ一気に下った。シャクナゲは山頂付近を中心にこの山域全体咲きほこっていた。
- 昼食は下山後、棒ラーメンを調理することにしていた。しかし、登山口前の駐車場はあまりにも広く、陽が照りつけるので避け、昼食の場は松木林道の途中の空き地にした。
- その後、県道・村道・椎葉五家荘林道を通って時雨岳登山口まで走る。途中民宿「焼畑」に立ち寄り、山と登山口情報を得、登山口まで車の移動をお願いできるかどうか尋ねた(相談にのるとのことであった)。
- 時雨岳は登山口から山頂までの往復だけ、白鳥山への縦走はしなかった。それでも十分満開のヤマシャクヤクを観賞することができ大満足。
- 予定の登山終了、新椎葉越(峰越)を越え、五家荘を通り抜けて国道218号へ出たが、これで大きく九州脊梁の北半分ほどを時計回りに廻ったことになる。
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20170511_001.jpg 松木林道分岐の道標 左、松木側扇山登山口へ |
20170511_002.jpg 松木扇山登山口 林道はここまで舗装されている |
20170511_003.jpg 登山口の立派な水場 水源は扇山山小屋の水場である |
20170511_004.jpg 広大な駐車場 |
20170511_005.jpg 駐車場から、九州脊梁の山並 |
20170511_006.jpg 登り始め 今や珍しく、スズタケが茂る |
20170511_007.jpg ミツバツツジ |
20170511_008.jpg 朝日に輝くミツバツツジ |
20170511_009.jpg 霧立越の道 なだらかで歩きやすい |
20170511_010.jpg シャクナゲが美しい これは開花寸前 |
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20170511_012.jpg 尾根筋の道を登る |
20170511_013.jpg 見事なシャクナゲだ |
20170511_014.jpg 自然林の森の風景 |
20170511_015.jpg えぐれた登山道 |
20170511_016.jpg なだらかな道 快適な歩き |
20170511_017.jpg 景色を眺めながら歩く |
20170511_018.jpg 扇山山小屋到着 手前に水場 |
20170511_019.jpg 山小屋全景 |
20170511_020.jpg 小屋内部 囲炉裏がある! |
20170511_021.jpg きれいな山小屋だ |
20170511_022.jpg マットなどが置いてある 使ってもいいのか? |
20170511_023.jpg 小屋の玄関 鍵はドア脇にクサリで繋いである |
20170511_024.jpg 小屋裏手下、トイレ 泊まってみたいと思った |
【扇山山小屋から山頂、下山まで】
20170511_025.jpg 山小屋から霧立越を離れ 扇山の登山道へ |
20170511_026.jpg 石灰岩の岩場 |
20170511_027.jpg シャクナゲが多くなる |
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20170511_029.jpg |
20170511_030.jpg 最後のひと登り |
20170511_031.jpg 扇山山頂到着 |
20170511_032.jpg 山頂にて |
20170511_033.jpg 山頂のシャクナゲ |
20170511_034.jpg 霧立越の稜線 |
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20170511_036.jpg 山頂から内の八重登山口の方へ 登山道下見調査 |
20170511_037.jpg スズタケが少ない |
20170511_038.jpg こちら側もシャクナゲが多い |
20170511_039.jpg イチイの老大木 さらに、右急カーブの先までいってみる |
20170511_040.jpg 登山道が分からなくなり引き返す こちら側の登山道は使われていないようだ |
20170511_041.jpg 扇山山頂を通過、下山 |
20170511_042.jpg ツツジ岳という標識 |
20170511_043.jpg しかし、ここにはシャクナゲの花 |
20170511_044.jpg 扇山山小屋に戻ってきた |
20170511_045.jpg 気持ちのいい、緩やかな下り |
20170511_046.jpg 日を浴びるシャクナゲ |
20170511_047.jpg スズタケの芽立ちが嬉しい |
20170511_048.jpg 登山口到着 素晴らしい天気だ |
【時雨岳】
20170511_049.jpg 松木林道の空き地で昼食 |
20170511_050.jpg 棒ラーメンが美味しかった 昼食後、時雨岳登山口へ向かう |
20170511_051.jpg 県道142号を走り 上福良橋を渡ったところ |
20170511_052.jpg 上福良橋 |
20170511_053.jpg 日向椎葉湖 |
20170511_054.jpg キャンプ場案内と林道道標 |
20170511_055.jpg 県道142号から村道へ 耳川の景色が美しい |
20170511_056.jpg 村道分岐、橋の手前左折 直進は尾前渓谷へ |
20170511_057.jpg 道路案内板 |
20170511_058.jpg この分岐の耳川 |
20170511_059.jpg 清らかな流れだ |
20170511_060.jpg 白水の滝 |
20170511_061.jpg 民宿「焼畑」案内板 |
20170511_062.jpg 寄ってみた ここは「観光案内所」も兼ねる |
20170511_063.jpg 民宿の建物 大変立派な造りである |
20170511_064.jpg 途中はしょって 時雨岳登山道 |
20170511_065.jpg 涸れ谷の左岸を登る |
20170511_066.jpg やがて自然林山腹の急登 |
20170511_067.jpg バイケイソウはどこでも元気だ |
20170511_068.jpg 林道出合 横切って上へ |
20170511_069.jpg 急登が続く |
20170511_070.jpg 「人吉・かめさん」お久しぶりです ただ、例によって山頂まで15分かかる |
20170511_071.jpg イチリンソウ 花の裏側が紅紫色、初めて見た |
20170511_072.jpg ニリンソウ |
20170511_073.jpg 山頂の鹿除けネット 中に入る |
20170511_074.jpg 以下、No.080までヤマシャクヤク |
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20170511_076.jpg |
20170511_077.jpg |
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20170511_080.jpg |
20170511_081.jpg 白鳥山への縦走路 今回縦走はせず、下山 |
20170511_082.jpg 新椎葉越(峰越) 白鳥山への縦走路入口 |
20170511_083.jpg 烏帽子岳への縦走路入口 |
20170511_084.jpg こちらから上ってきた 反対側、五家の荘へ下りる |