山行記録
揺岳
カシバル峠
―2011年12月16日(金)―
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目次
山行概要
「揺岳」山行・登頂記録
「カシバル峠」記録
山行概要
山名(読み方、標高):揺岳(ゆるぎだけ、1335.2m)
県名/山地・山群・地域など:宮崎県/九州山地
山行期日:2011年12月16日(金)
備考
椎葉村の「三方岳」と松木新登山口から「扇山」に登るつもりだった。今冬初めての本格的寒波が襲っているが、宮崎は大丈夫だろうと考え、早朝福岡を発った。降雨率「0パーセント」という天気予報も励みになった。ところが、椎葉に向かう国道265号の国見トンネルの少し先で、土砂崩れ修復工事中のため「全面通行止め」、椎葉へは行けず、仕方なく折り返した。
さて、どうしたものか。色々考え、今年3月末祇園山と諸塚山山行時に時間の関係で登らなかった揺岳にまず登り、次に8月の雨霧中山行となった白岩山・向坂山周回縦走ということにした。そのどちらの登山口も折り返し地点から近いからである。
しかし、これは実に甘い考えであった。寒波はすでに宮崎の「霧立」や九州山地までに達していた。不安定な空模様(おおむね曇り、時々小雪、時たま日射し)、冷気と強風である。小さな、薄い雪雲が猛烈な早さで、西から東へ空を走る。それでも、揺岳には何とか登ることができた。霧立の山並みが地表の強烈な西からの寒風を幾分なりとも和らげていたからであろう。揺岳登山である程度予想はできたものの、白岩山・向坂山登山口や五ヶ瀬ハイランドスキー場の状況をこの目で見たくて、とにかくカシバル峠まで行ってみた。しかし、白岩山・向坂山登山は論外。詳細は後の記録をどうぞ。
結果的には「全面通行止め」は幸いだったかも知れない。白岩山・向坂山と同じく扇山登山はとうてい無理だったろうし、三方岳登山は距離、時間共に揺岳のほぼ2倍以上、しかも初登山、とても単独では登る気がしなかったに違いない。
日程
移動:九州自動車道、「北熊本SA」での朝食20分込みで、「大石越」祇園山登山口駐車場まで、3時間35分
自宅(福岡市城南区)4:40→福岡都市高速→九州自動車道→松橋IC→国道445号→「上寺」国道218号→「馬見原」国道265号→(国見トンネルの先で折り返し)→「鞍岡」大石越林道→8:15祇園山登山口駐車場
揺岳登山:祇園山登山口駐車場から往復、2時間18分
移動:揺岳登山口からカシバル峠まで、42分
カシバル峠:林道・山況調査、五ヶ瀬ハイランドスキー場リフト観察など、25分
移動:カシバル峠から福岡まで(松橋IC経由)、昼食・仮眠を含め、3時間50分
今回、車で340km走った。
「揺岳」山行・登頂記録
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車の軌跡も示している。右上のブルーのマークが「祇園山登山口駐車場」。その先「大石越」が「揺岳登山口」。
記録
天候:曇り、時々小雪、時たま日射し、強風
概要:祇園山登山口駐車場から往復、実歩行2時間03分
詳細
祇園山登山口駐車場8:30→[30]→9:00小ピーク→[45]→9:45
揺岳山頂
10:00→[23]→10:23小ピーク→[25]→10:48祇園山登山口駐車場
備考
祇園山登山口駐車場到着時(8時15分)、気温-3℃。
弁当、予備の水など不要と思われるものはリュックから除き、温かいお茶の入った魔法瓶を入れて、8時30分登山開始。
登山道は、最初と最後だけ傾斜が強いが、その間は多少のアップダウンがあるものの広くて快適な尾根歩きである。
しかし今日は西から強い風が吹き付け、木々がゴーゴーとうなるほどであった。尾根の道では両脇のスズタケが強風を遮ってくれるが、山頂近くの坂道では時々風をまともに受けることになる。山頂は吹きさらし、気温零下6度、強風のため体感温度は数度低い。軍手をはめていたが、指先がかじかんで痛みさえ感じた。
下山中たびたび粉雪が降った。
下山後車中で温かいお茶を飲み、「カンロ飴」で気を取り直し、「カシバル峠」へ向かった。
画像
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祇園山登山口駐車場
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この大石林道を
200mほど先へ
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林道脇の雪
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揺岳登山口
林道から右へ
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未舗装の林道を100m
左の登山道へ
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植林帯をジグザグに登る
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尾根に出る
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緩やかな登り
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やや急な登り
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登り切ると
小ピーク
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南東(左)へ進む
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快適な尾根歩き
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木々の向こうに
揺岳が見える
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西からの強風を
スズタケが防ぐ
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やがて急坂になる
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ロープ場で
風がうなり吹き付ける
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登山道の霜柱
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最後の登り
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揺岳山頂到着
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山頂の気温計
-6℃
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山頂にて
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山頂から東
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小ピークから
祇園山を見る
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大石林道から見る
冠雪の向坂山
山頂付近は雪らしい
「カシバル峠」記録
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車の軌跡。左下、ブルーのマークが「カシバル峠」。
記録
天候:曇り、時々小雪、時たま日射し、強風
概要:白岩林道状況調査、リフト乗場見学など、25分。
詳細
なし。
備考
カシバル峠では強風が吹き荒れていた。祇園山登山口駐車場や揺岳よりいっそう烈しい。車から出るのさえ億劫になるほどである。気温-4℃。
ここの大駐車場は満杯。リフト乗り場にいた若者たちに聞いてみると、今日は五ヶ瀬ハイランドスキー場のオープン日で、それを記念してリフトは無料サービスとのこと。そのために大勢のスキーやスノボー愛好家たち(ほとんどが若者たち)が集まっているのであった。車のナンバープレートを見てみると宮崎、熊本ナンバーがほとんどだったが、福岡ナンバーもあった。
仰ぎ見る向坂山からの尾根は雪で白い、白岩林道入口はガチガチのアイスバーン状態で乗り入れるのは不可能。ということで、もちろん登山は中止。後で、駐車場整理係の人から聞いたのだが、リフトの上の乗場やスキー場辺りでは気温-8℃。
リフトが無料ならば、ダウンジャケット、雨合羽など準備をしていたので、それらを全部着込んでリフトで登り、スキー場見物をしようかとも思ったが、リフトに乗っている間にどうなるか分からなかったので(まさか、コチンコチンに凍ることはないであろうが)これも止めた。
時間の早かったこともあったが、何よりも小雪の舞う烈風の中で昼食の弁当を食べる気にならず、昼食は国道に下り、しばらく走って、日の射す適当なパーキングエリアで摂った。
画像
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カシバル峠への道で
バスと何度も出会う
スキー場のシャトルバス
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カシバル峠のすぐ下
未舗装の作業道
凍り付いている
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峠の大駐車場
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車でいっぱい
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奥の駐車場
粉雪混じりの烈風
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駐車場の真正面
スキー場へのリフト
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カシバル峠
未舗装の白岩林道
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アイスバーン状態
林道には入らない
動画
―カシバル峠―
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注
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スキー場、奥の駐車場
粉雪混じりの烈風
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リフト(1)
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リフト(2)
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Created: December 17, 2011
Updated: January 06, 2012