山行記録

立山・薬師岳縦走

立山連峰(別山・真砂岳・大汝山・雄山)
獅子岳・鳶山・越中沢岳・スゴノ頭・間山・北薬師岳・薬師岳

―2012年8月1日(水)〜6日(月)―

ao4.gifホームページへ戻る

ao4.gif「山行記録―九州外―」へ戻る



ball_magenta2.gif 山行概要
  • 期日:2012年8月1日(水)〜6日(月)、5泊6日
  • 山名(読み方、標高)
    立山連峰:別山(べつざん、2880m)・真砂岳(まさごだけ、2861m)・大汝山(おおなんじやま、3015m)・雄山(おやま、3003m)
    獅子岳(ししだけ、2714m)、鳶山(とびやま、2616m)、越中沢岳(えっちゅうざわだけ、2591.4m)、スゴノ頭(すごのあたま、2431m)、間山(まやま、2585.2m)、北薬師岳(きたやくしだけ、2900m)、薬師岳(やくしだけ、2926m)
  • 県名/山地・山群・地域など:富山県/北アルプス
  • 山行形態:油山会定例山行
  • 参加者:6名(油山会4名、会員外2名)、男性2名・女性4名
  • 全日程
    • 第1日目 ―2012年8月1日(水)
      • 移動:JR博多駅から室堂まで
        (集合)JR博多駅6:44→[新幹線「のぞみ6号」]→9:15新大阪駅9:46→[特急「サンダーバード11号(富山行)」]→12:59富山駅→[徒歩]→電鉄富山駅13:24→[富山地鉄立山線、普通、1時間]→14:24立山駅14:30→[立山ケーブルカー]→14:37美女平14:40→[高原バス]→15:30室堂
      • 登山:室堂から「雷鳥沢ヒュッテ」まで、15時50分〜16時40分、全行程50分
      • 宿泊:「雷鳥沢ヒュッテ」
        入浴:雷鳥沢ヒュッテ内「雷鳥沢温泉」
        夕食:17時40分
    • 第2日目 ―2012年8月2日(木)
      • 朝食:5時45分
      • 登山:「雷鳥沢ヒュッテ」から「一ノ越山荘」まで、6時20分〜14時55、全行程8時間35分
      • 宿泊:「一ノ越山荘」
        夕食:17時30分
    • 第3日目 ―2012年8月3日(金)
      • 朝食:6時00分
      • 登山:「一ノ越山荘」から「五色ヶ原山荘」まで、7時00分〜12時30分、全行程5時間30分
      • 宿泊:「五色ヶ原山荘」
        入浴:14時より、25分間隔で男女交代(数回)
        「五色ヶ原」散策:15時から1時間ほど
        夕食:17時00分
    • 第4日目 ―2012年8月4日(土)
      • 朝食:5時30分
      • 登山:「五色ヶ原山荘」から「スゴ乗越小屋」まで、6時30分〜14時00分、全行程7時間30分
      • 宿泊:「スゴ乗越小屋」
        夕食:17時30分
    • 第5日目 ―2012年8月5日(日)
      • 朝食:5時30分
      • 登山:「スゴ乗越小屋」から「太郎平小屋」まで、6時10分〜14時50分、全行程8時間40分
      • 宿泊:「太郎平小屋」
        夕食:17時45分
    • 第6日目 ―2012年7月23日(月)
      • 朝食:5時30分
      • 登山:「太郎平小屋」から折立(おりたて)まで、6時20分〜10時50分、全行程4時間30分
      • 移動:折立からJR富山駅まで、富山電鉄直行バス(要予約)、10時30分〜12時10分(1時間40分)
      • 入浴・昼食・荷物整理:JR富山駅前銭湯「観音湯」他、12時10分〜13時50分(1時間40分)
      • 移動:JR富山駅からJR博多駅まで
        JR富山駅14:19→[特急「サンダーバード30号(大阪行)」]→17:30新大阪駅18:22→[新幹線「さくら573号」]→21:06博多駅(解散)
  • 山行全体コース図
    :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
  • 備考
    • 飛騨山脈の北西、ほぼ南北に連なる立山連峰から薬師岳縦走はロングコースである。九州福岡からは遠く、山小屋5泊6日の山行。
    • 油山会会員4名、会員外2名の6名のパーティで、男性2名、女性4名である。特記すべきは、このパーティの平均年齢がほぼ70歳ということであろう。メンバー全員怪我もせず全コース歩き通せたのは、何よりもその登山経験の豊かさの賜物である、と思われる。
    • 天候には恵まれた。最終日の朝のひととき雨が降ったが、それまでは晴天であった。気温も低下せず、快適に縦走できた。個人的には、10日ほど前の常念山脈縦走が連日雨と濃霧であったため、この好天下の縦走は実に楽しかった。しかし、快適な縦走とはいえ、道はきびしかった。
    • 何よりも新鮮だったのは、真夏の雪渓を歩いたこと。高山を実感した。
    • また、山小屋の存在のありがたさも感じた。できるだけ早めに発ち、午後2時頃に小屋に到着する、その後の夕食までの時間が楽しい。くつろいで、ビールなどを飲みながら山並みを眺めたり、見知らぬ人たちと山登りの話をしたりした。
    • 老若男女、多くの人たちが様々な形でこのコースを楽しんでいた。飛騨山脈全体では膨大な人数になるであろう。確かに、この山群には人々を引きつける山の魅力、というか一種の魔力のようなものがあるのではないかと思う。若者はこの魔力にただ引きつけられる、老人はこの魅力とほどほどに戯れる。今後、私もこの山域を体力に合わせ、ゆっくり歩きたいと思った。
    • それにしても皆さんよく歩きました。感服しました。

ao1.gifこのページのトップへ戻る



ball_magenta2.gif 第1日目登山記録 ―2012年8月1日(水)―

  • 概要
    • 天候:晴
    • 登頂:なし
    • 行程:室堂から「雷鳥沢ヒュッテ」まで、全行程50分、実歩行45分
  • コース地図・時間

    :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
    室堂15:50→[35]→16:25ミクリガ池展望所16:30→[10]→16:40雷鳥沢ヒュッテ
  • 画像・備考
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    img_120801_0001.jpg
    img_120801_0001.jpg
    バスから、称名滝
    img_120801_0002.jpg
    img_120801_0002.jpg
    バスから、そうめん滝
    img_120801_0003.jpg
    img_120801_0003.jpg
    室堂ターミナル
    img_120801_0004.jpg
    img_120801_0004.jpg
    ターミナル前にて
    img_120801_0005.jpg
    img_120801_0005.jpg
    山の湧水、おいしい
    img_120801_0006.jpg
    img_120801_0006.jpg
    遊歩道、ヒュッテへ
    img_120801_0008.jpg
    img_120801_0008.jpg
    ミクリガ池に映る立山
    img_120801_0009.jpg
    img_120801_0009.jpg
    稜線鞍部に剣御前小屋
    翌日登る
    img_120801_0010.jpg
    img_120801_0010.jpg
    雷鳥沢キャンプ場
    img_120801_0011.jpg
    img_120801_0011.jpg
    遊歩道を下る
    img_120801_0012.jpg
    img_120801_0012.jpg
    モダーンな山小屋
    img_120801_0013.jpg
    img_120801_0013.jpg
    雷鳥沢ヒュッテ到着
    img_120801_0014.jpg
    img_120801_0014.jpg
    玄関前テラスにて
    img_120801_0015.jpg
    img_120801_0015.jpg
    夕食
    img_120801_0016.jpg
    img_120801_0016.jpg
    ヒュッテ玄関前にて

     

    富山地方鉄道「立山駅」から立山ケーブルで美女平へ、そこから高原バスで室堂に到着。途中、いくつかの見所があり、バスが徐行したり、止まったりしてくれる。

    室堂ターミナルは大勢の登山者、観光客でごった返していた。ここはいわゆる「立山黒部アルペンルート」の一大拠点であるらしい。




    我々もここから登山開始である。

    ターミナルのそばに山の水の溢れる水場があり、その水を口にした後、遊歩道を「雷鳥沢ヒュッテ」へ向かう。





    ミクリガ池の展望所で休憩、雪渓の縞模様の立山連峰を見渡す。今年は残雪が多いのだろうか、白い縞が目につく。










    遊歩道をゆっくり歩いて「ヒュッテ」に到着。玄関口はそれらしいのであるが、全体はモダーンな感じの山小屋である。この「山小屋」には、雷鳥沢温泉が併設されており、ゆっくり浸かった。翌朝、露天風呂にもはいった。







    テラスでビールを飲みながら、翌日登る立山連峰を仰ぎ見た。ただし、ここでは未だ山登りというより、観光の気分。  

ao1.gifこのページのトップへ戻る



ball_magenta2.gif 第2日目登山記録 ―2012年8月2日(木)―

  • 概要
    • 天候:晴
    • 登頂:立山連峰(別山、真砂岳、大汝山、雄山)
    • 行程:「雷鳥沢ヒュッテ」から「一ノ越山荘」まで、全行程8時間35分、実歩行6時間35分
  • コース地図・時間

    :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
    雷鳥沢ヒュッテ6:20→[05]→6:25キャンプ場広場6:35→[4回休憩込み、2:35]→9:10剣御前小屋9:20→[40]→10:00別山神社→[別山往復、20]→10:20別山神社10:25→[35]→11:00休憩(昼食)11:30→[25]→11:55真砂岳12:00→[50]→12:50富士ノ折立→[15]→13:05大汝山(休憩所)13:35→[15]→13:50雄山14:20→[35]→14:55一ノ越山荘
  • 画像・備考
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    img_120802_0001.jpg
    IMG_120802_0001.jpg
    何でもあります
    img_120802_0002.jpg
    IMG_120802_0002.jpg
    日の出前の雷鳥沢
    img_120802_0003.jpg
    IMG_120802_0003.jpg
    朝日を浴びる大日岳三山
    img_120802_0004.jpg
    IMG_120802_0004.jpg
    朝食
    img_120802_0005.jpg
    IMG_120802_0005.jpg
    雪渓を渡る
    img_120802_0006.jpg
    IMG_120802_0006.jpg
    キャンプ場広場へ
    ストレッチ後、登山開始
    img_120802_0007.jpg
    IMG_120802_0007.jpg
    雪渓と木橋を渡る
    img_120802_0008.jpg
    IMG_120802_0008.jpg
    急登の雷鳥坂
    img_120802_0009.jpg
    IMG_120802_0009.jpg
    雷鳥沢を見渡す
    img_120802_0010.jpg
    IMG_120802_0010.jpg
    左雄山、右浄土山を見る
    img_120802_0011.jpg
    IMG_120802_0011.jpg
    剣御前小屋到着
    img_120802_0012.jpg
    IMG_120802_0012.jpg
    剱岳を背景に
    img_120802_0013.jpg
    IMG_120802_0013.jpg
    立山連峰の稜線
    img_120802_0014.jpg
    IMG_120802_0014.jpg
    縦走開始
    img_120802_0015.jpg
    IMG_120802_0015.jpg
    剱岳
    img_120802_0016.jpg
    IMG_120802_0016.jpg
    別山へ
    img_120802_0017.jpg
    IMG_120802_0017.jpg
    別山(別山北峰?)
    img_120802_0018.jpg
    IMG_120802_0018.jpg
    深い谷と山並み
    img_120802_0019.jpg
    IMG_120802_0019.jpg
    剱岳がよく見える
    img_120802_0020.jpg
    IMG_120802_0020.jpg
    別山神社の祠(別山?)
    img_120802_0021.jpg
    IMG_120802_0021.jpg
    ガレ場の登山道を下る
    img_120802_0022.jpg
    IMG_120802_0022.jpg
    岩だらけの縦走路
    img_120802_0023.jpg
    IMG_120802_0023.jpg
    尾根の縦走路
    img_120802_0024.jpg
    IMG_120802_0024.jpg
    昼食
    img_120802_0025.jpg
    IMG_120802_0025.jpg
    これから立山縦走メインルート
    img_120802_0026.jpg
    IMG_120802_0026.jpg
    きびしい
    img_120802_0027.jpg
    IMG_120802_0027.jpg
    大汝山休憩所
    img_120802_0028.jpg
    IMG_120802_0028.jpg
    大汝山にて
    img_120802_0029.jpg
    IMG_120802_0029.jpg
    遙か彼方、槍ヶ岳
    img_120802_0030.jpg
    IMG_120802_0030.jpg
    眼下に黒部湖
    img_120802_0031.jpg
    IMG_120802_0031.jpg
    大汝から降りる
    img_120802_0032.jpg
    IMG_120802_0032.jpg
    雄山へ向かう
    img_120802_0033.jpg
    IMG_120802_0033.jpg
    雄山到着
    img_120802_0034.jpg
    IMG_120802_0034.jpg
    雄山神社社務所
    img_120802_0035.jpg
    IMG_120802_0035.jpg
    立山頂上社殿へ
    img_120802_0036.jpg
    IMG_120802_0036.jpg
    頂上社殿にて
    img_120802_0037.jpg
    IMG_120802_0037.jpg
    社殿、お祓いを受ける
    img_120802_0038.jpg
    IMG_120802_0038.jpg
    ガレ場・ザレ場を下る
    img_120802_0039.jpg
    IMG_120802_0039.jpg
    山小屋が見える
    img_120802_0040.jpg
    IMG_120802_0040.jpg
    一ノ越山荘到着
    img_120802_0041.jpg
    IMG_120802_0041.jpg
    イワヒバリ
    img_120802_0042.jpg
    IMG_120802_0042.jpg
    小屋の背後の龍王岳
    img_120802_0043.jpg
    IMG_120802_0043.jpg
    山荘玄関前にて
    img_120802_0044.jpg
    IMG_120802_0044.jpg
    雷鳥沢からの登山道

     


    第2日目、晴天。すがすがしい目覚めであった。

    山小屋とはいえ、何でもある。少々値段が張るが、運搬のことを考えれば、これは当然のことである。登山者は金を惜しみさえしなければ、食料品や水などをリュックに詰め、梺から運び上げる必要がない。




    ヒュッテ前にはスペースがないので、雪渓を横切りキャンプ場まで行って、そこの広場でストレッチをした。広々した広場で、たくさん色とりどりのテントが張られており、大変気持ちがいい。








    ストレッチで体をほぐし、登山開始。前日仰ぎ見た目の前の急斜面を、直登といった感じで登る。

    雷鳥沢の雪渓を、初めての体験なので慎重に通り過ぎ、沢の木橋を渡る。大日岳方面へ向かう道を分け、山腹の急坂に入る。雪渓の右、左と直線的に登った後、小さな支尾根に出て細かいジグザグの道になる。

    登りはじめ、しかも相当な高度なので、呼吸を整えながら、極めてゆっくり足を進める。

    時々小休憩を取り、雷鳥沢や立山、大日岳などの景色を眺めながら、時間をかけて稜線鞍部の剣御前小屋に着く。

    小屋からは剣岳が間近に見え、感動した。






    ここから、左手に剣を眺めながら、アップダウンも緩やかに、尾根筋を雄山方面へ向かう。

    別山の右をトラバースする道もあるが、その道から左に分岐して、別山(神社)に着いた。ここに「別山」の標識があるものの、地図では張り出した尾根先端の高所が「別山」と示してある。そこで、ここにリュックをデポし、尾根先端へ往復した。


    尾根先端は、そこで休んでいる人たちによると「別山北峰」とのこと、少々混乱する。

    しかし、名称は別にして、ここからの展望は素晴らしい。真正面に剣岳とそれに連なる岩稜、その手前の深い谷を見渡すことができる。容易ではないと知りつつも、剣に登りたい、と思ってしまう景色である。。




    別山(神社)で休憩後、急坂を下りて、縦走路と合流、しばらくはなだらかな道を行く。


















    やがて、立山の急峻な登山道となる。

    まず岩の積み重なった急坂をあえぎあえぎ富士ノ折立に登る。次が、立山連峰最高峰の大汝山である。この山頂直下に休憩所があり、トイレ(有料)も設置されている。私は利用しなかったが、たまたま休んでいた男性登山者によると、ここのトイレは「日本一景色のいいトイレである」とのこと。どんなものか見学だけでもすればよかった。



    休憩所脇の登山道にリュックを置いて大汝山に登る。巨大な岩をよじ登ると山頂、360度の大展望、素晴らしい、雄大である。











    登山道に戻って、次はいよいよ雄山である。

    立山頂上雄山神社の鳥居の脇を通って、先ずは社務所へ。建物の前、軒先下の休憩用ベンチにリュックを置いて頂上に登った。そこには立派な社殿があり、途中でお札(小さな鈴が付いている)を購入して登ることになる。山頂の社殿で神主さんから登山安全のお祈りをしてもらい(私は天候の順なることを密かにお願い申し上げた)、お祓いを受けた。さらに、雄山神社の説明もしてもらった。













    雄山から一ノ越への下りはきびしかった。急坂の上、ザレ・ガレの連続である。滑りやすく、気をつけねばならない。それまでかなり歩いて足腰を駆使していたので、ことのほかきつく感じた。







    山荘に着いたのは午後3時頃、この一日立山連峰をよく歩いた、としみじみ思った。しかし、これで今回の山行ルートのほぼ五分の一くらいである。気を引き締めた。  

ao1.gifこのページのトップへ戻る



ball_magenta2.gif 第3日目登山記録 ―2012年8月3日(金)―

  • 概要
    • 天候:晴
    • 登頂:獅子岳
    • 行程:「一ノ越山荘」から「五色ヶ原山荘」まで、7時00分〜12時30分、全行程5時間30分、実歩行4時間35分
  • コース地図・時間

    :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
    一ノ越山荘7:00→[40]→7:40富山大学立山研究室7:45→[1:05]→8:50雪渓終了地点(休憩)8:55→[55]→9:50獅子岳9:55→[1:05]→11:00ザラ峠(昼食)11:30→[25]→11:55五色ヶ原入口12:05→[25]→12:30五色ヶ原山荘
  • 画像・備考(1) ―一ノ越山荘から獅子岳まで―
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    img_120803_0001.jpg
    IMG_120803_0001.jpg
    山荘の夜明け
    img_120803_0002.jpg
    IMG_120803_0002.jpg
    槍ヶ岳もくっきり
    img_120803_0003.jpg
    IMG_120803_0003.jpg
    朝日を浴びる龍王岳
    img_120803_0004.jpg
    IMG_120803_0004.jpg
    室堂平と大日岳
    img_120803_0005.jpg
    IMG_120803_0005.jpg
    登山開始の道
    img_120803_0006.jpg
    IMG_120803_0006.jpg
    朝食
    img_120803_0007.jpg
    IMG_120803_0007.jpg
    山荘玄関前にて
    img_120803_0008.jpg
    IMG_120803_0008.jpg
    山荘玄関前にて
    img_120803_0009.jpg
    IMG_120803_0009.jpg
    この日の縦走開始
    img_120803_0010.jpg
    IMG_120803_0010.jpg
    龍王岳の右をトラバース
    img_120803_0011.jpg
    IMG_120803_0011.jpg
    振り返り、立山連峰を見る
    img_120803_0012.jpg
    IMG_120803_0012.jpg
    登り詰めると
    img_120803_0013.jpg
    IMG_120803_0013.jpg
    富山大学立山研究室
    img_120803_0014.jpg
    IMG_120803_0014.jpg
    一休み
    img_120803_0015.jpg
    IMG_120803_0015.jpg
    眺望を楽しむ
    img_120803_0016.jpg
    IMG_120803_0016.jpg
    記念写真
    img_120803_0017.jpg
    IMG_120803_0017.jpg
    目的地五色ヶ原が見える
    img_120803_0018.jpg
    IMG_120803_0018.jpg
    龍王岳の右を巻いて下る
    img_120803_0019.jpg
    IMG_120803_0019.jpg
    きつい下り
    img_120803_0020.jpg
    IMG_120803_0020.jpg
    雷鳥が見ていた
    img_120803_0021.jpg
    IMG_120803_0021.jpg
    鬼岳の左をトラバース
    img_120803_0022.jpg
    IMG_120803_0022.jpg
    ハシゴを下りる
    img_120803_0023.jpg
    IMG_120803_0023.jpg
    雪渓を行く
    img_120803_0024.jpg
    IMG_120803_0024.jpg
    アイゼンなしで大丈夫
    img_120803_0025.jpg
    IMG_120803_0025.jpg
    来た道を振り返る
    img_120803_0026.jpg
    IMG_120803_0026.jpg
    雪渓を背景に
    img_120803_0027.jpg
    IMG_120803_0027.jpg
    雪渓の切れ目で一休み
    img_120803_0028.jpg
    IMG_120803_0028.jpg
    出発
    img_120803_0029.jpg
    IMG_120803_0029.jpg
    再度雪渓を渡る
    img_120803_0030.jpg
    IMG_120803_0030.jpg
    木道が現れた
    img_120803_0031.jpg
    IMG_120803_0031.jpg
    お花畑
    img_120803_0032.jpg
    IMG_120803_0032.jpg
    振り返って見る
    img_120803_0033.jpg
    IMG_120803_0033.jpg
    雪渓を行くグループ
    img_120803_0034.jpg
    IMG_120803_0034.jpg
    黒部湖を左下に見て登る
    img_120803_0035.jpg
    IMG_120803_0035.jpg
    獅子岳到着
    img_120803_0036.jpg
    IMG_120803_0036.jpg
    獅子岳にて
    img_120803_0037.jpg
    IMG_120803_0037.jpg
    獅子岳にて
    img_120803_0038.jpg
    IMG_120803_0038.jpg
    立山(右)と龍王岳(左)
    img_120803_0039.jpg
    IMG_120803_0039.jpg
    南の眺望、遠くに槍ヶ岳

     


    この日も晴天、ありがたい。

    雷鳥沢の反対側、南方面の遙か遠くに槍ヶ岳・穗高の特徴ある山影や、その左手に燕岳・蝶ヶ岳の常念山脈らしきものまで見えた。大気が澄んでいる証である。





    少々驚いたことに、朝食に玉子が出たが、下界の普通の宿のように個人別に焼鍋が宛がわれ、固形燃料でウィンナーソーセージと共に焼くことになっていた。山小屋の朝食として、これはまったく予想していなかった。






    山荘前で記念写真を撮り、出発。










    まず、龍王岳に立つことなく、その右手の平たい尾根に登る。










    ここには富山大学の研究室があり、これから歩く山並みが一望でき、休憩するにはもってこいである。









    記念写真を撮った後、龍王岳の右裾を巻いて下る。やや歩きにくい。









    降りきったところで、今度は鬼岳の左をトラバースする。ここには雪渓があり、その上を横切っていく。








    準備していたが、アイゼンは不要であった。山岳での雪渓歩行は初めての体験で、非常に新鮮であった。天候次第では極めて危険なルートのはずだが、この日は晴天・無風、面白く歩くことができた。





















    雪渓を歩き終わって、獅子岳へ登るが、これはさほどきつくない。お花畑などを楽しみながらの縦走である。


















    獅子岳山頂は眺めもよく、一休みしたが、大変気持ちがよかった。  


  • 画像・備考(2) ―獅子岳から五色ヶ原山荘まで―
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    img_120803_0040.jpg
    IMG_120803_0040.jpg
    獅子岳からは五色ヶ原
    山荘がよく見える
    img_120803_0041.jpg
    IMG_120803_0041.jpg
    下り開始
    img_120803_0042.jpg
    IMG_120803_0042.jpg
    道は険しい
    img_120803_0043.jpg
    IMG_120803_0043.jpg
    岩の道である
    img_120803_0044.jpg
    IMG_120803_0044.jpg
    ザラ峠へ降りる
    img_120803_0045.jpg
    IMG_120803_0045.jpg
    急坂
    img_120803_0046.jpg
    IMG_120803_0046.jpg
    ハシゴもある
    img_120803_0047.jpg
    IMG_120803_0047.jpg
    やっと降り切る
    img_120803_0048.jpg
    IMG_120803_0048.jpg
    降りた急坂を振り返り見る
    img_120803_0049.jpg
    IMG_120803_0049.jpg
    このザラ峠で昼食
    img_120803_0050.jpg
    IMG_120803_0050.jpg
    イワギキョウ(?)の
    そばで弁当
    img_120803_0051.jpg
    IMG_120803_0051.jpg
    ザラ峠のすぐ先、
    五色ヶ原入口
    img_120803_0052.jpg
    IMG_120803_0052.jpg
    木道
    img_120803_0053.jpg
    IMG_120803_0053.jpg
    お花畑である
    img_120803_0054.jpg
    IMG_120803_0054.jpg
    キャンプ場への分岐
    img_120803_0055.jpg
    IMG_120803_0055.jpg
    お花畑にて
    img_120803_0056.jpg
    IMG_120803_0056.jpg
    木道の先、山荘が近い
    img_120803_0057.jpg
    IMG_120803_0057.jpg
    山荘到着
    img_120803_0058.jpg
    IMG_120803_0058.jpg
    12時30分、早めに着いた
    img_120803_0059.jpg
    IMG_120803_0059.jpg
    山荘玄関前でくつろぐ
    img_120803_0060.jpg
    IMG_120803_0060.jpg
    山荘玄関前にて
    img_120803_0061.jpg
    IMG_120803_0061.jpg
    天気晴朗、遙かに槍ヶ岳
    img_120803_0062.jpg
    IMG_120803_0062.jpg
    玄関前で
    img_120803_0063.jpg
    IMG_120803_0063.jpg
    立山連峰を背景に
    img_120803_0064.jpg
    IMG_120803_0064.jpg
    五色ヶ原散策
    img_120803_0065.jpg
    IMG_120803_0065.jpg
    キャンプ場
    img_120803_0066.jpg
    IMG_120803_0066.jpg
    夕暮れ、南の山並み
    img_120803_0067.jpg
    IMG_120803_0067.jpg
    北、立山と龍王岳
    img_120803_0068.jpg
    IMG_120803_0068.jpg
    真東、鉢ノ木岳
    img_120803_0069.jpg
    IMG_120803_0069.jpg
    翌日登る鳶山
    img_120803_0070.jpg
    IMG_120803_0070.jpg
    夜外に出ると、満月


     


    獅子岳山頂から五色ヶ原が見え、小さいが山荘の建物まで確認できる。澄んだ大気のせいで近く感じてしまう。誰かが言う、「30分くらいで行けそう。」もちろん冗談だが、それほど見晴らしがよかった。









    ところが、獅子岳からザラ峠までの下りは大変きびしかった。









    ザラ峠がすぐ下に見えるのだが、なかなか着かない。しかし、焦ることなく、ゆっくり降りていく。









    ザラ峠で昼食。峠の特徴で、東の谷から涼しい風が程よく吹き上げてきて気持ちがよかった。









    ザラ峠から少し登れば、そこはもう五色ヶ原の入口である。平坦な木道の道を、道脇の花々を愛でながら楽しく歩いた。今回の縦走で一番楽で、気持ちのいい区間であった。



















    山荘到着は12時半。山荘前でゆっくりし、ビールを飲んだ。気が晴れる。










    この山荘には風呂がある。25分間隔・男女交代制、シャンプー・石けん使用禁止であるが、熱いお湯に浸かったり、頭からかぶったりするだけでも生き返ったような気がする。またビールが飲みたくなる。






    時間がたっぷりあったので、五色ヶ原を散策した。夕日に染まる山並みが幻想的ですらある。

















    夜、外に出てみると、天に満月、翌日も天気が良さそうである。  

ao1.gifこのページのトップへ戻る



ball_magenta2.gif 第4日目登山記録 ―2012年8月4日(土)―

  • 概要
    • 天候:晴
    • 登頂:鳶山、越中沢岳、スゴノ頭
    • 行程:「五色ヶ原山荘」から「スゴ乗越小屋」まで、全行程7時間30分、実歩行6時間10分
  • コース地図・時間

    :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
    五色ヶ原山荘6:30→[40]→7:10鳶山7:20→[50]→8:10鞍部(休憩)8:15→[1:10]→9:25越中沢岳9:40→[1:40]→11:20スゴノ頭(昼食)12:00→[45]→12:45スゴ乗越12:55→[1:05]→14:00スゴ乗越小屋
  • 画像・備考(1) ―五色ヶ原山荘から越中沢岳まで―
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    img_120804_0001.jpg
    IMG_120804_0001.jpg
    早朝の五色ヶ原
    南方面
    img_120804_0002.jpg
    IMG_120804_0002.jpg
    早朝の五色ヶ原
    北方面
    img_120804_0003.jpg
    IMG_120804_0003.jpg
    早朝の五色ヶ原
    西方面
    img_120804_0004.jpg
    IMG_120804_0004.jpg
    出発、今日も晴天
    img_120804_0005.jpg
    IMG_120804_0005.jpg
    立山が遠くなった
    img_120804_0006.jpg
    IMG_120804_0006.jpg
    鳶山へのなだらかな道
    img_120804_0007.jpg
    IMG_120804_0007.jpg
    坂が急になる
    img_120804_0008.jpg
    IMG_120804_0008.jpg
    振り返る、遙か彼方に剣岳
    img_120804_0009.jpg
    IMG_120804_0009.jpg
    鳶山を越える
    img_120804_0010.jpg
    IMG_120804_0010.jpg
    薬師岳がはっきり見える
    img_120804_0011.jpg
    IMG_120804_0011.jpg
    左手の越中沢岳へ
    img_120804_0012.jpg
    IMG_120804_0012.jpg
    まず、越中沢乗越へ降りる
    img_120804_0013.jpg
    IMG_120804_0013.jpg
    軽くアップダウン
    img_120804_0014.jpg
    IMG_120804_0014.jpg
    ちょっと休憩
    img_120804_0015.jpg
    IMG_120804_0015.jpg
    振り返る、左が鳶山
    img_120804_0016.jpg
    IMG_120804_0016.jpg
    乗越から道はなだらか
    img_120804_0017.jpg
    IMG_120804_0017.jpg
    向こうの左ピークが
    越中沢岳
    img_120804_0018.jpg
    IMG_120804_0018.jpg
    振り返り見る
    五色ヶ原からの道
    img_120804_0019.jpg
    IMG_120804_0019.jpg
    稜線に出て
    img_120804_0020.jpg
    IMG_120804_0020.jpg
    一休み
    img_120804_0021.jpg
    IMG_120804_0021.jpg
    遠く剣、立山
    手前に、五色ヶ原、鳶山
    img_120804_0022.jpg
    IMG_120804_0022.jpg
    稜線の緩い坂を登る
    img_120804_0023.jpg
    IMG_120804_0023.jpg
    最後、急坂を少し登る
    img_120804_0024.jpg
    IMG_120804_0024.jpg
    越中沢岳山頂
    薬師岳を背に、バンザイ!

     


    早朝、五色ヶ原の山荘近辺を散策しながら、写真を撮った。抜けるような晴天である。気分爽快であった。









    雪渓の脇を鳶山へ向かう。なだらかな登りの道である。









    鳶山を越え、越中沢乗越へ降りる。道はきつくない。



















    越中沢乗越から緩やかだが長い長い登りが続く。











    高山植物が豊かな広々とした台地状の尾根を歩く。









    稜線の右手に登り、一休みの後、左ほぼ直角に曲がって、越中沢岳へ。









    きつい登りではなかったが、距離が長く、山頂に着いた時、思わずバンザイしたくなる。  


  • 画像・備考(2) ―越中沢岳からスゴ乗越小屋まで―
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    img_120804_0025.jpg
    IMG_120804_0025.jpg
    越中沢岳にて
    img_120804_0026.jpg
    IMG_120804_0026.jpg
    スゴノ頭を越え、
    スゴ乗越へ下る
    img_120804_0027.jpg
    IMG_120804_0027.jpg
    ガレとザレの道
    img_120804_0028.jpg
    IMG_120804_0028.jpg
    滑るので危険
    img_120804_0029.jpg
    IMG_120804_0029.jpg
    岩場もある
    img_120804_0030.jpg
    IMG_120804_0030.jpg
    急坂
    img_120804_0031.jpg
    IMG_120804_0031.jpg
    神経が疲れる
    img_120804_0032.jpg
    IMG_120804_0032.jpg
    鞍部に降りる
    img_120804_0033.jpg
    IMG_120804_0033.jpg
    急な岩の道
    img_120804_0034.jpg
    IMG_120804_0034.jpg
    鞍部からスゴノ頭へ登り返す
    img_120804_0035.jpg
    IMG_120804_0035.jpg
    やっと頭到着
    img_120804_0036.jpg
    IMG_120804_0036.jpg
    スゴノ頭で昼食
    img_120804_0037.jpg
    IMG_120804_0037.jpg
    元気回復、急坂を下る
    img_120804_0038.jpg
    IMG_120804_0038.jpg
    スゴ乗越で休憩
    きつかった
    img_120804_0039.jpg
    IMG_120804_0039.jpg
    スゴ乗越にて
    img_120804_0040.jpg
    IMG_120804_0040.jpg
    軽く登り返して行く
    img_120804_0041.jpg
    IMG_120804_0041.jpg
    樹林帯に入る
    img_120804_0042.jpg
    IMG_120804_0042.jpg
    キャンプ場を過ぎる
    img_120804_0043.jpg
    IMG_120804_0043.jpg
    小さな湿原の木道の先
    img_120804_0044.jpg
    IMG_120804_0044.jpg
    スゴ乗越小屋に着いた
    img_120804_0045.jpg
    IMG_120804_0045.jpg
    小屋前広場で乾杯!
    img_120804_0046.jpg
    IMG_120804_0046.jpg
    小屋前にて
    img_120804_0047.jpg
    IMG_120804_0047.jpg
    皆さん、楽しそうです
    img_120804_0048.jpg
    IMG_120804_0048.jpg
    乗り越えてきた諸ピーク

     



    越中沢岳から峠のスゴ乗越へ降りるのであるが、これがなかなかである。大きなアップダウンがある。








    まず越中沢岳から鞍部(名前はない)に大きく下る。最初、山頂の左を巻いて尾根に出るが、ザレ場とガレ場と岩、左は鋭く谷に落ち込む絶壁で神経がすり減る。







    尾根筋に出ても同じような道の状態で、おまけに急坂の連続である。








    鞍部まで降りて、ほっとする。

    鞍部から今度はスゴノ頭へ登り返す。この登りはきついが距離が短く問題ない。スゴノ頭で昼食を摂り、長めの休憩をした。







    頭からスゴ乗越への長いきびしい下りも苦労した。峠まで降りきったところで、長めの休憩をした。難関を乗り越え、安堵した。メンバーお互いに労苦をねぎらい合った。







    峠から先は樹林帯の中、比較的緩やかにアップダウンを何度か繰り返しながら山小屋に着いた。ただ、この間、思っていたより時間がかかったのは、それまでのきつい下りで肉体的・精神的エネルギーを使い切っていたからであろう。






    山小屋「スゴ乗越小屋」に着いた時は本当にほっとした。そのため、みんなで小屋前のベンチに陣取りビールで乾杯した。

    ただ、どの写真も、皆さんの顔にある種の疲れが現れているような気がする。





    この日の縦走は本当にきつかった。

    それだけに、この小屋の夕食のおいしさに癒やされた。特に、みそ汁がすばらしい。何種類かのキノコの香りと味が絶品であった。大勢のお客で寝床は狭く(一畳に二人)、おまけに玄関そばであったが、疲れとおいしい夕食(+ビール)で、皆さんよく眠られたようです。  

ao1.gifこのページのトップへ戻る



ball_magenta2.gif 第5日目登山記録 ―2012年8月5日(日)―

  • 概要
    • 天候:晴、のち曇り、夜雷雨
    • 登頂:間山、北薬師岳、薬師岳
    • 行程:「スゴ乗越小屋」から「太郎平小屋」まで、全行程8時間40分、実歩行7時間10分
  • コース地図・時間

    :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
    スゴ乗越小屋6:10→[1:20]→7:30間山7:35→[小休憩込み、2:05]→9:40北薬師岳9:50→[25]→10:15休憩10:25→[45]→11:10薬師岳(昼食)11:50→[50]→12:40「薬師岳山荘」12:50→[30]→13:20お花畑(休憩)13:25→[55]→14:20薬師峠(太郎兵平キャンプ場)14:30→[20]→14:50太郎平小屋
  • 画像・備考(1) ―スゴ乗越小屋から薬師岳まで―
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    img_120805_0001.jpg
    IMG_120805_0001.jpg
    朝日射す越中沢岳
    img_120805_0002.jpg
    IMG_120805_0002.jpg
    小屋前で
    img_120805_0003.jpg
    IMG_120805_0003.jpg
    小屋前で
    img_120805_0004.jpg
    IMG_120805_0004.jpg
    出発、まず間山へ
    img_120805_0005.jpg
    IMG_120805_0005.jpg
    樹林帯を抜ける
    img_120805_0006.jpg
    IMG_120805_0006.jpg
    越えてきた山々の眺望
    img_120805_0007.jpg
    IMG_120805_0007.jpg
    間山池の側を登ってきた
    img_120805_0008.jpg
    IMG_120805_0008.jpg
    間山山頂、背後に薬師岳
    img_120805_0009.jpg
    IMG_120805_0009.jpg
    山頂にて
    img_120805_0010.jpg
    IMG_120805_0010.jpg
    北薬師岳へ、最初はなだらか
    img_120805_0011.jpg
    IMG_120805_0011.jpg
    小ピークで一休み
    img_120805_0012.jpg
    IMG_120805_0012.jpg
    南の稜線の彼方
    槍と穂高の峰々
    img_120805_0013.jpg
    IMG_120805_0013.jpg
    今や立山も遙か彼方
    img_120805_0014.jpg
    IMG_120805_0014.jpg
    小さな谷間を登る
    img_120805_0015.jpg
    IMG_120805_0015.jpg
    雪渓
    img_120805_0016.jpg
    IMG_120805_0016.jpg
    残り雪を口にして、おいしい!
    img_120805_0017.jpg
    IMG_120805_0017.jpg
    急登
    img_120805_0018.jpg
    IMG_120805_0018.jpg
    大岩の重なった急な道
    img_120805_0019.jpg
    IMG_120805_0019.jpg
    このピークは、にせ北薬師
    img_120805_0020.jpg
    IMG_120805_0020.jpg
    雪渓側の尾根を進む
    img_120805_0021.jpg
    IMG_120805_0021.jpg
    あのピークは?
    img_120805_0022.jpg
    IMG_120805_0022.jpg
    北薬師岳
    ここまで長い長い登り
    img_120805_0023.jpg
    IMG_120805_0023.jpg
    岩だらけのやせ尾根を行く
    img_120805_0024.jpg
    IMG_120805_0024.jpg
    落ちないように慎重に
    img_120805_0025.jpg
    IMG_120805_0025.jpg
    這うようにして登る
    img_120805_0026.jpg
    IMG_120805_0026.jpg
    薬師岳山頂の社殿
    img_120805_0027.jpg
    IMG_120805_0027.jpg
    山頂にて記念撮影
    思わず笑みが

     


    この日もまた天候に恵まれ、気持ちよく山小屋を出発した。ただし、歩く距離が一番長いため、早めに発った。









    間山へ向かう。岩がごろごろしているが、森の中の比較的歩きやすい道である。









    間山山頂に飛び出すと目の前に北薬師岳・薬師岳の巨大な山体が迫る。









    しばらくはなだらかな道で、我々にもやや余裕がある。









    雪渓を登る辺りから道がきびしくなる。大小の岩の積み重なった急坂を、白いペンキの○印を頼りに登っていく。





















    下から見上げ、北薬師岳と思いきや、単なる岩のピーク、という落胆の思いを二度ほど繰り返し、やっと北薬師岳山頂に着く。そこまで長い距離を登ってきた。





    北薬師岳から薬師岳は岩だらけのやせ尾根の道である。標高3000m近いので空気が薄く、アップダウンのない道とはいえ、急いで酸素欠乏になって目を回したりすると大変だから、ゆっくり進まなければならない。








    薬師岳山頂では、疲れていたが皆さんさすがに嬉しそうで、記念写真では笑みがこぼれております。  


  • 画像・備考(2) ―薬師岳から太郎平小屋まで―
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    img_120805_0028.jpg
    IMG_120805_0028.jpg
    山頂でゆっくり昼食
    img_120805_0029.jpg
    IMG_120805_0029.jpg
    山頂にて
    img_120805_0030.jpg
    IMG_120805_0030.jpg
    下山開始
    ガスが出てきた
    img_120805_0031.jpg
    IMG_120805_0031.jpg
    広い尾根のザラ場の、
    長い下り
    img_120805_0032.jpg
    IMG_120805_0032.jpg
    やっと薬師岳山荘が見えた
    img_120805_0033.jpg
    IMG_120805_0033.jpg
    山荘到着
    img_120805_0034.jpg
    IMG_120805_0034.jpg
    建て替えられた
    きれいな山荘
    img_120805_0035.jpg
    IMG_120805_0035.jpg
    圏石群脇を進む
    img_120805_0036.jpg
    IMG_120805_0036.jpg
    広々した薬師平を降りる
    img_120805_0037.jpg
    IMG_120805_0037.jpg
    ザレ場の終わり
    img_120805_0038.jpg
    IMG_120805_0038.jpg
    小休憩
    img_120805_0039.jpg
    IMG_120805_0039.jpg
    木道、お花畑
    img_120805_0040.jpg
    IMG_120805_0040.jpg
    谷筋の道、歩きにくい
    img_120805_0041.jpg
    IMG_120805_0041.jpg
    涸れ谷が狭くなる
    img_120805_0042.jpg
    IMG_120805_0042.jpg
    突然流水出現、
    洗顔、のどを潤す
    img_120805_0043.jpg
    IMG_120805_0043.jpg
    さらに谷間を下る
    img_120805_0044.jpg
    IMG_120805_0044.jpg
    薬師峠のテント場
    img_120805_0045.jpg
    IMG_120805_0045.jpg
    太郎兵衛平のなだらかな道
    img_120805_0046.jpg
    IMG_120805_0046.jpg
    お花畑、ニッコウキスゲ
    img_120805_0047.jpg
    IMG_120805_0047.jpg
    木道を歩く
    img_120805_0048.jpg
    IMG_120805_0048.jpg
    太郎平小屋
    img_120805_0049.jpg
    IMG_120805_0049.jpg
    道標前にて
    img_120805_0050.jpg
    IMG_120805_0050.jpg
    広々した小屋前広場
    img_120805_0051.jpg
    IMG_120805_0051.jpg
    薬師岳の山体
    img_120805_0052.jpg
    IMG_120805_0052.jpg
    小屋入り口
    img_120805_0053.jpg
    IMG_120805_0053.jpg
    皆さんくつろいでます
    img_120805_0054.jpg
    IMG_120805_0054.jpg
    いい気分です
    img_120805_0055.jpg
    IMG_120805_0055.jpg
    落陽の光芒
    img_120805_0056.jpg
    IMG_120805_0056.jpg
    夕日とニッコウキスゲ

     


    薬師岳から太郎平小屋までは緩やかな長い下りである。きびしいところはなさそうである。

    それでも山頂からしばらくはやせ尾根の岩の道。







    広い尾根のザラ場を下る。悪天候下では道に迷いそうな所である。










    尾根の平らな箇所に薬師岳山荘がある。新しく建て替えられたそうで、利用した人の話ではトイレも大変きれいだったとのこと。

    山荘のベンチで休憩して、さらに薬師平の長い緩やかな道を下る。







    薬師平の終わる辺りからお花畑である。五色ヶ原よりも植物が豊かに茂っているように感じた。









    今度は涸れ谷のやや急坂になる。途中、谷に水が湧き出す。皆さん喜んでおいしい水を飲み、顔の汗を洗い流す。








    やがて薬師峠。テント場があり、多くのテントが張ってあって、若者たちがカードゲームを楽しんだりしていた。








    そこを過ぎると木道などのある穏やかな遊歩道が太郎平小屋まで続いているだけ。ニッコウキスゲはじめ色々な花も咲いていたが、小雨が降り出したので急ぐ。









    太郎平小屋に着く頃、幸いなことに雨は上がった。この小屋は登山道の交わる地点に位置し、大勢の客たちで賑わっていた。小屋前の広大な広場には多くのベンチとテーブルが置かれ、ビールを飲んだり、おしゃべりしたり、中には食事を作っている人たちもいた。




    私も玄関先のベンチに座って生ビールを2杯も飲んだ。隣の3人連れのグループと何となく挨拶を交わしたのがきっかけで、ウィスキーをごちそうになったり、北アルプス事情を詳しく聞いたり、九州の山登りの話をしたりした。楽しいひとときであった。






    今回最後の山小屋、きれいな夕日を見ることができた。  

ao1.gifこのページのトップへ戻る





ball_magenta2.gif 第6日目登山記録 ―2012年8月6日(月)―

  • 概要
    • 天候:雨、のち曇り
    • 登頂:なし
    • 行程:「太郎平小屋」から折立まで、全行程3時間35分、実歩行3時間25分
  • コース地図・時間

    :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
    太郎平小屋6:15→[45]→7:00五光岩ベンチ→[35]→7:35休憩(雨合羽脱)7:45→[45]→8:30三角点→[小休憩込み、1:20]→9:50折立
  • 画像・備考
    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    img_120806_0001.jpg
    IMG_120806_0001.jpg
    最終日朝、雨
    img_120806_0002.jpg
    IMG_120806_0002.jpg
    雨中下山開始
    img_120806_0003.jpg
    IMG_120806_0003.jpg
    歩道は緩やか
    img_120806_0004.jpg
    IMG_120806_0004.jpg
    ただし、長い
    img_120806_0005.jpg
    IMG_120806_0005.jpg
    剣が見えてきた
    img_120806_0006.jpg
    IMG_120806_0006.jpg
    剣と立山、遙かに遠く
    img_120806_0007.jpg
    IMG_120806_0007.jpg
    薬師山塊は近い
    img_120806_0008.jpg
    IMG_120806_0008.jpg
    下に有峰湖が見える
    img_120806_0009.jpg
    IMG_120806_0009.jpg
    雨が上がった
    img_120806_0010.jpg
    IMG_120806_0010.jpg
    高原が終わる
    img_120806_0011.jpg
    IMG_120806_0011.jpg
    森の中の下り
    img_120806_0012.jpg
    IMG_120806_0012.jpg
    お花畑と木道
    img_120806_0013.jpg
    IMG_120806_0013.jpg
    樹林帯、急坂の下り
    img_120806_0014.jpg
    IMG_120806_0014.jpg
    ジグザグに下る
    img_120806_0016.jpg
    IMG_120806_0016.jpg
    遭難者慰霊塔、折立到着

     


    最終日の夜半すぎ、雷鳴と激しい雨。夜が明けると雷は静まり、雨も弱くなった。

    今回の縦走で、この日初めて雨具を身につけて出発した。







    登りはほとんどない。緩やかに、長く登山道を下る。








    出発して1時間ほど経った頃、雨が上がり、雨具を脱いだ。









    高原から樹林帯に入る。急坂になり、道は雨のためぬかるんでいる箇所もあって歩きにくい。









    森の中の道を下ると、遭難者慰霊塔がある。折立のバス駐車場はすぐである。  

ao1.gifこのページのトップへ戻る

ao4.gifホームページへ戻る

ao4.gif「山行記録―九州外―」へ戻る


Copyright © 2012 Kengo Tachibana, All rights reserved.
Created: August 07, 2012
Updated: August 12, 2012