- この日も7時淀川小屋を発つ。淀川登山口まで1時間15分、小屋と登山口の標高はほぼ同じなので、上りと下りの時間はほとんど同じである。登山口から紀元杉バス停まで1.5kmだが、緩い下りの車道歩きなので30分見ておけばよい。バスの発車時間は10時40分、時間はたっぷりあるので、登山口にリュックをデポし、身一つで尾之間歩道に入ってすぐの所に立つ尾之間大杉を見学した。登山口に戻り、保全利用協議会の人と話をして、シャクナゲの開花事情、各歩道(登山道)や水場の事情などについて情報を得た。それらの情報は今後の屋久島山行を計画する際役に立つ。
- トイレなど済ませ、のんびり車道を歩き9時15分紀元杉バス停に着いた。バス発車時刻までずいぶん暇があるので、バス停から100m先の紀元杉を見学した。その後バス停に戻り、男性二人連れの登山者と山や野花の話をしていると、登山口にいた協議会の人が車で通りかかり、下まで乗せてくれるとのこと、大幅な時間節約になった。私はヤクスギランドまで、他の二人は安房まで乗せてもらう。ヤクスギランドには10時少し過ぎに着いた。
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- 屋久杉ランドバス停から安房行きバスは15時10分である。約5時間の余裕がある。ランド散策時間としては十分過ぎるくらいだ。ランド散策コースは何種類かあるが、一番長い3km・150分コースを歩くことにした。リュックは入口・管理棟に預かってもらい、昼食・飲物、雨具など必要なものだけ入れたデイパックを担いで反時計回り周回スタート。昼食、休憩、ちょっとした道間違いなどで、実際は予定時間より1時間長い3時間30分かかった。ヤクスギランドは遊歩道が整備されているが、それは50分コースで、そのコース外は本格的屋久島の登山道である。また、遊歩道を外れると道のアップダウンの傾斜がきつく、なかなか手強い。この山歩きは思いの外面白かった。
- バスに乗り、午後4時前に安房バス停で下車、5分歩いて民宿「あんぼう」到着。まず缶ビールを飲み、風呂に入った後、夕食までの時間つぶしに町を散策した。夕食後、宿で買い求めた屋久島の焼酎「三岳」を部屋で飲みながらテレビを見たが、どの番組も何だかつまらないという感じがした。山ぼけかも知れない。
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20170530 003.jpg 早朝の淀川、朝日が射す 今日もいい天気だ |
20170530 006.jpg 英国人親子3人連れ ゆっくり朝食の準備 |
20170530 008.jpg 7時、登山口へ向かう |
20170530 009.jpg 登山道風景 |
20170530 011.jpg 大きなヒメシャラ |
20170530 013.jpg 多くの登山者とすれ違う |
20170530 015.jpg 淀川登山口に戻ってきた |
20170530 016.jpg 登山口にリュックをデポ 尾之間歩道へ |
20170530 017.jpg 歩道案内板 すぐ近くの尾之間大杉見学 |
20170530 018.jpg 尾之間大杉 |
20170530 019.jpg |
20170530 020.jpg |
20170530 021.jpg 大杉を背に |
20170530 024.jpg 駐車場はこの日も満杯 |
20170530 025.jpg 登山口の前にて |
20170530 026.jpg 車道を紀元杉バス停に向かう 緩やかな下りだ |
20170530 027.jpg 車道脇のサクラツツジ |
20170530 028.jpg サクラのような色だが よく見ると、やはりツツジだ |
20170530 029.jpg 杉の巨木が現れた |
20170530 030.jpg 川上杉だ |
20170530 032.jpg 風格がある |
20170530 033.jpg 谷川 |
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20170530 036.jpg 紀元杉バス停到着 リュックをデポ、紀元杉見学へ |
20170530 037.jpg 100mほど先へ行く 観光バスが停まっていた |
20170530 038.jpg 立派な紀元杉標識 |
20170530 039.jpg 落雷で上部が崩れたとのこと 右の大枝も危なっかしい |
20170530 041.jpg 遊歩道入口のモミ伐根案内板 |
20170530 042.jpg 紀元杉 |
20170530 045.jpg ここにもサクラツツジ |
20170530 046.jpg 大杉を見上げる |
20170530 049.jpg 堂々たる杉の巨木である |
20170530 050.jpg 車道に戻るとサルが出た |
20170530 052.jpg 紀元杉案内板 着生植物の種類の多さに驚く |
20170530 053.jpg 車道脇のサクラツツジ ピンクの色が一段と鮮やかだ |
20170530 056.jpg 屋久島のテンナンショウ 別名マムシグサ |
【ヤクスギランド】
20170530 059.jpg ヤクスギランドの遊歩道を進む リュックは入口の管理棟に預けた |
20170530 061.jpg 奇妙な栂の木だ |
20170530 062.jpg 橋を渡る |
20170530 065.jpg サクラツツジも多い |
20170530 067.jpg 遊歩道から逸れて 千年杉見学へ |
20170530 070.jpg 千年杉 |
20170530 071.jpg 大木だが 屋久島では千年はまだ若い |
20170530 072.jpg 遊歩道に戻る |
20170530 073.jpg 多くの人たちが散策 外国の人も多かった |
20170530 076.jpg 遊歩道はよく整備されている 坂は緩やかで、非常に歩きやすい |
20170530 078.jpg 遊歩道分岐 右の80・150分コースへ |
20170530 079.jpg 谷川へ下り |
20170530 080.jpg 荒川橋(吊り橋)を渡る |
20170530 081.jpg 岸辺のサクラツツジが美しい |
20170530 083.jpg その先しばらくは遊歩道 |
20170530 084.jpg やがて道の趣が変わり 山道らしくなる |
20170530 086.jpg この辺りの道は登山道だ 上りの傾斜がきつくなる |
20170530 088.jpg 普通の靴ではちょっと無理だろう |
20170530 089.jpg ここはもう完全な山登り 登山靴が無難 |
20170530 092.jpg それもそのはず、この道は 太忠岳登山道である |
20170530 094.jpg 「ひげ長老」と命名された大杉 命名者は小学生とのこと |
20170530 097.jpg 立派な杉の巨木である |
20170530 098.jpg 登山道分岐(上の地図、分岐A) 蛇紋杉・東屋がある |
20170530 099.jpg この階段の先は太忠岳登山道 本格的登山道で、観光客は立ち入らないこと |
20170530 103.jpg 憩う人の居る東屋をあとに 散策コースを進む |
20170530 106.jpg 道はよくない どんどん下る |
20170530 107.jpg 何だか危なっかしい箇所もある |
20170530 112.jpg 荒川支流の谷川へ下りて行く |
20170530 114.jpg 橋を渡る |
20170530 117.jpg 岸辺のリンゴ椿の花一輪 |
20170530 119.jpg 橋を渡り終えると 今度は上り道だ |
20170530 120.jpg サルがいた |
20170530 124.jpg 天柱杉通過 母子杉に至る |
20170530 127.jpg 二本の大杉が寄り添うように立つ |
20170530 128.jpg その先、これは三根杉 |
20170530 130.jpg 登山道分岐(上の地図、分岐B) 右折すれば花之江河への登山道 |
20170530 131.jpg ここも直進、150分コースを辿る |
20170530 133.jpg 道は他の登山道と変わらない |
20170530 135.jpg この分岐を右 仏陀杉へ向かう |
20170530 136.jpg 木道階段を下る |
20170530 137.jpg 荒川が見えてきた |
20170530 138.jpg 荒川に架かる吊り橋を渡る |
20170530 139.jpg 荒川の流れは清らかだ |
20170530 141.jpg 道標 出口まであと800m |
20170530 142.jpg 深い森 大木が立つ |
20170530 143.jpg 特異な姿の大杉 |
20170530 144.jpg 仏陀杉だ |
20170530 147.jpg ここから道は整備された遊歩道となる |
20170530 149.jpg 屋久島でよく見るくぐり杉の下を通過 |
20170530 151.jpg 緩やかに下り |
20170530 152.jpg この橋を渡る |
20170530 153.jpg そのすぐ先 ヤクスギランド出口だ |
20170530 154.jpg 車道を入口・バス停へ向かう これで反時計回り150分コース周回終了 |
20170530 156.jpg 入口向かいの休憩施設「森泉」 その前の広場のベンチにて |
【ヤクスギランドから安房まで、安房の民宿】
20170530 158.jpg 屋久杉ランド・バス停、2本の便だけ 15時10分発に乗って安房へ |
20170530 160.jpg 入口・バス停付近風景 |
20170530 161.jpg 入口向かいの休憩施設「森泉」全景 |
20170530 162.jpg ヤクスギランド入口・管理棟 |
20170530 166.jpg バス停から二つの特異な山が見える 右:太忠岳、左:花折岳(多分) |
20170530 167.jpg 右太忠岳山頂にそそり立つ天柱石 7年前に登った山だ |
20170530 172.jpg バスの中から 太忠岳がよく見えた |
20170530 176.jpg サルの群れが現れた バスが停車して、しばし観察 |
20170530 179.jpg |
20170530 181.jpg 生まれて間もない子猿と母猿 |
20170530 189.jpg 安房、民宿あんぼう |
20170530 191.jpg 海岸べりの民宿 |
20170530 193.jpg この日の夕食 太いエビの塩焼きがうまかった |
20170530 194.jpg あら炊き |
20170530 195.jpg イカとタコの天ぷら ビールのつまみとして最高 |