山行記録

糸島半島の山

彦山

大葉山登山道調査

―2019年1月21日(月)―

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© 2019 Kengo Tachibana
Updated: January 22, 2019
Last modified: November 24, 2020


ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名(読み方、標高):彦山(ひこさん、ひこやま、231.5m)、大葉山(おおばやま、157m)
  • 県名/山地・山群・地域など:福岡県/糸島市・糸島半島・志摩野北
  • 山行期日:2019年1月21日(月)
  • 山行形態:単独、日帰り
  • 日程
    • 移動:自宅から間小路溜池埋立地広場彦山東登山口まで
    • 彦山登山:10時40分〜13時30分
    • 移動:彦山東登山口から間小路公民館横駐車場まで
    • 大葉山登山道調査:13時40分〜14時35分
    • 移動:間小路公民館横駐車場から自宅まで
  • 山行全図


  • 日誌
    • 元号平成最後の年明けから山登りは3回目だが、いずれも糸島半島野北の彦山である。最初の2回はこの山の登山口と登山道調査であった。1月4日(金)の最初の調査で、6箇所の登山口らしき箇所を調べてみたが、いずれも薮や竹の密生に阻まれたりして途中で引き返した。1月14日(月)の2回目の調査では、最初の調査で途中までしか進まなかった「南登山道」と有望と思われる「東登山道」を集中的に丹念に調べた。「南登山道」はある地点で孟宗竹の群落と倒れ重なる難所から引き返し、このルートを登ることはできないと判断した。次に、間小路のもと溜池埋立地広場で登山口を見つけ、古い山道が北の尾根切通まで通じており(その先へも延びているようであるが)、そこから西へ尾根登山道を彦山まで登ることができる、ということが分かった。なお、この尾根切通からの尾根登山道は国土地理院地図には記載されていない。
    • 今回三度目の彦山詣で、やっと東登山道を通ってこの山の山頂に登った。登山道は所々荒れた箇所はあるものの全体明確で、薮や密生する竹などなく、特に切通から山頂までの尾根道は快適であった。
    • もしも許されれば彦山北側と西側に広がる別荘地の中の車道を山頂まで歩いて登ることができるかも知れないが、山登りとしては、今回往復した東登山道の方が遙かに楽しいと確信する。自然林の中の、尾根の道であるからである。
    • 一等三角点のある山頂からさらに林道が延びているので(これは地図にも記載されている)行ってみた。その終点は広場になっており、小さな社があった。これはもと日子神社跡であろう。前回の調査の時出会った地元の古老の話しでは、半世紀前は野北の村人たちによってここでお祭りが催され、賑わったが、その後神社は麓の野北漁港近くの集落内に移された、とのことである。
    • 尾根切通から彦山山頂まで赤テープの道標が設置されている(大変助かる)。また、下山時調べてみたところ、登ってきた道の切通の先にも道が続いており、そこにも赤テープがある。別の登山口があると思われるが、今回それを確かめることはしなかった。
    • この尾根切通から間小路もと溜池埋立地広場登山口間の道はほとんど知られていないようなので、下山時、かなりこまめに赤テープを設置した。

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ball_magenta2.gif 彦山登山記録
  • 概要
    • 天候:晴
    • 行程:間小路溜池埋立地広場彦山東登山口から往復、全行程2時間50分、実歩行4.7km/1時間45分、休憩等1時間5分
  • コース地図・時間


  • 【トラックデータ】カシミール3D GDBファイル:20190121_彦山.gdb
    【トラックグラフ】距離・標高

    彦山東登山口10:40→[10分]→10:50尾根切通→[45分]→11:35彦山(山頂周辺散策、軽食・休憩)12:10→[30分]→12:40尾根切通(登山道調査、休憩、尾根登山道入口周辺テープ設置)13:10→[テープを設置しながら、20分]→13:30彦山東登山口

  • 登山状況
    • 溜池埋立地登山口から尾根に出て、なだらかに昔の山道を北へ向かい尾根切通に着くまで約10分である。1月14日(月)に歩いていたので、その時より早かったはずだ。身体が温まったので、セーターを脱いだ。
    • ここから尾根登山道が西へ延びている。やや傾斜がある。しばらく進むと傾斜が増し、倒木や小さな道の崩れなどのため道が不鮮明になるが、尾根筋を登ればいい。それに赤テープが見えるので安心。
    • 急坂を登り切ると道は右(北)へ急カーブする(下り、ここで直進しないこと、上の地図参照)。ここから自然林の中の平坦な尾根道となり、歩くのが心地よい。やがて、緩やかに左(西)へ大きくカーブしながらなだらかに登る。
    • 西へ方向を変える直前辺りから右(北)の尾根のすぐ下をトラバースすると傾斜が緩む。その先で送電用のケーブルが登山道に現れ、山頂まで延びている。その後150mほど歩くと、大きなコンクリート製貯水槽に突き当たる。ケーブルはこの貯水槽に繋がっていた。
    • 貯水槽敷地はロープなどで四方を仕切られ「進入禁止」である。そのため、その反対側の山頂へ行くには貯水槽敷地の左(南)の薮の中を迂回しなければならない。貯水槽脇に一等三角点があり、標識は見当たらないが、ここが彦山山頂である。
    • 山頂の下に立派な車道が左(南)へ走っているので(これは地図でも確認できる)、歩いてみた。ほぼ平坦だが、ごくなだらかに下る。左手に植林が現れ、終点到着。そこは広場になっており、小さな社が建っている。「額」はないが、これはもと「日子神社」の跡と思われる。神社はずいぶん昔(恐らく40〜50年前くらいか)山麓の野北漁港近くの集落内へ移されたということである。
    • 山頂へ戻る途中、左(西)側にかなり広い平地があるので寄ってみた。車道からの入口角に石碑があり「運輸省(現在の国土交通省)」と彫られているので、昔その関連施設があったのだろう。この広場の北側と西側の木々を伐採し、一帯を整備すれば、絶好の展望所になるだろう。何だか惜しいなー、と思ったりした。
    • 山頂下まで戻り、北へ延びるもう一つの車道を下りてみた。この道は北側山腹一帯に広がる「高級別荘地」に通じており、本来は「進入禁止」のはずであるが、少し歩くくらいは許されるだろう。しかしあまり先まで進むのは憚られるので、途中から引き返した。
    • 山頂下まで戻り、車道の陽だまりで軽食を摂り、休憩した。その後下山開始、登ってきた道を戻る。
    • まず東へ緩やかに下るが、トラバースの始まり地点(上の地図と下の画像No.037参照)で尾根を直進しないよう注意。また、かなり下って、左(東)へ急カーブ地点で尾根を直進しないこと。今回、ここで直進してしまい(こちらも尾根が続くので間違いやすい)、少し下って間違いに気づきカーブ地点に戻った。
    • 尾根切通に着いてから左折、山道を進んで調べた。先で右下へ道があり、これは地図によると農道へ通じているらしい。しかし、今回はそれ以上進まず引き返した。
    • 切通へ戻り小休憩後、東登山口へ下りた。その間、目印の赤テープをかなり細かく設置した。そのため、上りの倍20分を要した。
    • なお、溜池埋立地広場に駐車する場合、登山口近くは整地が十分ではなく、でこぼこしている上、少しぬかるんでいるので、入口近くの邪魔にならない所に車を駐める方がいいだろう。
  • アルバム
  • :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
    【東登山口から彦山山頂まで】

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    間小路溜池埋立地広場
    登山口の前に駐車
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    駐車地から広場入口を見る
    左手にゲートボール場
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    登山口
    ここから彦山登山スタート
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    尾根出合の先
    1月14日の調査で往復した道
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    荒れた箇所
    滑らないよう要注意
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    一段上に上がる
    道はやや不鮮明
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    尾根切通、左の尾根道に入る
    ここからは初めての道
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    尾根の道は西へ向かう
    赤テープの目印がある
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    倒木
     
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    急坂、道が荒れ、分かりにくい
    しかし、尾根を登ればいい
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    明るい右急カーブ地点
    道は北へ方向を変える
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    平坦な尾根道
    気持ちよく歩く
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    道は左へ大きくカーブを描く
    緩やかな上り
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    一帯は自然林
     
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    右の尾根の下をトラバース
    道は次第に西へ向きが変わる
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    また尾根道になる
    傾斜もやや増す
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    途中からケーブルが延びている
    山頂の水道施設への送電用
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    やがて前方に大きな貯水槽
    北側の別荘地の水道施設
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    貯水槽の左(南)を通って
    反対側(西)へ
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    一等三角点
    彦山山頂
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    山頂にて
     

    【彦山山頂周辺散策、山頂から東登山口まで】

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    山頂の下に立派な道がある
    下りてみる
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    貯水槽の注意書き
     
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    その反対側へ延びる道
    先へ行ってみた
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    なだらかに下りて行く
    空が開けて明るく、気分がいい
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    やぶ椿一輪
     
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    やがて植林が見えてきた
     
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    この林道終点広場、小さな社
    もと日子神社があったのだろう
     
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    戻る途中、左手に広場がある
    寄ってみた
     
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    樹間から野北海岸が見える
    雑木が伐採されれば
    素晴らしい眺望だろう
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    かなり広い平地である
     
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    入口の石碑、「運輸省」と読める
    昔何かの関連施設があったようだ
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    山頂直下へ戻り
    北の別荘地の方へ少し行ってみた
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    幅広い舗装道が延びている
    この地点で引き返した
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    貯水槽脇の陽だまりで軽食
    しばし休憩した
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    登ってきた道を下る
     
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    トラバースの道分岐
    尾根を直進せず、右へ
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    トラバースの道
     
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    落ち葉の積み重なった箇所
    下りは滑るので要注意
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    尾根登山道を下り
    尾根切通に着いて小休憩
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    切通の先を調査した
    こちらも相当荒れている
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    大きな倒木
     
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    明確な道がある
     
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    設置された赤テープ
    通った人がいることは明らか
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    この先右の急坂を降りるのだろう
    ここで引き返した

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ball_magenta2.gif 大葉山登山道調査記録
  • 概要
    • 天候:晴
    • 行程:間小路公民館横駐車場から往復、全行程55分、実歩行2.2km/55分、休憩等0分
  • コース地図(記号は上の地図と同じ)・時間


  • 間小路公民館横駐車場13:40→[村道・農道歩き、20分]→14:00登山口→[登山道調査、20分]→14:20登山口→[村道・農道歩き、15分]→14:35間小路公民館横駐車場

  • 調査状況
    • 埋立地広場から間小路公民館横の駐車場まで車を移動させ、そこから北東へ農道と村道を歩いた。農道終点は広場になっており、そこまで道幅は狭いが車が通られそうである。
    • 地形図には広場から北東谷筋の植林帯に破線(徒歩道)があるが、薮に被われ今は登山道として使われていないようである。ところが、広場の右手(東)に古いテープがあり、登山口と思われるので、そこから登ってみることにした。
    • こちらも植林帯で、やはり道は大荒れである。しばらく辺りを歩いたが登山道の形跡は見つけられなかった。横へ移動し、谷筋に下ってみた。しかし、やはり登山道はないので、調査はそこで打ち切り、谷筋の薮の中を広場まで下った。
    • 後でサイトからの情報や地形図、それに今回の調査結果などを総合して、登山道を予想した。広場の登山口から東へ進み、尾根に出て左折、尾根道を北上するというルートが考えられる(右の地図参照)。機会があればこのルートを登ってみたい。
  • アルバム
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    間小路公民館横駐車場へ移動、駐車
    北東方面、大葉山
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    農道を歩く
    前方左、大葉山
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    キンカンと椿
     
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    ここを右折
     
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    ここは左折
    直進は行き止まりのようである
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    突き当たりを右折
    ここから農道
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    未舗装農道を上る
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    廃屋
     
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    左植林、右農地
     
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    前方広い谷間に竹林が見える
    あの辺りが農道終点のようだ
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    農道終点広場
    ここまで車で登られるだろう
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    広場入口右、テープがある
    これが登山口のようだ
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    道は植林帯へ入っているようだ
    大変荒れている
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    倒れた竹を踏み越えて行く
    しかし、やがて道はなくなった
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    地図で破線(徒歩線)のある谷へ下りた
    上方への道はなく、ここで引き返す
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    谷を通って、広場に下りた
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    広場から南、野北海岸の眺め
    来た道を戻る
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    道端の大きなスミレ
    名称は不明
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    農道から南方面
    火山(ひやま)
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    西、彦山
     
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    駐車場へ戻ってきた
    左公民館、右駐車場

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