山行記録

糸島半島の山

彦山登山口調査(2回目)

南登山道、東登山道

火山へのアプローチ

―2019年1月14日(月)―

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© 2019 Kengo Tachibana
Updated: January 14, 2019
Last modified: January 15, 2019


ball_magenta2.gif 調査概要
  • 調査山名(読み方、標高):彦山(ひこさん、ひこやま、231.5m)
    県名/地域など:福岡県/糸島市・糸島半島・志摩野北
  • 調査期日:2019年1月14日(月)
  • 形態:単独、日帰り
  • 天候:曇のち晴
  • 日程
    • 彦山南登山道調査:11時20分〜12時30分
    • 彦山東登山道調査:12時45分〜13時35分
    • その後、県道54号を野北海岸に沿って芥屋方面へ走り、海岸から火山へ向かったが、この道は別荘地の中の道で、入り組んでおり、また、「火山へは行けません」という看板があって、途中で引き返した。
  • 参考:2019年1月4日彦山登山口調査全図(再掲)
  • 注:この地図の「ピンクの点線」のルートは予想・未確認であり、参考にしないで下さい。


  • 日誌
    • 1月4日(金)、糸島半島野北の6箇所の彦山登山口と登山道調査を行ったが、その結果、上の全図のDとFが有望であるということが分かった。そこで今回再度この二つを、前回より丹念に調べてみた。
    • 天気は昼前曇っていたが、午後になるとよくなった。
    • まずFの登山道(南登山道とする)調査を行った。その結果、この登山道を山頂まで進むのはまず無理であることが明らかになった。
    • 次に、Dの溜池を埋め立てた広場からの登山道調査をした。ここからは古い道が彦山へ通じているらしい。そのことは前回地元の古老から聞いていた。そして、ついに、その登山口と登山道(東登山道とする)を見つけることができた。
    • 近々、天気のいい日にこの道を通って山頂まで往復する予定である。初めての、苦労して見つけた尾根の登山道歩きが楽しみだ。

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ball_magenta2.gif 彦山南登山口・登山道
  • 調査地図


  • 調査状況
    • 彦山真南、県道54号から林道へ入り、最初の左カーブ先に駐車した。ここは前回調査時に確認していた駐車地である。
    • 林道を登ると左に支線が分岐しているが、この支線は前回調査済みなので(先は薮で被われ引き返した)、今回は通過。ただ、その入口右手に山道があるので、帰路調査することにした。
    • 前回調査引き返し地点辺りから、尾根筋の緩やかな登りとなる。右手の尾根の自然林の中も通られそうだが、元林道跡を登った。
    • しばらく進むと平らな広場に着いた。右手の辺りに農作業の器具類や用品の残骸が散らばっている。右手の山腹一帯は元果樹園(恐らくミカン畑)だったのだろう。その証拠に果実を運ぶトロッコ用の一本レールの一部が錆びついて残っているのが見えた。
    • なお先へ進むが、道の状況が何だかあやしくなり、一面竹藪に被われ、さらに孟宗竹密生となった。その中を悪戦苦闘しながらなおしばらく進んだが、倒れて折り重なった孟宗竹が現れ、前に進めなくなったので、引き返すことにした。このルートの登山は不可能である。
    • 下りの左手の元果樹園に入って調べてみた。道らしき形跡があったからである。導水のためのパイプがあったり、元道だったと思われる踏分も部分的に見えるのだが、いずれも谷間の方へ下りている。
    • しばらく下ると植林帯となったので、それ以上下るのを止め、引き返した。もしや迂回して登る別の登山道があるかも知れないと思い、調べてみたのだが、そのような道らしきものはなかった。
    • そこから林道跡には出ず、ミカン畑跡や尾根の林の中を歩き、前回引き返し地点に出た。その後は、林道を下る。
    • 林道支線入口脇の道へ入って調べた。それは放棄されたミカン畑(または梅林)の道で、一段上の畑は一面孟宗竹が密生していた。この道は登山とは無関係である。
    • 結局、この南登山道は、余程大規模な整備がなされない限り、彦山登山道として利用できないことは明らかだ。
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    林道駐車地
    スタート・ゴール地点
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    林道分岐
    ここは通過
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    ただ、脇に山道がある
    戻りに見てみる
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    竹が道に垂れている
    くぐり抜ける
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    1月4日(金)引き返し地点
    林道跡を登る
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    尾根筋を通っている
     
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    右側下方に一本レール
    ミカン運搬用だったのか? 
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    広々した尾根に出た
     
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    器具などの残骸が散乱
    農作業用らしい
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    道の先があやしくなった
     
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    しかし、器具類の残骸がある
     
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    密生した竹が道を塞ぐ
    5m進むだけでも難儀する
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    おびただしい倒れた孟宗竹
    ここで調査終了、引き返す
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    少し戻ると古い貯水槽がある
     
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    下り左手の斜面を調べた
    農作業の残骸
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    導水パイプ
    それに沿って下りてみる
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    山道が谷へ向かっている
     
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    植林帯まで下りてきた
    この先へ下りるのは無駄なので、引き返す
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    途中、谷間に農作業小屋が見えた
    前回引き返し地点まで尾根自然林を下った
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    林道分岐脇の道を調べた
    果樹園があったようだ
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    しかし、先はこのような状態
    すぐ引き返した

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ball_magenta2.gif 彦山東登山口・登山道
  • 調査地図


  • 調査状況
    • 南登山道の次に、間小路集落の溜池埋立地広場からの東登山口・登山道を調査した。その前に、広場入口西の尾根と入口手前の農地北側尾根裾を調べた。しかし、どちらも登山口や道はなかった。
    • そこで、広場の縁を丹念に調べた。すると、広場左側を直線的に進み、右へカーブする地点でやや不鮮明ながら登山口らしき箇所がある。そこから登ってみると、はっきりした道があり、尾根に出る。これがきっと東登山道に違いないと思われた。
    • それまで登山用具を持たずに調べていたので、ここで一旦車まで戻り、リュックを背負い、身支度を調えて、あらためて調査登山を開始した。
    • 登山口から少しの間道はやや不鮮明だが、やがて明確な登山道になり、50mほど登ると尾根に出る。それまで北西に山腹をのぼるが、尾根出合から道は北へ方向を変える。右側の尾根のすぐ下をトラバースする平坦な登山道である。
    • 100mほど進むと傾斜がやや増し、尾根の小さな切り通しに着く。ここに赤テープが数個所あり、左折して傾斜の強い尾根道が西へ延びている。この道が彦山山頂への尾根登山道であることは明白だ。少し大袈裟だが、「とうとう見つけた」という安堵感と嬉しさがこみ上げてきた。
    • これまでの道はさらに直進するが(テープも見える)、これを下れば上の「彦山登山口調査全図」の登山口Cに至ると思われる。しかし、今回はそれを確かめることはしなかった。また竹藪の中を進まねばならないかも知れないからである。
    • 来た道を戻った。途中、登り始めてすぐの尾根出合で道が分岐しており、左は広場に下りる登ってきた道だが、正面の尾根の右にはっきりとした道がある。むしろこちらの方がしっかりした道なので、歩いてみることにした。
    • 荒れてはいるものの、深く抉れた道で昔多くの人が通ったことを物語っている。しかし、今では人はほとんど入っていないようだ。
    • だが、右側の谷筋に小さな溜池や農地があり、左側の尾根の裾にイノシシの罠が数個所仕掛けられているので、全く使われていないということもなさそうである。
    • 下って行くと農道に出た。農道をしばらく南下し、振り返ると彦山がよく見えた。先へ進んで一般道へ出、反時計回りに歩けば広場の駐車地へ着くが、遠回りになり、また、歩くならば山道の方が好ましいので、そこから来た道を分岐まで戻り、広場に下った。
    • 車まで戻って一休みの後、広場の登山口辺りの小さな雑木やツルを切り開き、目印の赤テープと金・銀テープを設置した。
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    溜池広場、入口近くに駐車
    この右手にゲートボール場
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    入口のトイレと小屋裏手
    小さな尾根があり、調べたが道はなし
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    広場入口手前左手(彦山側)
    農地脇を調べた
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    獣(イノシシ)道はあるが
    人の登り口はない
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    そのどん詰まりは薮
    引き返した
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    広場に戻り、登山口調査
    登山口発見
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    登山口
    最初、道はやや不明瞭
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    しかし、すぐはっきりした道になる
    薮や竹の密集なし
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    緩い坂道を登る
     
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    尾根筋に出る
    この先しばらく道は平坦
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    左植林、右自然林、その境の登山道
    右手の尾根の下をトラバース
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    荒れているが、明確な昔の山道だ
    彦山では初めて、快適!
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    尾根の小さな切通し(きりどおし)
     
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    赤テープ!
     
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    左直角に曲がり、尾根道に取り付く
    この登山道は彦山へ通じているはずだ
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    切通しの先にも赤テープがある
    上の彦山登山口調査全図Cからの道だろう
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    やっと彦山登山道確認、嬉しかった
    気持ちも軽く引き返す
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    このような箇所もある
    滑落注意! 
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    広場登山口手前の分岐、左は広場へ
    右、明確な道を下りてみる
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    ほとんど人が歩いた気配がない
    しかし、左の林の中にイノシシの罠がある
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    右手の谷間に小さな溜池
    その下に農地が広がる
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    農道に出た
     
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    少し下ってみる
    空は晴れわたり、気持ちがいい
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    農道から見た彦山
    途中から分岐へ引き返し、広場に戻った

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ball_magenta2.gif 火山へのアプローチ
  • 調査地図


  • 調査状況
    • 彦山の真南直線距離2.7kmに火山(ひやま、244m)がある。最近、絶景ポイントとして人気が高くなり、多くの観光客が訪れるようになったということである。
    • 溜池埋立広場から近く、山頂まで車道が通じているようなので行ってみることにした。地図を見て、野北海岸側、渡島正面辺りで県道54号線を左折、火山へ向かった。
    • しかしこの道は別荘地の中の道で、込み入っており、道幅も狭く走りにくい。別荘地内をぐるぐる回っている内に、「火山へは行けません」という看板があったので、今回、火山見学は断念した。
    • 後でネットで調べてみると、野北海岸からの車道はあるようだが、別荘内を通らないとしたら、北側に回り込んで登るのだろう。しかし、道幅が狭く走行が難しいようである。
    • ウェブサイト「糸島ゲストハウス 前原宿ことのは」の「火山からの、糸島の絶景海岸線と、オススメの行き方!」によると、多くの人が野北海岸の反対側の志摩稲留(しまいなどめ)から上るとのことである。
    • 上の地図、志摩稲留から火山へのルートは、私の火山登山計画のために、上記サイト情報を基に書き加えたもので、実際に車で走ったり、歩いたりしてはいない。
    • 非常にいい天気になったので、野北海岸で車を駐め、休憩した。海岸へ出て、行動食を摂ったり、海の景色を写真に撮ったりしてしばらく過ごした。
    • この辺りの県道沿いにしゃれたカフェ、レストラン、料理屋、食堂などが多い。祝日なので、どの店も大いに賑わっていた。
  • 画像
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    野北海岸から、左の瀬は渡島
    野北漁港と、その背後の彦山
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    沖のコブ島
     
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    芥屋方面の景色
    左から、立石山、姫島、芥屋大門

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