山行記録

二丈岳

―2018年8月29日(水)―

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© 2018 Kengo Tachibana
Updated: August 29, 2018
Last modified: December 29, 2020


ball_magenta2.gif 山行概要
  • 山名(読み方、標高):二丈岳(にじょうだけ、山頂三角点:711.4m、岩上最高地点:720.3m)
  • 県名/山地・山群・地域など:福岡県/糸島市・二丈
  • 山行期日:2018年8月29日(水)
  • 山行形態:単独、日帰り
  • 日程
    • 移動:車で木の香ランドキャンプ場まで
    • 登山:9時〜11時10分
    • 移動:木の香ランドキャンプ場から車で
  • 日誌
    • 7月19日(木)/20日(金)、山犬切・積岩山の脊梁尾根歩きを楽しんだ。その後、盆前の山行も計画したのだが、酷暑のため、山登りの意欲が萎えてしまった。盆過ぎも猛暑は続き、山登りを躊躇していた。しかし、秋の登山シーズンを前に、身体(と精神)をある程度整えておくべきと思い、まず8月末、糸島の二丈岳と十坊山に登ることにした。いずれも、実歩行2時間以内の極めて軽い山登りである。
    • この日はお馴染み二丈岳。木の香ランド駐車場近くの登山口から登るつもりで、駐車場に車を駐め、ドアを開けて外に出ると、スズメバチが寄ってきて少々慌てた。また、アブが数匹車中に入り、追い出すのに苦労した。悪い虫たちが多い。そこで、登山口とその先加茂神社までの様子を調べてみた。
    • 登山口と森の中もアブが多いような気配が漂う。さらに車を進めると、深江から登ってくる一の原林道は通行禁止となっているのが分かった。加茂神社は二丈渓谷に沿う登山道(かつての生活道で小・中学生たちが通った道)の終点であるが、本殿前の広場はきれいに清掃されている。ただ、数年前ここにあった水道はなくなっていた。車から降りてみると、ここでもアブが飛んできた。
    • というわけで、登山口から森の登山道に入ると虫たちに襲われる可能性が高いので、このコースは避けることにした。秋が深まり、寒さを感じるようになるまで、この登山道は避けた方が無難と思われる。結局、木の香ランドキャンプ場から道幅が広く、風通しのよい林道を登ることにした。
    • キャンプ場の炊事棟前のベンチで軽く朝食を摂り、林道を終点広場まで歩き、そこから登山道を登った。虫たちに襲われることはなかった。もっとも、数回アブが飛んできたのだが。
    • 気温が高く(頂上、10時頃の気温33℃)、登山者はいないだろうと思っていたのだが、予想に反し4人の登山者と出会った。頂上に着くと先客の年配の男性が一人、彼はゆらんりんこ橋から二丈渓谷、登山口、登山道、林道終点広場経由のコースを登ってきたとのこと。「アブなどの虫はどうでしたか。」と尋ねると、「多かったです。」という答えだった。また、下山中植林帯で初老のカップルさんとすれ違ったが、二人は私が避けた登山口から登ってきたようである。虫のことを尋ねると、やはり「多い」ということだった。
    • 林道広場を通過、かなり下ったところで、林道を登ってくる30歳代の外国人男性と出会った。問われたので、出会った他の登山者のことなど話した。彼は浮嶽に登ってきたということなので、また虫のことを尋ねると、浮嶽は非常に虫が多く、難儀したとのことである。私自身、数年前の真夏女岳に登った折、沢山のアブたちに襲われ、5箇所ほど刺されて、ひどい目に会ったことがある。真夏、二丈四座(二丈岳、女岳、浮嶽、十坊山)に登る場合、山と登山コースを選ぶ必要があるようだ。アブの多い期間、浮嶽と女岳は登らないほうがいいと思われる。
    • ただ、ゆらりんこ橋の駐車場には10台くらい車が駐車していたので、渓谷遊びの人は案外多いのかも知れない。

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ball_magenta2.gif 二丈岳登山記録
  • 概要
    • 天候:晴
    • 行程:真名子・木の香ランドキャンプ場から往復、全行程2時間10分、実歩行4.2km/1時間40分、休憩等30分

  • コース地図・時間

    木の香ランドキャンプ場前駐車地09:00→[林道歩き、30分]→09:30林道終点広場09:40→[25分]→10:05二丈岳10:25→[往路と同じコースを戻る、45分]→11:10木の香ランドキャンプ場前駐車地
    【トラックデータ】カシミール3D GDBファイル:20180829_二丈岳.gdb
    【トラックグラフ】距離・標高


  • 登山状況
    • キャンプ場から100mほど舗装林道である。その先、所々舗装されているが大部分未舗装で、春とは大違い、草木が生い茂り、道を塞ぐ箇所が多い。道そのものも、この間の大雨のためであろう、深く抉れ荒れたところがあり、また、終点広場の手前など、右手の土手が所々崩落している。到底車は通ることができないだろう。
    • 林道歩きは約30分。木陰は幾分涼しいが、日を浴びる区間はきびしい。気温は30℃以上のはずで、終点広場に着く頃には、汗びっしょりで、ここで10分間休憩した。
    • 広場から登山道に入る。不思議なことに虫がいない。急登箇所もあるが、植林帯の中で日が射さず、風も通るので心地よい。最後の急坂をひと登りし、広場から25分で山頂に飛び出した。
    • 最高地点の大岩まで登ると、360℃の大展望だが、一帯に樹木はなく容赦なく日が照りつける。頂上に設置された気温計は33℃を示していた。写真を撮ったりしてここで5分ほど過ごし、少し下の木陰で休んだ。上空をアキアカネの大群が乱舞し、かすかに秋の気配が感じられた。
    • 下山は登ってきた道を引き返す。休憩は取らず、山頂から45分でキャンプ場に戻った。炊事棟の水道を使わせてもらい、頭部や顔などを洗い、ベンチで休憩した。ミンミンゼミやツクツクホウシの鳴き声が響き、ここでも秋の近づくのが感じられた。
ball_magenta2.gif アルバム
    :画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

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    木の香ランドキャンプ場
     
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    炊事棟の前で朝食
    快適だ
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    キャンプ場前駐車地
    登山開始
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    最初は舗装林道
     
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    すぐ未舗装になる
    大雨のため道は荒れている
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    ミズヒキソウ
     
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    ゲンノショウコ
     
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    ツリフネソウ 
     
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    林道終点広場手前
    土手崩壊箇所
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    林道終点広場
     
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    登山道入口
     
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    植林帯の道
    はじめは穏やか 
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    やがて急坂
     
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    再び平坦な道になる
     
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    最後の急登
     
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    ひと登りで山頂到着
     
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    「二丈岳山頂 711.4m」の標識
    右手に「二丈城址」
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    糸島半島の眺め
     
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    眼下、右:大入港、左:福吉港
    海の右手に姫島
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    南西、右は浮嶽、左は女岳
     
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    西、十坊山、ズームアップ
     
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    最高地点の岩の下にて
     
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    アキアカネの乱舞
     
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    下山開始
     
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    アサギマダラ
     
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    林道を塞ぐ夏草
     
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    道が深く抉れた箇所
    車は通れない

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