kenta Stained Glass

kenta ステンドグラス

朝露#2
−トクサ・ドクダミ・ヤマノイモ−

資料 & 作成記録


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redball.gif はじめにひとこと

    この作品は2004年に作成しました。福岡県展に出品し、ある賞をいただきました。その詳細は「作成メモ」「第60回(平成16年度) 福岡県美術展覧会」をご覧下さい。

    作品はその後ある方にところへ、もらわれて行きましたが、それが手元から去ると、力を入れて作成した思いがあり、一抹の寂しさを覚えておりました。そこで今回、その第2作を思い立ちました。そして、今年の1月18日に作成開始。

    2月5日(木曜日)、全ピースが整い一段落しました。そこで、ふとこの作品の資料と作成記録をウェブサイトにアップしてみようと思いました。その後、完成まで様々な画像を撮りました。それらを編集し、資料および記録として公表させていただきます。デジタル写真の画像の質が悪いのですが、ご覧いただければ幸いです。

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redball.gif 資料
    blue.gif デザイン

    yellow.gif サイズ

    アンドン本体:190×190×380mm
    ベース:300×300×24mm

    yellow.gif 第1作 原図(カラー) −2004.06.07−

    前々から構想していた作品全体の姿は、アンドン形式4面体、ベースは木製平版、トップ覆い(取り外し可能)、デザインのモチーフは自宅庭の植物たち、4面のデザインは連続することなどでした。

    この原図(カラー)を作る前に、自宅庭の植物たち、トクサ、ドクダミ、ヤマノイモの写生、それらのデザイン化で苦労しました。それらの3種の植物だけではどうしてもステンドグラスの作品として、パネルを構成するデザインは無理でした。そこで色々考え、実際にはなかった竹垣のイメージを利用するアイディァが浮かびました。結果的には、この大きな格子状の竹垣が作品全体の統一感を醸し出しているようです。

    実際の作成ではこの原図(カラーではない)のガラスピースをもとにしましたが、「トクサ」の大部分は1本トクサを1本のピースとしてガラスをカットし、節目をコパーテープを巻くだけで処理しました。

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    dscf0003.jpg
    DSCF0003.JPG
    4面全体
    dscf0012.jpg
    DSCF0012.JPG
    A面
    dscf0013.jpg
    DSCF0013.JPG
    B面
    dscf0014.jpg
    DSCF0014.JPG
    C面
    dscf0015.jpg
    DSCF0015.JPG
    D面


    yellow.gif第2作 −2009.01.18−

    第2作は、全体の構成、デザイン、材料・素材、作成方法など、第1作とほとんど同じです。しかし、デザイン(ヤマノイモのツル、小さな葉など)を少し変えたところがありますし、材料のガラスに色々違いがあります。

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    dscf0006.jpg
    DSCF0006.JPG
    4面全体
    dscf0008.jpg
    DSCF0008.JPG
    A面
    dscf0009.jpg
    DSCF0009.JPG
    B面
    dscf0010.jpg
    DSCF0010.JPG
    C面
    dscf0011.jpg
    DSCF0011.JPG
    D面

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    blue.gif ガラス・材料・部品など

    yellow.gif 使用ガラス

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    dscf0030.jpg
    DSCF0030.JPG

    dscf0043.jpg
    DSCF0043.JPG
    竹格子
    dscf0031.jpg
    DSCF0031.JPG
    葉(1)
    dscf0035.jpg
    DSCF0035.JPG
    トクサ(1)
    dscf0037.jpg
    DSCF0037.JPG
    葉(2)
    トクサ(2)
    dscf0039.jpg
    DSCF0039.JPG
    葉(3)
    dscf0042.jpg
    DSCF0042.JPG
    葉(4)
    dscf0048.jpg
    DSCF0048.JPG
    その他
    ドクダミ花、つぼみ
    トクサ先端




    yellow.gif ベース

    • ベース本体:300×300×24mm
      12mm合板2枚重ね、ウレタン塗装(ブラック)
      アンドン受け保護用1mm厚ゴム板
      底面保護布
    • 電気器具・部品など
      モーガルソケット(ガイシ製、E26用、白色)
      ソケット取り付け用部品:ニップル、ロックナット、ワッシャー、プラブッシング
      ガイシカバー
      プラグ付コード(2m)およびボタン式中間スイッチ
      電球:ナショナルパルックボール、スパイラル三波長形昼白色(ナチュラル系)22W(100形)


    yellow.gif その他

    真ちゅう棒:3×3mmおよび3×10mm
    ベースおよびアンドン上面カバー用ストッパー:3mm厚ゴム板
    ベース底面保護用:ビロード布(ブラック)およびその裏打ち和紙風厚紙

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redball.gif 作成
    blue.gif 全ピース

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    dscf0016.jpg
    DSCF0016.JPG
    4面
    dscf0017.jpg
    DSCF0017.JPG
    A/B面
    dscf0018.jpg
    DSCF0018.JPG
    C/D面
    dscf0020.jpg
    DSCF0020.JPG
    A面部分
    dscf0021.jpg
    DSCF0021.JPG
    B面部分(1)
    dscf0024.jpg
    DSCF0024.JPG
    B面部分(2)
    dscf0022.jpg
    DSCF0022.JPG
    C面部分
    dscf0023.jpg
    DSCF0023.JPG
    D面部分

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    blue.gif 各面(パネル) −ピース微調整、コパーテープ巻き、透過光確認、ハンダ付け−

    全ピースを一応作成して一段落ということですが、その後、コパーテープを巻く作業にはいる前に詳細に見てみると、ピースの間が窮屈だったり、やや間が空きすぎていたり、ピースの大きさや形を少し変更したくなったり、色々と手直ししたくなります。かなりの数、そのような加工や、新たにピースを作り直したりしました。

    さらに、各面毎に透過光の確認をしました。その後、コパーテープを巻き、各面を完全に表裏ともハンダ作業を済ませました。

    以上の製作過程の画像を以下に示しますが、各面の画像の数と種類がまちまちです。ご了承下さい。

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    dscf0054.jpg
    DSCF0054.JPG
    A面
    コパーテープ巻き済み
    dscf0061.jpg
    DSCF0061.JPG
    A面
    ハンダ付け済み
    dscf0063.jpg
    DSCF0063.JPG
    A面
    透過光確認
    dscf0067.jpg
    DSCF0067.JPG
    A面
    透過光確認
    (部屋の明かりをつけて)
    dscf0073.jpg
    DSCF0073.JPG
    A面
    裏面
    dscf0081.jpg
    DSCF0081.JPG
    B面
    コパーテープ巻き済み
    dscf0083.jpg
    DSCF0083.JPG
    B面
    コパーテープ巻き済み
    (部分)
    dscf0084.jpg
    DSCF0084.JPG
    B面
    コパーテープ巻き済み
    (部分)
    dscf0099.jpg
    DSCF0099.JPG
    C面
    ハンダ付け済み
    dscf0094.jpg
    DSCF0094.JPG
    C面
    透過光確認
    dscf0097.jpg
    DSCF0097.JPG
    C面
    透過光確認
    (部屋の明かりをつけて)
    dscf0088.jpg
    DSCF0088.JPG
    D面
    コパーテープ巻き済み

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    blue.gif アンドン本体組み立て

    このアンドン本体の組み立ての工夫、というか特徴は、上部の4辺と側面の4角の辺に 3×3mm の真ちゅう角棒を、下部の4辺に 3×10mm の真ちゅう材を取り付けていることです。これらの真ちゅう材は前もってハンダを表面に施しています。組み立てるとこれら真ちゅう材の部分のハンダにどうしても不揃いな凹凸ができてしまいます。それをヤスリとサンドペーパーで平らにして、すべての辺の線がすっきりなるように加工します。

    なお、下部の4隅は 3×3mm の真ちゅう角棒で補強しています。下の「その他」の画像をご覧下さい。

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    dscf0103.jpg
    DSCF0103.JPG
    A/B面
    dscf0105.jpg
    DSCF0105.JPG
    B/C面
    dscf0104.jpg
    DSCF0104.JPG
    C/D面
    dscf0102.jpg
    DSCF0102.JPG
    D/A面

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    blue.gif アンドン上面カバー

    この上面のカバーの外側と内側も 3×3mm の真ちゅう角棒を取り付けています。ストッパーは 3mm 厚ゴム板を 6mm幅に切り、両面テープで接着しました。

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    dscf0107.jpg
    DSCF0107.JPG
    ブラックパティーナ処理
    dscf0130.jpg
    DSCF0130.JPG
    アンドン本体への取り付け
    dscf0138.jpg
    DSCF0138.JPG
    裏面
    dscf0139.jpg
    DSCF0139.JPG
    裏面(部分拡大)

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    blue.gif ベース

    木製ウレタン塗装のベース上面にはアンドン本体の底面と同じ広さの保護用1mm厚ゴム板、およびストッパー(アンドン上面カバーと同じ)を、底面全体には保護用布を付けました。

    底面の保護用布は、水で薄めた木工用ボンドを用いて和紙風厚紙(引きの強い、黒色)の裏打ちをした薄手ビロード風布(黒)です。布のベースへの接着には幅の広い両面テープを利用しました。

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    dscf0142.jpg
    DSCF0142.JPG
    ベース全体
    dscf0145.jpg
    DSCF0145.JPG
    部分拡大
    dscf0147.jpg
    DSCF0147.JPG
    裏面

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    blue.gif 完成

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    dscf0109.jpg
    DSCF0109.JPG
    A面

    dscf0111.jpg
    DSCF0111.JPG
    A面フラッシュ

    dscf0115.jpg
    DSCF0115.JPG
    B面

    dscf0116.jpg
    DSCF0116.JPG
    B面フラッシュ

    dscf0119.jpg
    DSCF0119.JPG
    C面

    dscf0120.jpg
    DSCF0120.JPG
    C面フラッシュ

    dscf0122.jpg
    DSCF0122.JPG
    D面

    dscf0123.jpg
    DSCF0123.JPG
    D面フラッシュ

    dscf0126.jpg
    DSCF0126.JPG
    A/B面

    dscf0127.jpg
    DSCF0127.JPG
    B/C面

    dscf0128.jpg
    DSCF0128.JPG
    C/D面

    dscf0129.jpg
    DSCF0129.JPG
    D/A面

    dscf0131.jpg
    DSCF0131.JPG
    A面部分

    dscf0132.jpg
    DSCF0132.JPG
    B面部分

    dscf0134.jpg
    DSCF0134.JPG
    C面部分

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    blue.gif その他

    「各部」の画像で、左のベースのストッパーが4隅だけに付いてますが、これは上の「ベース」の画像にあるようにゴム板に直しております。

    :各画像をクリックすれば大きな画像になります。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)

    dscf0136.jpg
    DSCF0136.JPG
    各部
    左:ベース
    右上:アンドン本体
    右下:カバー
    dscf0148.jpg
    DSCF0148.JPG
    本体内部全体(上から)
    dscf0149.jpg
    DSCF0149.JPG
    本体内部(部分拡大)
    dscf0150.jpg
    DSCF0150.JPG
    本体内部(部分拡大)
    底部隅に補強の真ちゅう棒
    dscf0151.jpg
    DSCF0151.JPG
    本体底面隅拡大
    補強の真ちゅう棒

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Created: February 05, 2009
Updated: January 23, 2012