kenta Stained Glass

kenta ステンドグラス

2004年作成メモ

−2004.01.01 〜 2004.12.31.−

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redball.gif No.0401 クリスマスツリー 「タンネンバウム」(2004.01.)

    例年、年末が近づくと教室ではクリスマス関係の作品が作られます。昨年、その一つとして比較的大きな樅の木がありました。これは、2cm幅のガラスで一段正三角形の「輪」を作り、全体が円錐形になるように18段互い違いに組み上げる、というものでした。

    私も作ってみようと思いましたが、その時、2cm 幅の半分、1cm 幅、36段組みにしてはどうか、と考えたのが一種の「間違い」だったようです。ピース数が多くなるのは覚悟していましたが、当然のことながらすべての作業が複雑になりました。すべての角に取り付ける「ナインピン」、全体の組立の作業、ランプの選定、デザイン上必要と思われた「鉢」の追加および樅の木と鉢の結合要領の工夫、掃除のための分割方法、アンティークパティーナ作業のややこしさ、などなど。

    これでは昨年のクリスマスに間に合うはずもなく、とうとう年を越し、1月末に完成しました。以下、少し詳しく画像を掲示いたします。

    blue.gif 完成全体像

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    blue.gif 各部

    以下の各部を画像左から順に、下から上へ積み上げていきます。

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    ウッドベース
    と鉢
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    ウッドベース
    と鉢(拡大)
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    鉢と樅の木の
    結合部
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    樅の木(下部)
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    樅の木(上部)
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    トップ飾り
    (本来は星)


    blue.gif 組み立て

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redball.gif No.0402 & No.0403 木口(断面)重ね四面タワー「クリスタルタワー・ツイン」(2004.02.)
 (No.0402:ローズ & No.0403:ベージュ)


    この作品は本来「ステンドグラス」とは言えません。鉛線を用いているわけでもないし、コパーフォイルによるハンダ作業もしていないからです。その基本的技法は、接着剤(完全無色透明)で固着することによってガラス片を積み重ねる、という単純なものです。

    そもそもこのような技法による試作を思い立ったのは、テラリウム作成のために、透明平版ガラス(厚さ 3mm)の同じ大きさのピ−スを積み重ねていた時でした。積み重ねられたそれらのピースの木口(切断面)の面にある種の美しさを感じたのです。

    今回初めてこのようなタワー形式の作品作成を試みたわけですが、その直接的きっかけは後の画像で示す既製品の透明ガラスベースを入手したことです。この正方形のベースの上に透明なガラスの木口(切断面)の積み重ね面(4面)のタワーのイメージができました。

    blue.gif クリスタルタワーの画像

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    ツイン
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    ツイン
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    ツイン
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    ローズ
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    ローズ
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    ベージュ
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    ベージュ


    blue.gif 部品(下の画像の簡単な説明)

    ■ 部品1:ベースとタワー本体
      ベースは既製品。タワー本体は、10mm x 75mm(厚さ 3mm)4枚で一段、それを66段交互に(この「交互に」の意味を言葉で説明するのは困難で、いつになるか分かりませんが後ほど図で示すことにします。)、一番上にトップ固定のためにさらに2段重ねる。
    ■ 部品2:ベース
      ソケットの口金のサイズは 12mm(E12)、電球はシャンデリア球25W。
    ■ 部品3:タワー本体
      電球の熱を逃がすために、下部とトップにそれぞれガラス2枚分の隙間を設ける工夫をしました。
    ■ 部品4:トップ
      画像は上下逆です。四隅の小さな透明ガラスピース4枚の積み重ね(接着剤で固着)は、トップの固定と空気抜きの隙間のためです。このガラスはランバーツ、オパック、ゴールドピンク(ローズ、「タワーベージュ」の場合は同ベージュ)。
    ■ 部品5:内面覆い
      タワーの内側の面に、ぴったりと4枚のガラス(トップのガラスと同じ)をかぶせます。それらのガラスの縦の辺は 45度削って角を合わせています。なお、この4枚のガラスはお互い、またタワー本体と接着剤で固着してはいません。したがって、同じ大きさのピースを作れば気分次第で異なった味わいのガラスの透過光を楽しむことができるはずです。


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    towerbuhin01.jpg
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    部品1
    ベースと
    タワー本体
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    部品2
    ベース
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    部品3
    タワー本体
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    部品4
    トップ
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    部品5
    内面覆い

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redball.gif No.0404 ミニチュアハウス 「ローズアイ」(2004.02.)

    この4月上旬、3年ぶりに「教室展」が開かれます。その展示会の一つの企画として、生徒がミニチュアハウスを少なくとも一つ作り、それらを集めて全体を一つの町として配置してみようということになりました。この「ローズアイ」はそのためのミニチュアハウスです。

    「ローズアイ」というタイトルは東面玄関上部、バラ色の目の形をした窓(ガラスはランバーツオパック、ゴールドピンク)によります。

    棟、南北の軒先を除いて(瓦の特徴を出すため)、煙突、出窓も含めすべての辺と角には真鍮3mm角棒を取り付け、直線を強調しました。

    全体の図面を描くに当たって、1・2階の間取りをある程度考えました。また、縮尺はミニチュアハウスの10mmが実寸では750〜900mmになります。

    地下室、車庫、エクステリアなども構想しましたが、今回製作するのは中止しました。広い空間を占領するということと、かなりの大仕事になりそうだったからです。これはまたの楽しみ、にしておきます。

    blue.gif フラッシュによる画像(上段一番左のベースと電球を除く。)

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    minihouse00.jpg
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    電球は
    5Wを3球
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    東面
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    北西
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    南面
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    南東
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    北東


    blue.gif 夜、電灯の明かりの下

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    東面
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    北東
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    北西
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    南西
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    東面上方より


    blue.gif 昼、自然光と部屋の電灯の明かりの下

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    南東
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    南面
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    西面
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    北東
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    東面

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redball.gif No.0405 アンドン 「朝露 −とくさドクダミやまのいも−」(2004.07.)

    前々から構想を温めていたアンドンを作成しました。

    特徴としては、すべての辺と角に 3x3mm の真鍮角棒を取り付けたこと、底辺はさらに 3x10mm の真鍮板で補強したこと、上面に空気抜きのスペースを空けた覆い(取り外し可能)をしたこと、ウッドベースを作成しその上にストッパーなどを施してアンドンを設置するという全体のデザイン上の工夫をしたこと、などです。

    図面を仕上げるまでにはずいぶん時間がかかりました。また、ピース数が 700〜800 と多くなり(数がはっきりしないのは、作成の途中でいろいろの事情によってピースを増やしたり減らしたりしたからです)、しかもかなり小さなものも多かったので、なくならないように気をつけながらのそれらの整理整頓が大変でした。

    用いたガラス素材は主としてココモです。ほんのりとした、かつ、さわやかな透過光が得られたと思います。例によって例のごとく、私のデジタルカメラ撮影による以下の画像ではその実際の味わいは表現不可能です。

    blue.gif 4面それぞれ単独の図柄

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    A 面
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    B 面
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    C 面
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    D 面


    blue.gif 2面接続の図柄

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    A/B 面
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    B/C 面
    asatsuyu008.jpg
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    C/D 面
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    D/A 面


    blue.gif その他

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    上部から
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    やや近くから
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    部分


    blue.gif 各部分(フラッシュ撮影)

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    自作木製ベース
    合板、ウレタン塗装
    中央部ゴムシートおよびストッパー
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    上面覆い(表)
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    上面覆い(裏)
    4辺にゴム製ストッパー
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    アンドン本体

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redball.gif No.0406 ランプシェード 「ポピーバッズ −ブルー−」(2004.08.)

    この作品はちょうど4年前の2000年8月の作品「No.0005 12面体スタンド "Poppy buds"」の2作目で、デザインは、Fowler, Kim(Australia): "Poppy buds", Art Nouveau Lampshades & Mirrors, Kangaroo Press, P.28. を利用させていただいたものです。

    blue.gif 画像

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redball.gif  No.0407 & No.0408 ランプシェード 「満月(フルムーン)」#1 & #2(2004.10.)

    サンゴーバンの一枚のガラス元板からこのような全く同じ作品を二つ作りましたが、黄色の模様の濃淡と流れの違い、一番下のピース群のごくわずかなサイズと傾きの差違などによって、全体の感じが微妙に異なるようです。

    今はこのようなベースを用いていますが、ランプのデザインにあわせて、もっとシンプルな、例えば陶製のボディーを持ったベースの上に乗せた方がいいのかもしれません。これは後日試してみたいと思っています。

    blue.gif 「満月(フルムーン)#1」の画像

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    blue.gif 「満月(フルムーン)#2」の画像

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Created: February 03, 2004
Updated: January 23, 2012