kenta Stained Glass

kenta ステンドグラス

2006年作成メモ

−2006.01.01 〜 2006.12.31.−

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目次




redball.gif 1月完成の作品

以下の3作品は昨年末から相前後して作り始めましたが、並行して作業を進め、以下の記載順に今年2006年正月半ばまでに完成させました。これらはいずれも新しい作品ではなく、過去作成したものの2作目、あるいは3作目です。そのため作成要領が分かっていたので、短時間に仕上げることができました。反面、確かに作成の面白さに欠ける面がありました。以下それぞれについて、簡単なコメントと画像を掲げます。

yellow.gif  No.0601 三灯ランプ「小さな月のワルツ#2」(2006.01.)
    2005年8月作製の三灯ランプ「小さな月のワルツ」(No.0505)と同じですが、先端のガラスが異なります。この第一作はある方にもらわれていき、少し寂しくなりました。そこで、幸いにも同じベースとガラス(サンゴーバン)がありましたので、全く同じものを作りました。

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yellow.gif  No.0602 ランプシェード「満月(フルムーン)#3」(2006.01.)

yellow.gif  No.0603 ランプシェード「サハラ」(2006.01.)
    デザインは「アンダルシア」(No.0503)と全く同じですが、メインのガラスはブルズアイの同じ種類の色違い(ベージュ)です。全体は砂漠とオアシスのイメージです。

    最初裾のピースをランバーツのベージュのオパックにしていたのですが、電灯のスイッチを入れると、これでは上部メインのガラスとほとんど同じ色彩で区別がつかず、全体としてしまりがありませんでした。そこで、裾のそれらのピースの裏側に、同じ大きさのグリーンのピースを重ねました。メインのガラスから砂漠のイメージだったのですが、裾のグリーンがオアシスになりました。

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redball.gif No.0604 背面光源ケース付パネル「ポパイのパパの父」(2006.03.)

    歌川国芳という幕末の特異な浮世絵師の一連の寄せ絵(または嵌め絵)の一つ「人をばかにした人だ」をステンドグラスでパネル第二作として作ってみました。その際、第一作同様この大判錦絵独特の線の面白さを生かすために、あくまでも原画のラインを忠実に再現することを作製の基本にしました。結果的には、背景を大きな格子模様にカットした外は、原画再現に成功したと思います。

    背景以外の原画のラインなどの再現のために今回はいろいろな技法を用いました。例えば、ガラスをカットしてコパーテープをまく通常の処理、コパーシートの切り抜き(髷)もしくは切り取り(首、顔面、額)による線描、ガラス用絵の具の、筆による直接的描き込み(入れ墨、吹き飛ばされる紙切れの模様)やマキシングテープを用いた線描(着物の模様や折り目)、などなどです。

    このパネル全体は、四辺をケイムの縁取りをした上でさらにアルミの額をつけ完成しました。しかし、この作品の特異性の表現のためには安定したバックライトが必要であり、背面に木製ケースを取り付けその中に光源を確保しました。

    この原画は顎の突き出し具合や全体の雰囲気などから「ポパイ」といわれることがあるので、第一作は「ポパイのパパ」という題名にしましたが、しかし、この原画の作製年(1848-51年頃)とアメリカでのポパイの誕生年(1929年)から、この「人」はポパイ本人ではなく、その祖父と見なす方が妥当であり、今回は「ポパイのパパの父」というタイトルにしました。

    yellow.gifデータ
    1. 種別:背面光源ケース付パネル
    2. 光源:40W級球形蛍光灯ネオボール4個
    3. 寸法(全体)
      • たて:555mm
      • よこ:390mm
      • 高さ(厚さ):130mm


    blue.gif 画像1(全体)

    パネルは背面電源ケースから簡単に取り外しできるように工夫しました。

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    明かりを消して
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    明かりを付けて
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    パネルのみ(表)
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    パネルのみ
    (裏、全面すりガラス付き)



    blue.gif 画像2(部分)

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    blue.gif 画像3(背面ケース)

    背面ケースの上辺と下辺の面にそれぞれ4カ所、空気抜きのための丸い穴を開けています。

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redball.gif No.0605 オブジェライト「クリスタルミニタワー −ゆめホタル−」(2006.03.)

    この作品の基本的技法などについては、次の作品「No.0606 エコロジカル・ナイトライト(常夜灯・エコライト)『ゆめホタル』(2006.03.)」をご覧ください。

    そこで触れていますように、この技法でこれまで作成した二つの作品、つまり、クリスタル(ミニ)タワーとナイトライトをそれぞれ単体としてではなく、「夢幻」の雰囲気を表現すべく、現在入手できるLED電球の5種類の色に合わせてガラスの積み重ねの高さの異なる5個のタワー(ただし、「ゆめホタル」の形式)を一つの作品として総合したものです。5個のタワーの高さ、色、配置のバランスや全体のデザインなどについての試行錯誤が面白く感じられました。

    yellow.gifデータ
    1. 種別:オブジェライト
    2. ベース
      • 全体:杉無垢材クリアウレタン塗装つや消し
      • 各タワー:床柱無垢材(材木名不明)クリアウレタン塗装つや消し
    3. 寸法(全体)
      • たて:333mm
      • よこ:630mm
      • 高さ:280mm


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redball.gif No.0606 エコロジカル・ナイトライト(常夜灯・エコライト)「ゆめホタル」(2006.03.)

    この作品の基本的技法は、ガラス用接着剤で固着することによってガラス片を積み重ねる、という単純なものです。この技法による試作を思い立ったのは、テラリウム作成のために、透明平版ガラスの同じ大きさのピ−スを積み重ねていた時でした。積み重ねられたそれらのピースの木口(切断)の面にある種の美しさを感じ、この面の美を生かす作品のデザインを工夫しました。最終的に、横断面が正方形、透明ガラス木口面積み重ねの四角柱タワーのイメージができました。

    具体的にはクリアガラスのピースを四角形に並べ、接着剤を塗って上に重ねてゆく、という作業になります。この技法でこれまで二種類のランプ(ライト)を作りました。ひとつは、66段重ねた「ミニタワー」型のランプ、もうひとつがこのナイトライト(常夜灯)「ゆめホタル」です。

    詳細は次の「ゆめホタル」のウェブページをご覧ください。:「ゆめホタル」(ここをクリックしてください。)

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redball.gif No.0607 ランプシェード「霧氷#1 −雲仙・妙見−」(2006.08.)

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redball.gif No.0608 ランプシェード「霧氷#2 −雲仙・普賢−」(2006.08.)

    このランプは前作のランプシェード「霧氷#1 −雲仙・妙見−」(No.0607、2006.08.)と同じデザインです。ただ、妙見よりも少し大きく、また、各ピースの高さが同じです(妙見では上の方がだんだん高さが低くなっていました)。雲仙の冬の普賢岳のイメージです。

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Copyright (c) 2006 Kengo Tachibana
Created: January 19, 2006
Updated: January 23, 2012