kenta Stained Glass

kenta ステンドグラス

2007年作成メモ

−2007.01.01 〜 2007.12.31.−

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目次




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No.0701 窓用パネル「葡萄」(2007.03.)

    福岡市城南区のT邸、玄関ホール北面高窓のパネルです。初めての本格的建物用パネルでした。窓枠にきっちりと寸法を合わせなければならず、神経を使いました。

    依頼主の希望で「葡萄」をモチーフとすることになり、デザインを装飾工房「瑞緒」にお願いしました。きちんとしたデザインができたのですが、背景の模様を変更しました。この家の北面と東面1階のほとんどの窓に、防犯のための金属製格子枠が設置されており、その縦長菱形の格子にこのパネルの背景も合わせることにしたのです。そのため、葡萄の図柄をいくらか修正しました。

    背景のガラスの選定に悩みましたが、最終的にランバーツのクラッケルにしました。リズムを出すために、クリア、グレー、ブルーの3種を組み合わせました。

    コパーホイル方式で作成したパネルをケイムで、さらに全体をアルミ枠で囲いました。このアルミ枠は「ルオー工房美術研究所(北 幹雄氏)」の製品なのですが、現在生産停止とのことです。北様にお願いして、特別にわけていただきました。ありがとうございました。

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redball.gif No.0702 ランプシェード「黄色いサクランボ」(2007.03.)

    上の、窓用パネルがほぼできあがったところで、単純な作業をしたくなり、このような小さな作品を作りました。作業は単純でしたが、ピース数が多く、細かな作業もあって、思いのほか手間がかかりました。

    所々きらめいているのはスーパークリアドロップの小さな玉です。これは光学用ガラスを素材としたもので、すばらしいきらめきが得られます。これより大きな玉を、昨年8月作成した「霧氷#1 −雲仙・妙見−」「霧氷#2 −雲仙・普賢−」でも用いました。

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redball.gif No.0703 ランプシェード「黄色いサクランボ#2」(2007.03.)

    前作「No.0702」と全く同じデザイン、素材、ただ、ベースが異なるだけです。しかし、ベースが異なるだけなのに、全体の雰囲気が違ってきます。この2作品を並べてみますと、前作は男性的、この作品は女性的なのです。こんな感じを抱くのは私だけなのかも知れませんが。

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redball.gif No.0704 ランプシェード「ドラゴンフライ」(2007.08.)

    2007年4月、ステンドグラスの作成練習を始めて満7年、この区切りを機として初めてのティファニーレプリカ製作。これまで、ティファニーのレプリカの作成は何となく避けてきました。その理由として、プラスとマイナスがありました。プラスの理由は、自分のオリジナリティーを大事にするべきである、ということ。マイナスの理由は、とてもティファニーにはかなわない、ということ。しかし、それを避けたままでは気分的にも形式的にも格好が付かないので、今回思い切って挑戦してみました。

    作成の対象は最もティファニー的なものの一つ「ドラゴンフライ(蜻蛉)」の「22"」にしました。この決定には、長崎島原半島、雲仙のあるホテルでのドラゴンフライのレプリカとの出合いがあるのですが、これについては別に述べる機会があるかも知れません。

    作成の構想は1年前くらいから練っていました。ガラス、オディッセイのランプフォーム、付属品のドラゴンフライ22"用フィリグリーやジュエルなどを準備し、実際に作成を始めたのは今年の5月くらいだったと思います。ガラスの選定、組み立ての方法と順序など、ゆっくり、かなり慎重に吟味しながら作成をすすめました。

    ところで、これはティファニーのレプリカです。そこで、今回はできるだけオリジナルに忠実に、ということを目標にしました。参考にしたのは、「ルイス・C.ティファニー庭園美術館」(島根県松江市、現在は閉館されています。)の解説書・カタログ「アール・ヌーヴォーとルイス・C.ティファニーの世界 日本美術へのオマージュ」(監修:堀内武雄、2001年)、93ページ「テーブル・ランプ:蜻蛉」です。ただし、ベースは上に述べた雲仙のホテルのものと同じく「Odyssey LB Lamp Bases "LB397 Perforated Base"」、キャップは「レプリカパーツ(Kシリーズ)K-ティアドロップキャップ5"」です。

    作成上の工夫としては、蜻蛉の羽根の上下の縁を、内側から径2mmの銅線で補強し、さらに下の羽根の縁にハンダの幅を太くするために径1.2mmの銅線を取り付けました。また、各蜻蛉の羽根の重なるところにどうしても空間が生じるのですが、それを銅線をハンダ付けすることによって埋めました。これらの工夫によって、シェードの下部が大変丈夫になり、変形の心配が全くなくなりました。

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Created: March 05, 2007
Updated: January 23, 2012