kenta Stained Glasskenta ステンドグラス2002年作成メモ目次 (No.0107)「ピラミダルU 石材ベース」(2002.02.)
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ランプ本体とベース結合の工夫 「ピラミダルU」ベースの赤御影石をさがしました。ある大きな「DIY(Do it yourself!)」の店で適当な石材(300x300x20mm)を見つけました。これは上面のみが磨き上げられた敷石用の建材(恐らく中国産)で、全体が白っぽくて、本来私の思い描いていた「赤御影」とは異なります。しかし、サイズがぴったりだし、何といっても値段が大変安かったので(数百円)、妥協しました。 この石材の中央に径 10mm の穴をあけ、側4面を砥石やペーパーなどで磨き、ベースとして仕上げました。さて、このスパイダーとランプ本体を結合するための工夫をうまく説明できるがどうか不安ですが、以下述べてみます。 このベースにランプ本体を浮かせるための自作装置を取り付けました。基本的には本体を支えるのは4脚スパイダーですが、これだけでは本体の全重量を支えきれないと思い、厚さ 2mm の真鍮板(180x180mm)をスパイダーの下に添えて補強することにしました。(下の一番左の画像) 真鍮板上にハンダで固定しているスパイダーの「脚」のように見えるは、実は内径 3mm の真鍮パイプで、そのパイプの中に本来のスパイダーの「脚」を中心から 50mm ほど入れています。さらに、このパイプの中には適当な長さ(およそ 40mm)の「押しバネ」が入っています。このパイプにさらに、適当な(必要な)長さの真鍮棒(径 3mm、本来のスパイダーの脚と同径)を入れます。この真鍮棒は「押しバネ」の作用で 30mm ほどパイプの中に押し込むことができます。この 30mm の真鍮棒の「動き」が、ランプ本体をスパイダー(ということはランプベース)に結合することになります。(下の左から二番目の画像) ランプ本体の裏面全体は下の左から三番目の画像のようになります。この 4 角を真鍮板で補強した上、中央に角から中心に向かって内径 3mm の真鍮パイプ(上記真鍮パイプと同じ)をハンダで固定します。この 4 角のパイプの中に上記の「動く」真鍮棒を差し込むわけです。(下の左から四番目の画像) ただし、ランプ本体とベースの上下の間隔が 30mm ほどしかありませんから、ランプ本体と石材ベースのそれぞれの角を一致させたまま、4 角のパイプの中に「動く」真鍮棒を差し込むことはできません。そこで、角のパイプに真鍮棒を差し込む際は、スパイダーを45度回転させて作業します。その後、ランプ本体と石材ベースの 4 角を合わせて完成です。(下の一番右の画像) (注:各画像をクリックすれば大きな画像。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
No.0202「月影」(2002.04.)
約半年前、ティファニーレプリカのベース「イーグル」を購入して以来、このベースに合うランプのデザインをあれこれ考えておりました。最終的にこのような「六角釣灯籠」のイメージが形をなしました。この背景には、あの安芸宮島の厳島神社の回廊を飾る釣灯籠があります。 ランプのデザインを決定する前に、ランプの大きさ、ベースとのバランスなどを確定するためにいくつも紙で試した後に、主としてクリア平版ガラスを用いて試作品を作りました。(次の二つの画像) (注:各画像をクリックすれば大きな画像。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
この試作品のトップにはキャップをつけて実際につり下げてみました。その後、トップをガラスでふさいで、一種のテラリウムとして用います。その目的で最初から2面をオープンにしておりました。 ランプの画像 このランプの屋根と6面の縁のガラスはブルーのイリデセント(ブルズアイ社)なのですが、そのために、このランプは中の電球を灯すか否か、部屋の明かりを灯すか否か、昼間か夜の暗がりか、などなどの状況の変化によって様々な表情を見せてくれます。 (注:各画像をクリックすれば大きな画像。各ブラウザの「戻る」ボタンでこのページへ。)
No.0203「Pyramidal III:やわらかいピラミッド」(2002.12.)
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